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単語記事: AZIK

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AZIKとは、拡ローマ字、つまり普通ローマ字を拡した日本語方式である。

概要

AZIKは、一般のローマ字キー配列をそのままに、日本語によく出てくる文字列(読み)を2~3ストロークで打てるようにし、さらに打ちにく いパターンの互換キー提供するものです。今あなたが染んでいるローマ字打鍵に、ほんのすこしの工夫を加えるのですが、このささやかな一歩が、あなたと キーボードのつき合いを大きく変えてくれるのです。

 次のようなことを経験された方には特にお勧めします。

  • ローマ字が慣れてきたものの、いまいち速度が向上しない方
  • 今までのローマ字よりカナ入に移行した方が入が速くなるのではと、密かに「カナ入」にあこがれている方

以上、AZIK考案者の解説サイトより引用

要するに、「普通キーボードローマ字するのって非効率だけど新しい入方式を1から学ぶのもアレだから、ローマ字を拡して入を速くかつ簡単にしてやろう」というものである。

そもそもどの辺りが「拡張」なのか

AZIKの拡は、4つのカテゴリに分類される。

  1. 「っ」と「ー」のための専用キー割り当て
  2. 撥音(「ん」のこと)や二重音(「あい」とか「おう」とかその辺)、その他頻出イオディムのための入キー割り当て
  3. を楽にするための互換キー割り当て
  4. その他こまごましたものの割り当て

順に解説していく。以下キーボードレイアウトQWERTY配列と仮定する。

1.「っ」と「ー」のための専用キー割り当て

AZIKでは、「っ」を入するために「;」キーを、「ー」を入するために「:」キーを利用する(ーは元のキーでも入できる)。つまり例えば「あっと」→「a;to」などといった感じになる。これだけだと正直みみっちい感じがしなくもないが、AZIKの本気はむしろこれからである。

2.撥音や二重母音、その他頻出イオディムのための入力キー割り当て

日本語の特徴として、特定の音の後に別の音が続きやすかったり、音の後に「ん」が来るパターンが意外と多い。そこでAZIKでは、こいつらを簡単なキー操作で出せるようにしてしまおうという、正直我々一般人では思いもつかないような発想に至った。

撥音拡張

「~ん」というパターンを入する時は、ローマ字2ストロークキーの代わりに、そのキーの下のキーを使使う。例えば、「かん」と入したい場合は、「kann」→「kz」(zはaの下にあるよね)となる。ほら、もう入キー数が2つも減ったよ!!

……「だからどうした」という声が聞こえるが、このように、この手の「~ん」というパターンは文章中で結構な数があるので、Googleの検索に入する程度の流さでは価値を実感しにくいかもしれないが、こと長文を入する際にはかなり生きてくる。以下同様に、「きん」→「kk」、「つん」→「tj」、「めん」→「md」、「どん」→「dl」などといった入キーとなる。「『きん』が『kk』だったら『っ』が入できねーじゃねーかどーすんだ」などということも、1つの拡に「っ」を入する方法がしっかり定められているから問題ない。以上をまとめる。

キー 覚え方
ann Aの下
inn Iの下
unn Uの下
enn Eの下
onn Oの下

また、「あん」や「えん」などといった音+「ん」の形はどうするかと言うと、なんと「q」キー1つで「ん」が入できるので「いん」→「iq」となる。実に便利。(もちろん普通nnでもちゃんと「ん」は出ます)

二重母音拡張

AZIKでは、「~aい」、「~uう」、「~eい」、「~oう」という4つの形の二重音入に対して、これを即入するショートカットが可である。この入のためには、原則として対応するキーの(下以外の)すぐ近くのキーを使う。面倒なので表を引用する。

キー 覚え方
ai Aの上隣り
uu Uの斜め下隣り
ei Eの左隣り
ou Oの右隣り

例:「かい」→「kq」 「むう」→「mh」 「べい」→「bw」 「ぞう」→「zp」
※さっき「q」は「ん」になるとかいう話をしたが、それは何も子音が入されていない時の話

まあ要するに、2つのキー分の労を1つにしてくれる便利屋になる。さっきの撥音拡と合わせると、「東海道新幹線」が「tpkqdpskkzsd」になる。普通ローマ字だと「toukaidousinnkannsenn」。かなり短くなったのがお分かりいただけたであろうか。

あ、普通に「あい」とか「えい」とか打ちたい時には残念ながら普通に「ai」とか「ei」って打たないと駄なのです。まあ元々2打だし我慢しろ。

特殊拡張

これ以外の、日本語の文章中によく出てくる2文字集のうち、以下のものがAZIKの入キーとして登録されている。ただこれらは妙に多い上に、覚えにくい。そのためAZIKでもこれらのキーサブセットとして扱っており、積極的に覚えるものではないとしているAZIKのこれ以外の部分をマスターしてから手をつけるべきものである。

KT  こと   ST  した   TT  たち   HT  ひと  
WT  わた  MN  もの  MS  ます  DS  です 
KM  かも  TM  ため  DM  でも  KR  から 
SR  する  TR  たら  NR  なる  YR  よる 
RR  られ  ZR  ざる  MT  また  TB  たび 
NB  ねば  BT  びと  GR  がら  GT  ごと 
NT  にち  DT  だち  WR  われ     

