宇宙の秩序乱されしとき、混沌を照らす一筋の希望が降臨する!
見参!!SNo.39 希望皇ホープONE!!!
SNo.39 希望皇ホープONEとは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
概要
遊馬の「人を信じる力」によってアストラルと遊馬の絆がランクアップする事で解放されたアストラルの力の一部。
希望皇ホープを「シャイニング・エクシーズ・チェンジ」させることで特殊召喚されるモンスターで、攻撃力は2501、このカードのオーバーレイ・ユニットを使い(数は不明だが、作中では3つ使っていた)、自分のライフポイントを1にすることで、相手フィールド上のモンスターをすべて除外し、そのモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手に与える効果を持つ。
シャドーの罠にかかり、窮地に追い込まれたシャークとカイトを救うべく、シャドーとデュエルを行った遊馬であったが、シャドーの「No.48 シャドー・リッチ」と幻影トークンを破ることが出来ず、2人のライフも尽きようとしていた。
遊馬自身のライフも減り、決して余裕のある状況ではなかったが、それでも遊馬は自らのライフを2人に分け与えようとしていた。
遊馬と敵対関係にあるシャークとカイトは遊馬のこの行動に反発するが、心の中では「煌めく光」が生まれつつあった。そして、3人の絆がつながり、新たな希望のカードが生み出された。それがこのカードである。
すぐさまシャイニング・エクシーズ・チェンジされ、フィールドに降臨。効果でシャドーのNo.48と幻影トークン3体をまとめて除外し、合計3300ポイントのダメージを与え、さらにシャドーにダイレクトアタックを決め、遊馬が勝利した。
カイトとのデュエルで再登場。
カイトが一人ではない証のモンスターとしてシャイニング・エクシーズ・チェンジされ、「ファイナル・カウントアップ」で攻撃力3999となってカイトにダイレクトアタックした。
だが、自分の存在を見失ったカイトに遊馬の思いは届かず、「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」が降臨。No.95の攻撃に対して、「希望の最終防衛ライン」でホープONEを守備表示にしてダメージは防いだものの、ホープONE自体は破壊されてしまった。
それでも遊馬の必死の言葉で闘志が消えかけたカイトであったが、八雲は彼を支配してデュエルを続行。遊馬は窮地に立たされるが、絆を信じる力で再びアストラルの力が解放される。
「RUM-シャイニング・フォース」によって、墓地のこのカードは「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」へとランクアップされた。
効果名は「パンドラーズ・フォース」、攻撃名は「ホープ剣・シャイニング・スラッシュ」。
パンドラーズというのは、パンドラの箱のエピソードで、箱の中に残ったもの(エルピス)を「希望」とするところからきているのだろうか(ただし、「予知能力」などとする説もある)。
漫画版における「No.39 希望皇ホープ」の進化形態だが、アニメにおけるCNo.とは異なり、SNo.という形態になった。
攻撃力2501というかなり中途半端なステータスを持っている。
OCG版
「V JUMP EDITION 10」(「Vジャンプ」2013年12月特大号応募者全員大サービス)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ」2013年12月号11ページによる
ランク4/光属性/戦士族/ATK 2510/DEF 2000
光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが相手より3000ポイント以上少ない場合、
このカードのエクシーズ素材を3つ取り除き、
ライフポイントを10ポイントになるように払って発動できる。
相手フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、ゲームから除外する。
その後、この効果で除外したモンスターの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
2501という半端な攻撃力では、「半分にする」などの処理に問題があるためか、2510に変更された。同様に、効果のコストも、残りライフが10になるように払うと変更されている。除外効果は破壊して除外するようになり、対象は特殊召喚されたモンスターのみ、ダメージは破壊した数×300ポイントとなった。
「CNo.39 希望皇ホープレイ」と同じような召喚方法を持つ。
通常のエクシーズ召喚もできないことはないが、素材の指定が軽いホープを経由するのが適当だろう。また、「RDM-ヌメロン・フォール」でランク5の希望皇ホープをランクダウンさせるという手もあるにはある。
ただ、効果を使うには素材が3つ必要なので、元のホープが素材を2つ持っている状態でなければならず、素材を使いきったホープを再利用するという使い方にはあまり向かない。一応、攻撃力が10だけ上がるので、攻撃力2500のモンスターを相手にする場合は使えないこともない。
効果を使用すれば特殊召喚されたモンスターをまとめて除去できる。特殊召喚は頻繁に行われるので、全体除去となることも少なくないだろう。ダメージ量も大きくはないが、数が重なればそれなりにはなる。
ただ、残りライフを10まで払ってしまうため、この効果を使った場合はすぐに勝負を決めてしまわなければ、その後はほぼ敗北が確定してしまう。相手のライフが有り余っている序盤よりは、ライフがある程度減り、このカードで除外できるモンスターも並んでくる終盤のほうが使いやすいだろうが、自分のライフポイントが相手より3000以上少ないという条件も満たさなければならない事には注意が必要。
また、除去したいモンスター次第では、重いデメリットを背負うこちらより「No.50 ブラック・コーン号」、「No.101 S・H・Ark Knight」などのほうが適していることも多い。
また、「破壊して」除外するので、「スターライト・ロード」などには防がれてしまう。
「究極・背水の陣」でレベル4の六武衆を展開してホープを出し、そこからこのカードを出す場合、相手のライフポイントが3100以上であればこのカードの効果を使える。リスクは非常に大きいものの、このカードでモンスターは除去できるので、「究極・背水の陣」で展開した六武衆が他にもいれば、そのまま直接攻撃でフィニッシュに持っていくこともできる。
「希望皇ホープ」と名のついたモンスターなので、そのサポートを受けられる。ZWを装備して攻撃力を強化すれば、勝負を決めやすくなるかもしれない。
ライフポイントが残り10になるように払うという、非常に珍しい効果を持つ。
類似するコストを要求する「究極・背水の陣」の場合でも残り100であり、下二桁が10になるというのは例がない。ちょっとの効果ダメージで敗北が確定してしまうが、裏を返せばわずかなライフでもコストを支払えるということであり、「究極・背水の陣」を使った後にでもこのカードの効果を使えるという利点でもある。
攻撃力の下二桁が10という珍しいステータス。50か00以外になるのはまれ。
初期のモンスターであれば「ダーク・キメラ」などいくらか存在するが、近年では計算の手間がかかるということもあってかほとんど見られなくなっていた。「収縮」を使った場合、攻撃力は1255になる。さらに半分にする場合は端数が出てしまうが、小数第一位以下は四捨五入する。
また、「邪神ドレッド・ルート」と「ブラック・ガーデン」を並べた状態でこのカードを出した場合、攻撃力は314になる。よい子は相手にライフ計算を間違えさせてジャッジキル(ルール違反の罰則による敗北)をさせようなどと考えないように。もっとも、電卓を用意すればいいだけの話であるが。
電卓を用意しないフリーデュエルではライフ管理をしにくくなるので、このカードを使う場合は電卓を用意しておくといいかもしれない。
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