BX-4 “ARVANCHE” / アーヴァンク とは、『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
機体解説
『R-TYPE FINAL』に登場する試験機。
バイド系Rの一機で、何故か『BX-2 プラトニック・ラブ』から派生する。
全体的なシルエットが似ている『B-1C3 アンフィビアンⅢ』からなら兎も角、何がどうなってそんな事になったのか、恐らく開発担当者以外は誰も知らない(ような気がする)。
開発条件は『B-3C セクシー・ダイナマイト』完成後一定時間経過である為、BX-2から発展したのではなくB-3Cから発展したとも考えられる。
・・・って、どっちもどっちじゃねーか!
といった開発の流れは置いておいて、使用されている鱗は採取されたバイドのものである。そして表面の滅菌処理が施されたのみである。機体フレームの素材もまたバイドの表皮である。
おわかりいただけただろうか?
バイドの性質を考えると安全どころか危険性は全く無視されている訳で、Team R-TYPEがいい具合にイッちゃってるのが理解出来るだろう。
結局何が言いたいのかと言うと「開発経緯がおかしい」のと「ナチュラルに危険」であるということである。
尚、強力な波動砲と扱い易いレーザーをもつ為、性能面は優秀な部類に入る。
ちなみにアーヴァンクとは英国の伝承に登場する怪物。『マビノギオン』ではアダンクという名で登場している。
ウェールズの湖に住まう青黒い巨大な怪物であり、その気性は荒いという。姿はビーバーやワニの様であるという。
またアーヴァンクはウェールズ語でビーバーの意で、語源は川を意味する単語とされる。
本機にどうしてこの名が付けられたのかは不明だが鱗も形状からワニ説を採用したのではないだろうか。
機体の元ネタはアイレムの1989年作品『ドラゴンブリード』ではないかという説がある。
赤色状態のドラゴンのカラーリング、無敵であるドラゴンの防御力とフォース或いは本機の防御力、波動砲の様な溜め撃ち、各種ショット、といった諸点が相似点に挙げられる。
また同作にはFINAL F-Aステージに登場するゲノン系の元ネタとなる雑魚敵も登場しており、これは有力な説ではないだろうか?
武装
- スケイル波動砲
- 2ループチャージ。エネルギー塊を放出、それが一定距離進むか敵にヒットすることで鱗状のエネルギー弾が飛び散り、それによって敵にダメージを与える。
広範囲をフォロー出来るので雑魚掃討に役立ち、しかも分裂弾数が多いのでボスに対しても大きなダメージを与える事が出来る。
『R-TYPE TACTICS』ではR-9Bシリーズの『バリア波動砲』と同様に迎撃専用武器『スケイルディフェンス弾』に変化している。 - スケイル・フォース
- バイドの鱗で全体を覆った異色のフォース。
隙間から僅かにフォースのバイド体が窺えるが、外見は鱗の塊にしか見えない。
この鱗はフォースと一体化しているのか、バイドの回復能力を発揮し、損傷してもすぐに再生する。
鱗全てがコントロールロッドの制御下にあり、鱗を切り離して発射する事も可能だという。 - スケイルシュート
- 前方に鱗状のレーザーを連射する。
- スケイルブラスター
- 上下3方向、6wayのレーザーを発射。攻撃範囲の広さで安定して使える優秀な武器。
- スケイルランサー
- 鱗型レーザー連ねた槍を上下斜めに発射する。
地形や敵に突き刺さり、それに触れた敵にダメージを与える。閉所で効果的。
トラップ発動!
開発系統上、本機からはB-5A、B-5B、B-5C、B-5D、という4機が派生している。
そして機体の開発条件は「一つ前の機体を使用」という風になっている。
これがアーヴァンクの仕掛けた罠である。
『R's MUSEUM』を見れば見る程、この“一つ前の機体”がBX-4であると誤認してしまう。
他の機体開発では派生前の機体を使用する事が条件になっていたりする為である。
だが本機の使用で開発されるのはB-5A クロー・クローのみである。B-5Bの開発には「一つ前」のB-5Aの使用が必要であり、本機をいくら使用しでも条件解放とならない。以降の機体も同様である。
“一つ前の機体”を使っているのに何時まで経ってもB-5B~B-5Dの3機が開発されない。これがその筋で有名なアーヴァンク・トラップという騙しの手口である。
467 :名無しさん@弾いっぱい:2009/09/19(土) 22:55:43 ID:2JpASEjP0
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アーヴァン=クトラップ 〔Arvan Chetrap〕
1986~ ウクライナ
敵の矢を撃ち落すスケイルメイルの先導者
『R-TYPE TACTICS』では鱗状装甲の防御力が評価されてか防御型の機体として登場。
バイドならではのフォース・機体双方の自己修復機能、地球軍ではR-9B1 ストライダーのバリア弾に相当する迎撃専用武器スケイルディフェンス弾を備えており、耐久性が高さが厄介なバイドである。
迎撃率はバリア弾程の鉄壁ではないが装弾数が倍ある為、下手なミサイル系攻撃は無為に終わる。波動砲や迎撃範囲外からのバルムンクで消し飛ばすのが得策。
ストライダーと異なり攻撃力が高くないので単体での危険度は低いが、手間取っている内に他の敵機に攻撃されないよう注意が必要。
一転、自分で扱うとなると、その耐久性は前線維持で心強い要素となる。
バイド軍としては足が速く、スケイル・フォース共々索敵距離も備えている為、部隊先行役として活躍。 ミサイル迎撃役として終盤でも安定して運用可能なその防御力は壁役として重宝されている。
ストライダーの様な攻撃力は無いものの、より長期戦向きの盾であり、先駆けである。
関連動画
本機は20:35~。17:53のアンフィビアンⅢと見比べたし |
ニコニコ提督による解説は…無いのだった |
本機の元ネタと思われる作品 |
後半 |
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
R's MUSEUM | ||
No.93 B-3C2 SEXY DYNAMITEⅡ |
No.94 BX-4 ARVANCHE |
No.95 B-5A CLAW CLAW |
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