概要
RGSS (Ruby Game Scripting System)とは、PC版RPGツクールに搭載されているスクリプト言語。Rubyをベースとしてゲーム向けのライブラリをまとめたフレームワークを搭載しているほか、一部標準添付ライブラリを標準ライブラリ化している(逆にそれ以外の標準添付ライブラリは削除されている)。現在、以下三種が存在する。
- RGSS(初代)
RPGツクールXPに搭載されたエンジン。Ruby 1.8ベース。 - RGSS2
RPGツクールVXに搭載されたエンジン。Ruby 1.8ベースだが、初代とは仕様がかなり異なる。 - RGSS3
RPGツクールVX Aceに搭載されたエンジン。Ruby 1.9ベースのため、大幅に仕様が変更されている。
詳細はWikipedia参照。
なお、標準添付ライブラリは削除されたが、pure Rubyなライブラリはそのままで動く。コンパイルが必要なライブラリも外部読み込みライブラリ(LoadSo)の存在により導入可能。
余談
RPGツクール2000、2003では凝った演出をする場合イベントコマンドというものを駆使して作品を制作していた。ところがXPではこれを廃止し、そのかわりRGSSをいじってね、というスタンスとなった。もともとツクールユーザーはプログラミングに不得手な人も多かったうえに、XPのあとに(XPの仕様にキレた作者が開発した)ウディタが発表されてしまったため、そちらに流れるようになった、という経緯がある。とはいえ、素材の豊富さでは格段に上のため、そちらのために利用するユーザーが多い。
なお、VX以降はイベントコマンドやキャラクター設定はRGSSを利用した形で実装されなおされたほか、VX Aceではオリジナルキャラの制作などができるようになり、RGSSを使わずともVX Aceだけで2000や2003と同等以上の制作ができるようになっている。
関連項目
- 2
- 0pt