3.入力を楽にするための互換キー割り当て

皆さんは普通ローマ字で入していて、「この文字打つのの移動が変で面倒」という入パターンはないだろうか。「にゅ」とか「ぎゅ」とか「ざ」とか。これらのパターンキーの速さを落としているために、非常にもったいないことになっている。QWERTY配列滅びろ。そんな訳で一部の人はDvorak配列キーボードに逃げたりもしているが、AZIKを使えばQWERTY配列のままでこの問題に対処することができる。つまりキーボードの刻印を無駄にしないでストレスから解消される。

Y

この面倒な入の原因の1つは、「ゃゅょ」を入するための「y」である。これとの兼ね合いで入しにくいキーは多いので、AZIKでは「ゃゅょ」の入に使うための「y」は「g」で代用できるというルールがある。つまり、「にゅ」→「ngu」、「ぎゅ」→「ggu」、「みょ」→「mgo」など。実際に打ちべて通常のローマ字べての圧倒的打ちやすさを実感して欲しい。

あくまで「代用」なので、普通に「y」を使っての入もできる。また、上で述べた拡を同時に使用することももちろん可なので、もう「にゃんにゃんngzngz)」とか「みょんmgl)」とか「うにゅー(ungu:)」とかの入に煩わされることなく談義ができるのである。

Z

同様に門のキーであるのが「z」。使用頻度がそこまで低くないのに、左手という右利きの人間にとっては最も使いにくいでかつ、近くにある「a」、「e」という音がしく入しにくいという打鍵速度を遅くする名人である。困ったことにこの「z」、上で書いたAZIKの撥音拡(aんに割り当てられている)でより頻繁に使用することとなる。そのため「却って遅くなるじゃねーかこの駄入方式が!!」と怒りたい気持ちは考案者もよく理解していらっしゃるので、これにも代替キーが用意されている。

まず左手用「aん」の互換キー。簡単に言うと、「左手で打たなきゃいけない子音の「aん」のためのキーは「n」にしよう」という、なんか付け焼感がなくもない代用方法。だがこれで「aん」の入速度は劇的に改善する。

だん DN  さん SN  わん WN  らん RN 
がん GN ざん ZN たん TN

次に、その他の「z」で打ちにくいキーの互換。特に説明することはないと思うので、元の入方法とべて簡単になっていることを確認して欲しい。

ZC(ZA) ざい ZV(ZQ)
ZF(ZE) ぜい ZX(ZW)

その他打ちにくいもの

その他にも、元々のローマ字で打ちにくかったもの、AZIKの拡キーのうち打ちにくいもので、以下のような互換キーが設定されている。ほとんどの物が、打ちやすい位置にあるにも関わらず使用頻度がかなり低い「f」を使用しているのがポイントである。

KF   じゅ JF   HF  
YF   MF   NF
DF   ちぇ CF   ぽん PF
わい WF さい SF   せい SS

「しゃ行」と「ちゃ行」

AZIKでは、「しゃ行」と「ちゃ行」の入はそれぞれ子音「x」と「c」で代用できる……んだけど正直記事作者はこの意義を見出せていない。

シャ XA   シュ XU   ショ XO  
チャ CA   チュ CU   チョ CO

4.その他こまごましたものの割り当て

だいたい外来専用の何か。パターンとしては、「元の子音」+「一個下のキー」+「元の音」。

ウォ WSO ティ TG ディ DC トゥ TG ドゥ DC

以上、何か質問は?

そもそもAZIKを導入する方法は?あとAZIKの利点ばっかじゃなくて限界とかもあるだろ?

導入方法

WindowsラットフォームのIMEで使用する方法について述べる。MacとかLinuxとかは自分でググってください。(Macは記事作者がよく知らないため。Linuxを使う程度の猛者なら自分で調べるだろう)

まあぶっちゃけどのIMEでもしこしこキーマップを登録すればいいんだけどね!!(ただしもちろんMS-IMEだけは取捨選択する必要がある)。AZIKしようと思っててATOK持ってないならGoogle日本語入力がオススメ。

AZIKの限界

まあQWERTY配列を無理矢理使ってる時点でどうしても入しにくいキー順は出てきてしまう訳で。それにローマ字から自然に出てくるとは言え、導入にある程度の学習コストがかかるのは否定できない。「試してみたけど入が速くならん!!」という苦情は一切受け付けないのでそのつもりで。

あとは記事作者が使ってみて意外と不便だったのが、「ミスタイプのせいで変な日本語が入される率が上がる(組合せが増えたから)ので、ミスった時の時間のロスが結構ある」ということ。まあこの辺りは努なんとかなるでしょう。

関連項目

外部リンク

携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/azik
ページ番号: 4735160 リビジョン番号: 1309111
読み:エイズィック
初版作成日: 11/10/03 03:56 ◆ 最終更新日: 11/10/03 03:56
編集内容についての説明/コメント: 初版作成です。追記編集大歓迎
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AZIKについて語るスレ

1 : 記事作者 :2011/10/03(月) 03:58:35 ID: 8hZGwJ8Zmc
記事作者です。初めての記事作成で頑った結果がこれだよ!!
記事作成に当たってはSKKの記事を多分に参考にさせていただきました。多謝。

追記修正よろしくお願いします。
2 : ななしのよっしん :2012/05/19(土) 16:42:55 ID: K1JJLXUnV4
参考になりました
ありがとうございます
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