『RDG レッドデータガール』とは、荻原規子による小説作品及びそのシリーズ作品。
概要
2008年7月に学童書レーベルである「カドカワ銀のさじシリーズ」から単行本『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』として刊行された。イラスト担当は酒井駒子。以後シリーズ化され、単行本全6巻で完結している。完結後6年、野性時代やアニメBDの特典ドラマCD等に使用・掲載され単行本未収録短編とかきおろし後日譚を纏めた中短編集である第7巻が2017年に発売された。ジャンルは和風ファンタジー。
2011年6月から『RDG』シリーズは文庫化された。イラスト・装丁などは単行本から変わらず、角川文庫より刊行されて最終巻6巻まで刊行された。
2013年2月から、角川スニーカー文庫版の刊行が開始された。イラストはアニメ版のキャラクター原案である岸田メルが担当している。全6巻。
また、2012年10月より「月刊少年エース」において琴音らんまるによるコミカライズ連載が開始された。全5巻。第4巻には原作者描きおろしの短編小説「相楽くんは忙しい」が収録されている。
登場人物
- 鈴原泉水子(すずはら いずみこ) 声:早見沙織
- 主人公のメガネをかけた長髪の女の子。熊野に祖父たちと住んでいたが、世界中、日本中を飛び回っている両親から住み慣れた熊野から東京に移り進学するようにと進められた後怪異現象が起き始める・・・。
- 相楽深行(さがら みゆき) 声:内山昂輝
- 泉水子の異変に際して父親の雪政より強制的に東京の中学校から転校させられてきた男の子。両親は離婚し父親である雪政に引き取られているが、雪政のあまりの横暴に反発しているが、体面と内面を使い分けてそつなく暮らしている。泉水子とは幼少の頃に面識があるが印象は悪く、泉水子と再会したときの印象も最悪であった。
アニメ
2011年12月に、アニメ化企画進行中であることが発表され、2012年7月25日には公式サイトがオープンとなりテレビアニメ化が発表された。
2013年4月より、TOKYO MXほかにて放送された。全12話。
テレビ放送に先駆け、3月よりニコニコ生放送にてテレビより3週間早く先行配信された。
スタッフは以下のとおり。
スタッフ
- 原作:荻原規子(角川書店/カドカワ銀のさじシリーズ刊)
- キャラクター原案:岸田メル
- 監督:篠原俊哉
- シリーズ構成:横手美智子
- キャラクターデザイン・総作画監督:芝美奈子
- アニメーション制作:P.A.WORKS
- 製作:「RDG」製作委員会
主題歌
- オープニングテーマ「スモルワールドロップ」
- 作詞・歌:Annabel / 作曲・編曲:myu
- エンディングテーマ「予感」(第1話、第2話)
- 作詞 :畑亜貴 / 作曲・編曲・歌:伊藤真澄
- エンディングテーマ「予感(泉水子バージョン)」(第3話)
- 作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:伊藤真澄 / 歌:鈴原泉水子(早見沙織)
- 挿入歌「泉水子の舞」(第3話)
- 作詞・作曲:神木遥 / 歌:鈴原泉水子(早見沙織)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 |
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第1章 | はじめての転校生 | 横手美智子 | 篠原俊哉 | 大西景介 太田知章 |
伊藤依織子 芝美奈子 |
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第2章 | はじめての手のひら | 安斎剛文 | 皆川一徳 | |||
第3章 | はじめてのお使い | 市村徹夫 | 川口千里 | |||
第4章 | はじめてのルームメイト | 許琮 | 中村深雪 竹下美紀 伊藤依織子 |
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第5章 | はじめてのお化粧 | 古川知宏 | 大東百合恵 長谷川亨雄 宮下雄次 大導寺美穂 川口千里 |
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第6章 | はじめてのお泊り | 畑博之 | 安藤健 | 岡本達明 | ||
第7章 | はじめての迷子 | 室井ふみえ | 大導寺美穂 | |||
第8章 | はじめてのお願い | 市村徹夫 | 川口千里 関口可奈味 芝美奈子 |
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第9章 | はじめてのお披露目 | 渕上真 | 政木伸一 | 鈴木奈都子 | ||
第10章 | はじめての学園祭 | 安斎剛文 | 西畑あゆみ 長谷川亨雄 |
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第11章 | はじめての拒絶 | 室井ふみえ | 平向智子 | もんちあきら 野田康行 明珍宇作 |
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第12章 | 世界遺産の少女 | 篠原俊哉 | 芝美奈子 中村深雪 |
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関連項目
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