Oracle Enterprise Linuxとは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のクローンディストリビューションの名前である。
概要
Oracle社がRed Hat社が無償公開したソースコードより、同社の商標、商用パッケージなどを含まない形で制作しているディストリビューション。いわゆるRHELクローンである。
2006年(日本では2007年)、Oracle社はOracle Unbreakable Linuxという、RHELをRed Hat社に代わってサポートするサービスを開始。これにともない、完全なRHELクローンであるOracle Enterprise Linuxを無償でダウンロードできるようにした。
ただし、最新パッチの入手だけでも有料のサポート契約を締結する必要がある。エンタープライズ用途としてはデファクトスタンダードであるRHELをRedHat社とは違う料金体系で提供しているので、ユーザは選択肢が広がったと言える。
また、知的所有権の訴訟などが起きた場合でも、Oracle社が全ての責任を負うとしているのが特徴。これりよりLinuxベースのOSの導入に消極的だったユーザにも、その採用を訴求できるとしている。
関連商品
関連項目
外部リンク
- 日本オラクル、「Oracle Unbreakable Linux」サポート・プログラムを開始
- Oracle Unbreakable Linux FAQ
- 日本オラクル、Linuxサポートサービス「Unbreakable Linux」を国内で開始 - Enterprise Watch
- 1
- 0pt