SCP-871とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Self-Replacing Cake (景気の良いケーキ)』。トマトホイホイな項目名だが、本オブジェクトについて端的に示した名訳であろう。
SCP Foundationクラスタ外でも知名度の高いオブジェクトであり、ピクシブ百科事典、アニヲタWiki(仮)等の主要なSCP解説サイトではもれなく解説されている定番アノマリー。また、『NK-クラス:"グレイ・グー"世界終焉シナリオ』を起こすオブジェクトとしては、SCP-505 (インクの染み)と並び、あるいはそれ以上に筆頭とされるオブジェクトでもある。
概要
237個あるケーキの一群。15gのミニチュアカップケーキから、22kgのバウムクーヘンまでありとあらゆるケーキで構成されている。このケーキは食べても24時間後には消費された空間の近くの平面上に再出現する。また、人間が食べる以外の理由(動物に食べられた、落とした、焼却処分した等)で消費された場合、即座に新しいケーキが再出現する。このとき、ケーキの種類が変わることがある。
これだけなら『景気の良いケーキ』のタイトルの通りであるが、もちろん「食べても減らないケーキ」などで終わるわけもない。このケーキ群は消費されずに24時間経過してしまった場合、付近に別のケーキが出現するという特性を有する。総数は減らないばかりか、きちんと食べきらないと増える一方なのである。もし仮に適切に消費されなかった場合、地球上は80日程度でケーキによって埋め尽くされた死の星になると財団は予想している。
このため、本アノマリーの特別収容プロトコルでは、Dクラスによってこのケーキを毎日消化しきるという方法でなんとか増加を食い止めており、本アノマリーの追加消費への志願も認められている。また本アノマリーの消費に関わるDクラスは月例終了の対象外となる。もっとも毎日ケーキばかり食べているので、月例終了以前に糖尿病で亡くなってしまいそうな気はするが……。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 0
- 0pt