R-TYPEⅢ(R-TYPEIII:THE THIRD LIGHTNING)とは、1993年にSFCソフトとして発売されたR-TYPEシリーズ第三弾となる横スクロール型シューティングである
ストーリー
……熾烈な戦いがあった。
生命が、星が、未来が、原子分解され虚無へと消えていった。
……しかし、戦いは終わっていなかったのである。
敵は、限りなく変成と変貌の果てに具現化した、巨大な悪意。
異次元の深淵にひそむ、異形の攻撃型生命体――バイド。
……まだ、生きていたのだ。
それはさらなる脅威となって人類を襲った。
ついに人類は決断する。バイド中枢部への直接攻撃を。
目標は超感覚レーダーが指し示す、空間座標――3681119:
銀河系中心域、マザーバイドセントラルボディ。
オペレーションコード――“THE THIRD LIGHTNING”発動。
概要
・1993年12月にアイレムよりSFCで発売
・高密度戦術級暴力型シューティング
・横スクロール型STG 戻り復活制
・2周エンド 1周6ステージ 全12ステージ構成
旧IREM(現アピエス)が発売した最後の純血の『R』である。開発は、当時アイレムに吸収された子会社であったタムテックスのメンバーが担当
当時アーケードゲームを主体としていたアイレムが、スーパーファミコン用ソフトとして初めて完全オリジナルでリリースしたことでも知られ、本作を最後にアイレムはゲーム事業からの撤退が決定したためか、『ヲヤスミ、ケダモノ。(BYE×2)BYDO』と言った完結を暗示させるような記述も見られる
2006年12月26日から、Wiiのバーチャルコンソールでも配信された(800wiiポイント)。バーチャルコンソール版はSFC版に比べて水色の発色が悪く蛍光色のようになっており、ドット絵の細かい描き込みが潰れてしまっている。現在版権は、ゲーム事業を譲渡されたアイレムソフトウェアエンジニアリングにある
今作の特色
SFCの性能を最大に発揮し、拡大縮小や回転など前作に無い斬新なギミックを惜しみなく配置している。最後の作品とだけあって難易度はⅡとはまた違った性質で、特に地形や4面に見られる初見殺し地帯によってさらに凶悪化した覚えゲーとなっている。U字型のステージ(横スクロールなのに縦スクロール)やステージの逆走など時代を先取りした悪意ある仕掛けである
難易度選択はなく、ゲーム開始時に3種類のフォース
を選ぶことで調整となっているようである。それぞれ癖のありそれなりに使いこなすには練習が必要であるが、純粋な破壊力が下へ行くほど極端になる。そのため、ラウンドフォースでの攻略がHARD・サイクロンフォースがEASYといったところであろう(当然個人差はある)
ゲーム全体の難易度は1週目からライトユーザーを寄せ付けぬほどの敷居の高さだが、家庭用ということでの配慮かゲームオーバー時のコンティニュー回数は“無制限”となっている。戻り復活制を上手く利用してルートや配置記憶を開拓することで、初心者でも時間を掛ければいつかはクリアできるようになっている点が本作に絶妙のゲームバランスをもたらしている
R-9Ø(コードネーム:RAGNAROK)について
今作のR-9Øは3種類のフォースを制御することができ(ラウンド・シャドウ・サイクロン)、さらに貫通力を極限まで磨き上げた「メガ波動砲」、波動砲の連射を可能にした「ハイパードライブシステム」を搭載。
- メガ波動砲はBEAMゲージを2ループすることによって発射される。Ⅱの拡散波動砲と違い、溜まったゲージをボタン押しっぱなしで維持する事が出来る
- ハイパードライブは、Rボタンを押す事によりBEAMゲージがHYPERに切り替わる。その後波動砲を2ループチャージして発射。発射後は波動砲を連射する事ができ、さらにビットが自機周辺を回転する(一部を除き敵弾を消す事が出来る)
一定時間経過後、自機が真っ赤になりHEAT状態になる。その約12秒間は波動砲をチャージする事ができなくなる。しかしラウンドフォースに限り、手練で波動砲を連射しているとハイパー状態を維持できる。その場合、ビットの回転は一定時間終了後に止まる
しかし、こうした性能を発揮するために『23歳の女性を14歳程度の肉体に幼体固定させ、機体に直結させ生体ユニットとして組み込まれている』という噂がある。が軍は否定し続けているが、真相は明らかになっていない
お馴染みのBGMも熱いアレンジで採用されていて、5面にはBOSSラッシュで懐かしい面々とともに神曲のアレンジを聞く事が出来る。何度も死んでいく内に、思い出とともにすべてのBGMが名曲として心に残るだろう。
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関連項目
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