『Reideen』(ライディーン)とは、東北新社・Production I.G.制作のロボットアニメ作品である。
『超者ライディーン』と同じく、『勇者ライディーン』のリメイク作品。
しかし、あまり原型は留めておらず、主役ロボットのデザインはライディーンをオマージュした『ラーゼフォン』に近い。
概要
(※以下、ネタバレ要素を含みます)
2007年3月3日から9月1日までWOWOWで放送された。
全26話の2クールアニメであるが、実際は4クールの予定で制作されており、20話ほどまで作ったところで放送前に偉い人から「やっぱ2クールにしてくれ」と言われ、残りの話数で無理矢理完結させたという悲しいエピソードが存在する。
そのため、最後はやや駆け足気味になってしまい、回収しきれなかった伏線もちらほら見受けられる。
ちなみに、もしも予定通り4クールが実現していたとすると、ラストは碧乃と離れ離れになってしまい、「初恋は実らなかった」という寂しさの残るエンディングとなっていたようだ。
それを踏まえ、本編最終回の後にOPを見ると、感慨深い気持ちになれる。
「そのOPにライディーンが出てこないよ」→「よく見ろ、最初からずっと映っているだろうが」はもはやテンプレ。
ロボットは全て3Dで製作されている。動きは重量感溢れる……言い換えれば、リアルすぎてスピード感のない、トロくて白熱のしないロボットアニメーションとなっている。しかし、それでも見続けた視聴者へのご褒美とばかりに、最終戦での動きは躍動感溢れていた。最初からそうしとけよ。
なお、動かなかったのは演出ではなく、単に技術不足だったらしい。
2010年6月3日、『CR Reideen』としてまさかのパチンコ化。主題歌を影山ヒロノブが歌い、CG制作をフロム・ソフトウェアが担当。詳しくは『CRREIDEEN』を参照。
関係無いが、鋼鉄神ジーグ、ガイキングLOD、ダンクーガノヴァ、ヱヴァンゲリヲン新劇場版、真マジンガーなどの同じ旧ロボアニメのリメイク・続編組がゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズに軒並み参戦する中、未だにお呼びが掛からない。何故だ、設定的には物凄く使い易い筈なのに……
どうしてだろうね、Gダンガイオー君?
とか言ってたら、パチンコのほうで勇者ライディーンとの共演が決まった。スパロボ参戦前に……
ストーリー
近未来の日本。主人公の才賀淳貴は、失踪した父が遺体で見つかった黒神山遺跡にて、不思議な黄金の腕輪を手に入れる。淳貴が危機に瀕したその時、腕輪の力によって、淳貴は黄金の巨人ライディーンに乗り込んでいた。異星人の送り込む『巨獣機』が、ライディーンを襲う。果たして、黄金の腕輪とは? 謎の転校生、碧乃玲の正体とは? 淳貴とライディーンの戦いが、幕を開けようとしていた。
主な登場人物(一部ネタバレにつき反転)
- 才賀 淳貴(さいが じゅんき)-CV:我妻正崇
本作の主人公。ライディーンを操縦する高校生。成績優秀で剣道にも優れる文武両道だが、それ故にか少し冷めた部分があり、情緒面でまだ未熟さが残る。
父親の遺体発見の連絡を受け『黒神山遺跡』を訪れた際、ライディーンの腕輪を手にする。
多くの出会いや戦いの中で、一人前の戦士として成長していく。 - 碧乃 玲(みどりの あきら)-CV:千葉紗子
本作ヒロイン。巨獣機の出現により宮野辺村から転校してきた謎多き少女。
いつも冷静で感情的な面を見せず、クラスメイトたちとも一定の距離を置いている。
その正体はライディーンの意思そのもの。 - 小早川 栞(こばやかわ しおり)-CV:岡田優香
淳貴の幼馴染でクラスメイト。淳貴に好意を抱いている。
漫画では淳貴の隣にいられない悔しさと、淳貴の隣にいる玲への憎悪から、ガディオンに乗り暴走することになる。 - 才賀 倉夏(さいが くらか)-CV:こやまきみこ
淳貴の妹。スイカと交換で淳貴を売ったことがある。 - ロクセル-CV:野島裕史
ティケット星人。ライディーンと対になるような銀色の巨人『ガディオン』の操縦者で、淳貴の持つライディーンの腕輪を狙っている。
漫画では立国高校の生徒として現れ、制服姿を見ることができる。
栞とフラグが立ったように見えたが特に何もなく終わった。短縮さえ無ければ……(ちなみにラストバトル後も生きているらしい)。
さらに漫画ではガディオンに乗ることはなく、とある人物にガディオンの腕輪を託すことになる…
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関連項目
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