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PC98とは、マイクロソフトインテルコンパック現在ヒューレット・パッカード)が提唱したハードウェア仕様である。

概要

1997年に3社が提唱したハードウェア仕様は、Windows 98およびそれ以後のパソコンに対する要仕様であった。
特に強調されたのが、レガシーインターフェースの排除であった。

従来のAT互換機では、キーボードマウスの端子としてPS/2を、外部拡バスとしてISAバスを搭載していた。
しかしPC98規格ではそれらが排除され、外部周辺機器のインターフェースとしてUSB、拡バスとしてPCIのみに集約することを提唱した。

これにより、インターフェースの簡略化、ハードウェア設定の自動化、入出処理の高速化を推し進めた。
同時にレガシーインターフェースを必要としていたMS-DOSとの互換性を排除し、32ビットWindows環境への移行を促す的もあった。

日本での影響

この仕様を最も積極的に受け入れたのがNECであった。
同社は独自規格のPC-9800シリーズWindows向けに最適化していったが、従来のMS-DOSPC-9800シリーズハードウェアソフトウェア資産が足かせとなって、AT互換機との競争に負けつつあった。

そこでNECはこれらの資産を捨てて、AT互換機と同じ土俵に立ちつつも、先進的な仕様を受け入れることで他社を出し抜こうという作戦に出た。
そして発表されたのが「PC98-NXシリーズであった。基本構成はAT互換機ベースであったが、PC98規格を取り込むことで新しいパソコンとして売り込もうとした。

しかしユーザーからはAT互換機との互換性がない全く別規格のパソコンだという誤解が広がり、売り上げが低迷してしまった。
結局NECは、AT互換機資産を一部利用できることをキャッチコピーに入れざるを得なかった。

その後、他社もレガシーインターフェースを排除したパソコンを売り出したことで、NECの先進性は失われ、単なるWindowsパソコンの一ベンダーとなってしまった。
現在ではシェアを落とし、富士通薄されている。

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