DEATH MASK(デスマスク)とは、Electric Dreamsが開発したDOS用アドベンチャーゲーム「Angel Devoid: Face of the Enemy」の日本語ローカライズ版タイトルである。バンタンインターナショナル電脳工場が日本語ローカライズを担当。
日本では、プレイステーション版とセガサターン版がリリースされている。
ストーリー
西暦3023年、舞台は、地球の犯罪都市「パラダイス・シティ」。
パラダイス・シティ警察署に勤務する警官「ジェイク・ハード」は、5年前に元市長を殺害して逃走中の指名手配犯「エンジェル・デヴォイド」を追跡している最中の事故で瀕死の重傷を負ってしまう。
手術によって一命を取り留めたが、ベッドから目覚めたジェイクが見たものは、凶悪犯エンジェルの顔に整形された自分の姿であった。
その時から、ジェイクは「指名手配犯」「賞金首」として追われる身となってしまう。
追手から逃れ、エンジェルと関係した人物と出会っていくうち、次第に明らかになるエンジェルの姿、そして自分の出生の秘密。
逃避行の末、ジェイクが最後に見たものは…
どんなゲーム?
カーソル選択式の、インタラクティブムービー系アドベンチャーゲーム。(「MYST系」といったほうが分かりやすいか)
画面内のカーソルを移動させ、特定のオブジェクトの上で決定ボタンを押すことで、オブジェクトを操作したり、アイテムを拾ったり、マップを移動したりすることが出来る。
特徴的なゲームシステムとして「表情選択システム」というものが存在する。特定のキャラクターとの会話に入る前に「威圧・攻撃的」「普通」「笑顔・友好的」という3種類の表情のうちのどれかを選択することで、会話時の相手のリアクションが変わる…というもの。この選択が、情報収集の成否、そしてプレイヤーの生死を左右する。
難易度が非常に高いゲームで、選択を間違えると即死亡…という場面があまりにも多い。
いきなり警官に撃たれて死亡。
あまりの死亡シーンの多さに「死にゲー」「クソゲー」と称され、ゲームショップではワゴン常連となっており、amazonでは1円で叩き売られている可哀想なゲームである。
登場人物
- ジェイク・ハード : パラダイス・シティ警察に勤務する警察官。本作の主人公。凶悪犯「エンジェル・デヴォイド」を追跡中に事故に遭い、エンジェルの顔に整形されてしまう。
- エンジェル・デヴォイド : パラダイス・シティの元警察署長。5年前、市長のジェームズ・ウォーターフォードを殺害し指名手配犯となる。
- ロレイン・ルーガー : パラダイス・シティ警察の元警部補で、ジェイクの元同僚。職務中の銃撃戦で視力を失い警察を去るが、心眼による銃の腕を買われ、暗黒街「ネオ・シティ」の殺し屋として生活している。
- セリーナ・ジェローン : エンジェルの元恋人。ネオ・シティのバー「セリーナズバー」の経営者。拳銃密輸・マネーロンダリング・ソフトウェアの違法コピーなどの犯罪行為を行っているという噂がある。
- ミスター・ディジット : コンピューターデータの暗号解析を仕事とする男。素性は不明だが、暗号解析の腕は一流で、そのため、闇世界で重宝がられている存在。
- アイスクリームマン : 本名「エリート・デ・フリーズ」。妻殺害の容疑でジェイクに逮捕された過去があり、服役後はネオ・シティの冷凍食品販売のライセンスを隠れ蓑に、冷凍食品以外の「おいしいモノ」の販売をしているらしい。服役時にかかった病気により体温の監視と調節が必要なため、エンヴァイロメント・スーツを着用している。
関連動画
関連項目
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