R-9B “STRIDER” / ストライダー とは、『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
大型艦船による移動が困難な局面で長距離巡航を可能にするためのバージョンである。
行動半径の拡大は、バイド戦においても重要な課題のひとつであった。
局面に合わせて、その形態を大きく変えるRシリーズの長所がここにも見られる。
機体解説 ─疾風─
『R-TYPE FINAL』に登場する機体。
長距離巡航、つまり航続距離の延伸と高速移動を目的としたバリエーション。
元々はR-9の装備の一種であったが、FINAL時に別個の機体として再設定された。
最高速度重視に調整されたエンジンユニット「ファストパック」を装備しており、快速を誇る。
機体後部の特徴的な「ロングレンジドライバー」により長距離巡航を可能とした。 この精密機器はナビゲーションシステムに機体制御システムをリンクさせ、軌道・航路の設定と操縦を自動化、パイロットの負担を軽減するものと思われる。
FINALに登場する機体のロングレンジドライバーはTYPESのものの半分以下と大幅に小型化されているが、微細化されたか簡素化されたかは定かではない。しかしBシリーズがもつステージ5.0「跳躍26次元」の空間の歪みを軽減するという特殊能力から小型高性能化に成功したとも推測出来る。
機体下部には大量の推進剤が備蓄されたプロペラントタンクを1本または2本装備し、燃料面もフォローされている。
パイロットの巡航能力=長期間の単独飛行に耐え得る精神と栄養補給がサポートされているかは不明である。
尚、TYPES時のサイズは全長34.5m、全高14.9m、全幅5.4m、重量49.5tと全長16.2mのR-9Aと比較して倍の全長をもつ。
FINALのリデザインは当たり判定の制約によるものと思われる。
『R-TYPE FINAL 2』では新たにバルムンク試作型を装備して登場。
バリア波動砲の挙動改善の他に、FINAL 2では着弾分散レーザーが強力になった為該当作品ではトップクラスの火力を出す機体に化けた。
また、デザイン面ではFINALにてかなり小型化したロングレンジドライバーがTYPESほどではないが全長に対して少し大きくなっている。
武装
- バリア波動砲
- 光学ハニカム構造体を使ったバリアブロック(防護壁)を機体前方に展開させる。
スタンダード・フォースH式のレーザーと同系統の技術らしく、フィールド内にかなりのエネルギーを内包している。
これにより低威力の敵弾をブロックで消滅させることが可能。
ブロックを展開させないよう密着して一点集中させる事でパイルバンカー同等の大きなダメージを与える事も可能だが、距離が離れてバリアとして展開されてしまうと一気にダメージが低下する。
積極的に攻撃に用いようとする場合、R-9DP系以上の接近戦を強いられる為、主力にするにはかなりの習熟が必要となる。
『FINAL 2』では挙動が変更。発射後に展開したブロックが一定距離まで前進するように変更された為、FINALで欠点であった射程面の問題が改善された…ものの、ブロック自体が貧弱なのは変わっておらず敵弾1体ザコ敵1体と引き換えにブロック1個が砕ける上に、バルムンクが追加されたことによるバランス調整なのか展開前に直撃させた時の威力も低下しており、いよいよ厳しい性能になってしまっている。 - ディフェンシブ・フォース
- R-9D系など長距離射撃型機体の近距離戦能力をフォローする為に開発されたタイプ。
近距離と言うより密着距離で使わないと威力を発揮しない傾向をもつ。 - ツインレーザー
- 前方に対し上下2本のレーザーを放つ。
敵に当たるとレーザーが交差するギミックがある。 - 着弾分散レーザー
- 上下の斜め方向それぞれにレーザーを発射する。
敵や地形にヒットすると飛沫の様に飛び散り、更なるダメージを与える。
密着距離で使うと上下発射分とそれぞれの反射分の4度おいしい。 - ディフェンスレーザー
- 下側から前方にレーザーを発射。敵とX軸が合うと炸裂し、上下に分散する。
密着距離で大型バイドに使うと上下両方の分のレーザーが当たるのでオトク - バルムンク試作型
- 『FINAL 2』から装備。TACTICSシリーズから逆輸入された。
ミサイルとして装備され機体下部から発射される。発射頻度は低めだが範囲は大きく判定が残る為、簡易衝撃波動砲といった運用方法が可能となった。
人類が放った斬り込み隊長
パラレルワールドであるR-TYPE TACTICSに於いては、残念ながら速度も航続距離も特徴となる程のものではなくなってしまった。
しかし、巡航型から爆撃機という変更は決して不遇なものではなく、波動砲とほぼ同等の破壊力を持つ長射程の大型水爆ミサイル「バルムンク」という一撃を手に入れ、バリア波動砲改め「バリア弾」により高確率でミサイルを迎撃するという、矛と盾を備えた強力な機体として生まれ変わった。特に波動砲に代表されるチャージ兵器が一定方向にしか放てないシステム上の制約から、その他の方向への打撃力として重宝される。
バルムンクで敵の射程距離の外から大ダメージを与えると共に敵波動砲をキャンセルし、後続機の波動砲で薙ぎ払う。これが地球軍の基本戦術であるように、初期から登場する機体ながらも地球軍の斬り込み役として最後まで活躍の場面に事欠かない。
強いて欠点を上げるとするならば、無補給ではバルムンクが一発しか撃てない点だが、それでも近くに補給可能のユニットを追従させる事で毎ターンバルムンクを撃つことが可能になるため、POWアーマー一機を常にこいつの為に貼り付けておくだけの価値は十分に存在する。
しかし、地球へ還ろうとする者達にとっては大きな障害ともなった。
尚、バルムンクとは『ニーベルンゲンの歌』に於いてジークフリートが振るった名剣である。
『北欧神話』ではグラム、『ニーベルングの指環』ではノートゥングと呼ばれている。
R-TYPE TACTICS Ⅱではグランゼーラ革命軍所属機体となっている。
流石に前作で無双しすぎた為か性能に調整が加えられ、バルムンクが試作型となり、攻撃力が低下。
バリア弾の命中率も低下したが、それでも依然、強力なユニットである事実に揺らぎは無い。
後継機を開発する事で前作同様の鬼性能を取り戻すことも出来る。
関連動画
本機は5:45~ |
TACTICS 演習ステージ |
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
R's MUSEUM | ||
No.23 R-9WZ DISASTER REPORT |
No.24 R-9B STRIDER |
No.25 R-9B2 STAYER |
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