REDLINE ANOTHER SEASONとは2011年9月2日から有限会社プロトタイプが配信していたiPhone、iPod touch、iPad対応のiOS用ゲームアプリである。価格は350円であったが、現在は配信を終了している。
概要
マッドハウスによる2011年公開のカーアクションアニメ映画、REDLINEを原作としたゲームアプリ。原作同様ロボワールドが舞台であるが、原作がバトルレースを舞台としていたのに対し今作は曲芸とコース走破タイムによるスコアアタックがメイン。
コースは様々なパーツを組み合わせる形で自動生成され、これを2分30秒の制限時間内に走破する。道中では原作同様ロボワールド軍の妨害が待ち受けており、地雷や敵キャラの妨害を掻い潜らなければならない。また、走行中に一定時間高速走行を行う、大ジャンプする等をするとTRICK POINTSが貯まり、これとゴール時の残り時間から算出されるFINISH POINTSを合わせた合計点を競う。走破出来なければ失格なので、無限にトリックを決める事は出来ない。ランキングは8位まで記録されるが、ランキングを更新した場合にしか見る事が出来ない。
ライバル車は強いていえば妨害を目的に乱入しているサンドバイカー位で、使用可能車種はJPのトランザム20000改WRのみでありこれ以外は一切登場しない。また、妨害もカラスジェットのミサイル攻撃、サンドバイカーの爆弾と体当たり、地雷のみ。しかしながらコースが短い為にこれでもあまり不足は感じず、暇つぶしには十分なボリュームである。また、要所に映画本編の映像が用いられ(しかもキムタクの声が聞こえる気がする)、ローディング画面も映画のワンシーンが用いられており、更にギャラリーモードでは真新しさはないものの、レッドライン参加者のイラストも見る事が出来るため、REDLINEが好きでレースゲームが好きなら手に入れるのも悪くはないだろう。
BGMは映画の劇伴やエンディングのテンポを落とし、音程を下げた要するにスロー再生した物を使用しているが、単にスローにしただけとはいえこれはこれでアリなアレンジである。
個人的にオススメなこのゲームだが、実は致命的な問題点がある。現在App Storeにて取り扱われていないのだ。更に購入済みの項目からの再インストールも不可能になっており、iTunesがAppのサポートを辞めてしまった為、購入済みの人でも使用を継続する事は難しくなっている。更に古いゲームである為32bit版のみでiOS11非対応。iOS9以降の一部端末ではBGMが鳴らない等問題点だらけ。なお、ゲーム本来の問題点はスコアアタックの記録を見るにはランキングに入らなければならない事と、REDLINEから遠めなゲーム性ぐらいである。配信再開と更新に期待したい。
操作系
加速は自動で行い、端末を傾ける事でハンドル操作を行う。また、空中での姿勢制御も同じ操作。
路面はとてもバンピーな上、ジャンプ台や地雷原まで用意されており地雷や爆弾、ミサイルによる爆発で地面から吹き飛ばされそうになる時もあるが、片輪走行や大ジャンプもトリックなので上手く使えばポイントが稼げる、かも。
ゴールドニトロと呼ばれる燃料を用いたニトロ加速は、画面左下に3つ用意されたカプセルを専用の燃焼装置ニトロストーブにスライドして入れる事で使用準備が整い、同時に画面右下に表示されているスイッチのカバーが外れるのでこれをタップする事で作動する。但し前のニトロ加速が終了する前に使用してしまうと、カプセルだけ消費して何も起こらないので注意。
横転時や壁に衝突して詰んだ場合、スタートラインを逆走したり妨害によりコース外に弾き出される等で奈落に落ちた場合は自動的にワープ復帰する。
LINKモードでは同じWi-Fiに接続した二つの端末を連動させ、片方をコントローラーに、片方をモニターに出来る。この際iPadをコントローラーに使用するとiPad上のアプリが強制終了する場合があるが、その場合はiPadのOSに存在する画面の向きをロックするオプションを用いれば解消される。
トリック
本ゲームではトリックを決めるとトリック名のボイスと、ポルタルが掲げるトリック名の空中投影と共にTRICK POINTSが貯まる。なお、これで全てかは不明。
- DEAR DEVIL
デアデビル。ニトロ加速時に達成できるスタント。要するにニトロ使用そのもの。 - KATANA STUNT
カタナスタント。片輪走行の事。片輪走行の距離で判定される。 - SPEED KING
スピードキング。一定速度以上で走行し続ける事で達成。スピードを落とさない限りポイントが貯まり続ける最も基本的なスタント。 - SKY HIGH
スカイハイ。文字通り大ジャンプ。
登場メカニック
- トランザム20000改WR
映画REDLINE主人公、ジョシュア・パンクヘッド、通称JPが操るマシンであり、今作のプレイヤーキャラクター。レッドライン参加者唯一の市販車ベースにして、唯一非武装の純粋なスピード特化仕様。最も映画の内容を鑑みるに殆ど原型は残っていない。今作でもJPがハンドルを握るが、原作の様に走れるかはプレイヤー次第。 - マザーシップ
レッドラインの運営が軍事国家ロボワールドで無許可のバトルレースを開催する為に用意した母艦。スタート時に原作通りレーサーを投下する他、ゴール地点にもなる。なお、ゴール後は復帰なしの奈落の様でいつまでも落ち続ける。 - ポルタル
レッドラインの撮影を行う飛行機械。今作では常にプレイヤーに追随し、トリックを決めるとトリック名を空中表示する他、残り時間が短くなると映画本編からソノシー・マクラーレンの映る画像を表示する。 - カラスジェット
ロボワールド軍の戦闘機……と言うより飛行ロボ。今作では上空で編隊を組みミサイルで攻撃してくる。 - サンドバイカー
ロボワールド軍が運用する戦闘バイク。映画ではとあるキャラクターが個人的理由でレッドラインに飛び入り参加してくるが、本作では全て単なる敵キャラ。爆弾で攻撃し、地形や自軍の攻撃や他のサンドバイカーとの衝突で横転したり空中に投げ出されたりした挙句自車と衝突したりする、このゲームで一番ウザい奴。だがその豪快な吹っ飛びぶりは原作を彷彿とさせる。 - ミサイル
背後から飛んでくるミサイル。カラスジェットが撃つミサイルと同一かは不明。プレイヤーと同じ速度で後方から一定時間追尾した後、急加速して当たろうとする。
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関連項目
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