Plus Ultra(プルス ウルトラ)とは、
である。本項ではその両方について記述する。
概要
ラテン語で「もっと先へ、もっと向こうへ、更なる前進」を意味する言葉。
起源はジブラルタル海峡近くにあるヘラクレスの柱と密接に関係していると言われている。
これは「Nec Plus Ultra(ネク プルス ウルトラ)」、訳すると「この先には何もない」(当時のローマ神話においてジブラルタル海峡は世界の果てとされていた)という警告を発しており、船員たち、探検家たちがそれ以上進まないための警告として役に立っていたという。
カルロス1世は相談役であるルイージ・マルリアーノの提案を受けて「Plus Ultra」のモットーを採用。これは上記のような警告を超え、「リスクをとってさらに前進すること」を推奨するものであった。
後にこのモットーは、スペインの探検家達がヘラクレスの柱を超えて新世界を目指すことを勇気づけることでも使われている。
前述のように現在はスペインの国のモットーに採用されており、国旗と国章にはヘラクレスの柱と共にこの銘文が刻まれている。情熱の国らしい前向きなモットーであると言える。
その他、スペイン人による使用としては、大西洋横断飛行を成功させた飛行艇「プルス・ウルトラ号」、名門サッカーチームであるレアル・マドリードのリザーブチーム「ADプルス・ウルトラ」(現:レアル・マドリード・カスティージャ)などが挙げられる。
創作作品上のスペイン系登場人物としては、Apex Legendsのオクタンなどがこのフレーズを使用している。
雄英高校の校訓としての”Plus Ultra”
上記のように基がラテン語なので、こちらも読みは「プラス ウルトラ」ではなく「プルス ウルトラ」である。
ただし意味合いとしては、ナポレオンの発した言葉『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者のことである』が基になっている。
自然災害や大事故・身勝手な敵(ヴィラン)達といった、いつどこからくるかわからない災厄という理不尽にまみれた日本において、雄英高校、特にヒーロー科に属する生徒たちの目指す「ヒーロー」はそういった理不尽(ピンチ)を覆していくものである。
故に雄英は3年間全力で生徒たちに苦難を与え続け、それを乗り越える強さを身につけさせる。
それが雄英高校校訓「Plus Ultra(更に 向こうへ)」である。なのでどちらかと言えば「困難を乗り越えて行け」といった意味合いが強い。
『僕のヒーローアカデミア』という作品を象徴する言葉の一つであり、単行本裏のあらすじも毎回この言葉で締めくくられている。
関連静画
合言葉的な言葉故か、僕のヒーローアカデミアのイラストのタイトルに使われることも多い。
関連項目
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