Blenderとは、モデリングからレンダリング、アニメーション製作まで一連の作業を行う事が出来る、
統合型3DCG作成ソフトの1つである。
概要
Blender(ブレンダー)はオープンソースで開発されている3次元コンピュータグラフィックスソフトウェアの1つで、無償で利用することができる。
人体などのやわらかい体の表現(softbody)、
布のシミュレーション(cloth)、
ボーンによる多関節表現や時系列順にポーズを記憶させ、任意のカーブでアニメーション動作をさせるシーケンス機能(キャラクターアニメーションなど)、
写実的な光の表現やアニメ調(トゥーン)に出力(レンダリング)できる機能など、
極めて多彩な機能を持つソフトウェアである。
またマルチプラットフォームを前提に設計されているソフトウェアのため、
Windows(32/64bit)、Linux(32/64bit)、MacOSX、UNIX(Solaris, IRIX)版まで用意されているのも大きな特徴である。
歴史
Blenderは元々オランダのNot a Number(NaN)社が販売していた商用ソフトだった。Blenderは高機能で使いやすく非商用目的であれば無償で使用できたためアマチュアCG制作者の間で人気があった。ところがNaN社は2002年に破産する。これによりBlenderが失われるのがもったいないと考えた元NaN社のプログラマとオープンソース開発者たちは債権者からソースコードを買い取ってBlenderをオープンソースソフトウェアにしようとBlender財団を設立して世界中から寄付を募った。
半年後、目標だった10万ユーロの積み立てを達成。BlenderのソースコードはGPLにより公開された。が、ここからが苦難の道の始まりであった。
Blenderはオープンソースソフトを名乗る以上、Windows以外の複数のプラットホームで動作させないと格好がつかない。そこでMac OS X、linux、FreeBSDなどのUNIX系OSへの移植作業が開始された。ところがここで問題が発生した。Blenderのソースコードのコメントはすべてオランダ語で書かれていたのだ!
他国から参加している開発者たちは慣れないオランダ語のコメントを一つずつ翻訳する作業から始めねばならなかったのだ。さらにソースコード自体もプログラミングの定石から逸脱したこんがらがりのスパゲッティプログラムだったため、その解析にかなりの時間を要した。
そんなこんなでNaN社破産から1年後、ようやく最初のマルチプラットホーム版Blenderであるバージョン2.26が完成。その後多数の開発者たちにより様々な機能が追加されて(そのため各機能の操作性が一貫しておらずBlenderを初心者から遠ざける原因となっているのだが…)現在に至っている。
関連動画
関連商品
関連項目
- 3D
- 3DCG
- Python - スクリプトの記述に用いられている。Windows以外はそもそもインストールしていないと動かない。
- MikuMikuDance
インポートが出来るツールやスクリプト、改造版があるため、連携して用いられることがある。
なお、MikuMikudanceの制作者の樋口優氏はBlenderの操作性に難があるため制作したという。
- タグ検索 blender
で
外部リンク
- 本家総本山:http://www.blender.org/

- 日本語情報サイト:http://blender.jp/
※ただし個人による非公式 - Get Blender!:http://www.blender.org/download/get-blender/

http://dic.nicomoba.jp/k/a/blender


ページ番号: 632390
リビジョン番号: 1791255
読み:ブレンダー
初版作成日: 08/10/10 15:07 ◆ 最終更新日: 13/04/14 06:21
編集内容についての説明/コメント: 概要の文章に改行を入れました。市場を最近の本にしました。
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