Versailles(ヴェルサイユ)とは、"薔薇の末裔"をコンセプトに結成された日本のヴィジュアル系メタルバンドである。
概要
ヴィジュアル系バンドLAREINEのヴォーカル兼バンドマスターとして活動していたKAMIJOと、ソロやバンドで女形ギタリストとして活躍していたHIZAKIが中心となって結成。結成の際、"絶対的な様式美サウンドと耽美の極み"を構想しており、適したメンバーが集るのに、半年はかかったという。
2007年5月2日、冗談のつもりでYoutubeにて予告映像を発表、海外メディアからのライヴ出演依頼や取材が殺到。国内の取材は一切受けず海外メディアへのみの取材に答え、5月末にドイツ民放ドキュメンタリーテレビ番組の取材を受ける。その後、日本のメディアも彼らに注目するようになる。
2007年10月、『Lyrical Sympathy』を日本とヨーロッパで発表。
その後、国内外でのライブ活動をフルアルバムリリースを経て、国内メジャーレーベルであるワーナーミュージック・ジャパンと契約。2009年6月24日『ASCENDEAD MASTER』日本メジャーデビュー。しかし、2009年8月9日にJasmin You死去という不幸が襲った。この出来事にファンとメンバーは深い悲しみを背負うことになる。しかし、前に進むことこそ彼の為と決心した彼らは「V-ROCK FESTIVAL '09から活動を再開した。その後、2010年9月4日CCレモンホールにて行われた『Versailles World Tour 2010 “Method of Inheritance”-GRAND FINAL-』から、MASASHIが第6のメンバーとして迎えられた。
ネタとしては2008年8月19日に公式サイト上にてアメリカで同名のアーティストが商標登録を行ってしまったため、アメリカでのライブを行うための新バンド名を募集することとなった。Yahoo!ニュースに掲載された途端、コメント欄がVersailles新バンド名というお題のネタ合戦会場となり、およそ90日間で30万件以上のコメントが投稿されるまでの祭となった。結局、アメリカでのバンド名は「Versailles-Philharmonic Quintet-」に決定した。
また、実力も冗談抜きでヴィジュアル系屈指の演奏力を持ち、KAMIJO、HIZAKI、TERUのソングライティング能力も概ね好評である。他の非V系のメタルバンドにも実力を認められている。たまにヴォーカルが微妙とか言われるが、それは演奏陣が化け物揃いなのが原因だと思う、多分。(ボイトレをしっかりしているようなので最近は少しずつ上手くなってきている)
メンバー
- KAMIJO (ヴォーカル)
ベルばら作者公認・オスカルのそっくりさん。LAREINE時代、池田先生に書き下ろしてもらったバンドの自画像で唯一似ていたのが彼であった。オスカルだから当たり前なのだが。
ジャケットデザインをこなせるほどのセンスの持ち主で、それどころかレコーディングや映像編集にも力を発揮するなど、マルチメディア方面での才能も豊か...なのだが、かなり子供っぽい性格がそのお堅いイメージを綺麗にぶっ壊している。その様子は裏貴族等のオフショットを参照。
Mac好きで、以前、出演先のTV番組で共演した高見沢俊彦所持の金箔Macも狙っていた。 LAREINE時代は蚊の鳴くような声(モスキート・ボイス)だったのにVersaillesから突如歌い方を馴れないオペラみたいなのに変えたので初期の頃はよく「音痴」「ズコー」「畜膿」と罵倒されていた。 - HIZAKI (ギター)
別名・早弾きキャバ嬢、ひーたん。一般的にイメージするヴィジュアル系バンドのギタリストの中では屈指の腕前を誇り、ソロアルバムは一部のメタラーに高評価を得るほど。さらには、キャバ嬢のような美貌のために女性と勘違いされるが、中身は関西人男性そのもの。同じ女形ギタリストのMana様とは違い、素のまま喋る。おそらく、喋っているところと聴いたことが無く、さらには性別が女だと思い込んだままだと間違い無く...世の男性諸君ならわかるな? - TERU (ギター)
別名・おてる。生粋のメタラーで、愛聴しているメタルバンドはサブジャンル内だと割と幅広い。ギターテクも最近はHIZAKIを上回るんじゃないかという程の能力を持ち、練習のお題にカバニーニなどを持ち出すくらいなので、ポテンシャルは高い。影響を受けたギタリストとしてクリス・インペリテリを挙げており、2009年のImpellitteriの来日時に対談を実現させている。その後交流が続いたこともあってか、2015年のImpellitteriのアルバム「VENOM」のアートワークを担当するまでの仲に発展した。 - YUKI (ドラム)
別名・ゆきお。老舗ライブハウス・目黒鹿鳴館からの推薦されたドラマー。それだけに、抜群の安定感を誇るドラミングをこなす。ニコニコではその安定感からドラムに関するタグを貼られることもある。 - MASASHI (ベース)
第6のメンバーとして『Versailles World Tour 2010 “Method of Inheritance”-GRAND FINAL-』から加入。ワールドツアー当初はサポートメンバーとしての参加だった。ピー助という猫を飼っている。
永遠のメンバー
- Jasmine You (ベース)
一見、ドラァグクィーンのような風貌で、時々片言の日本語を操るが、生粋の日本人(沖縄出身)なので、騙されるな。衣装によくあしらわれる薔薇は付属品というか体の一部。裏貴族ではKAMIJOとふしぎなおどりを踊った。
2009年8月9日未明に急逝。死因は不明(非公開)。そして、彼は永遠のメンバーとなった。Rest In Peace...
ディスコグラフィー
シングル |
アルバム
ライブアルバムベストアルバム |
DVD/BD
- Aesthetic Violence(2007年12月12日)
- HISTORY OF THE OTHER SIDE(2009年5月20日)
- CHATEAU DE VERSAILLES(2009年5月20日)
- おねがいかなえてヴェルサイユ(2011年7月6日)
- CHATEAU DE VERSAILLES -JUBILEE-(2011年12月21日)
- CHATEAU DE VERSAILLES -Holy Grail-(2012年10月31日)
- Best Live(2013年2月27日)
関連動画
YouTube(公式)
- Versailles - Truth(13万再生)
- Versailles - Rose (2012.7.4 Release)
- Versailles - New Year 2012
- Versailles - MASQUERADE(39万再生)
- Versailles HIZAKI - Prayer
- Versailles - "Philia"(93万再生)
- Versailles - "Philia" (verse)
- Versailles "Philia" (introduction)
- 「おねがいかなえてヴェルサイユ」(Onegaikanaete Versailles) -teaser-(16万再生)
- Versailles - DESTINY-The Lovers- <NOW ON SALE>
関連商品
インディーズ時代
メジャーデビュー前後
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- Versailles TERUオフィシャルブログ「激鉄日記」by Ameba
- Versailles Official World Fan Club
- Versailles / ヴェルサイユ|Warner Music Japan
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