DMV(Dual Mode Vehicle)とは、JR北海道の開発した線路と道路の両方を走行できるバス車両である。
名前のとおり車をベースに鉄路も走れるように魔改造改修したものでありその設計思想からしてレールバスではない。
極限状態まで赤貧にて追いつめられたJR北海道が生み出してしまった、鉄道とはそもそもなんだったのかという根本を見つめさせる夢の乗り物である。
概要
レールと道路のモードチェンジに20秒もかからないという特性を持ち、単体車両としての技術的にはすでに完成している。
(その一方で踏み切り動作などの保守装置との連動、定員増化などまだ課題が幾つかある。)
対応する法律はすでに施行済みであり、現在DMV運行に向けての保安基準策定が行われている。
開発略歴、及び開発動機
JR北海道は一般的に知られている以上に経営基盤が弱く、営業路線2500キロのうち30%にあたる757キロは一日あたりの乗客数が一キロ当たり500人未満。500人以上2000人未満が762キロあり、キロ当たり一日2000人未満が現在でもほぼ6割を占める。
一般的に鉄道会社で損益分岐点を越えるには一日、キロ当たり2000人以上の利用者が必要とされ、国鉄末期に第三セクターに切り出した基準も同様となっている。
(廃止基準算定時に線名位で計上した為、札幌にかかわる多くの赤字路線がそのまま廃止されず今に至る)
上記のような理由から、JR北海道の経営路線のうち、6割は(大変失礼ながら)すでに終わっている状態であるという厳しい経営環境下に常にさらされてきた。
そこで、1993年、坂本氏が(2010年時点にて)現副社長の柿沼氏にドイツのエッセンのように、大型バスを軌道上を走らせるようなことが出来ないかの検討を指示。
本来であれば普通の鉄道を走らせたいが、それが無理であるならせめて何とか路線を残せるすべはないかとの想いから10年を超えるDMV開発が始まった。
1999年に中型バスをベースに一度設計を起こすが車検を通りそうにもないことから計画が一度頓挫。
2002年、送迎をしている幼稚園のマイクロバスを見ながら柿沼がタイヤの間隔と狭軌の幅がほぼ一緒であることに気づきマイクロバスを種車として再度設計を再開した。
その後、鉄道総研や車メーカーに共同開発を打診するもすげなく断られ、何とかパートナーとしたのが日本除雪機製作所だった。
結果として日本除雪機製作所の持つ油圧系ノウハウが十二分に生かされ、且つ、ミニ四駆のガイドローラーを参考にした車軸合わせによってDMVが完成。
平成19年(2007)にトヨタ自動車が協力することが決まり、三代目となる車両が製造された。
のちに3代目が改造され定員が29人に増員、3両連結による運用試験が成功したため一定以上の人員の運搬も車両増結により可能となった。
JR北海道の提示する今後のスケジュールとしては平成22年度後半にDMVに適応する運転保安システムのプロトタイプ製造。
平成23年度以降に本格普及とされている。
これまでに実証実験の行われた鉄道
関連動画
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/dmv


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読み:ディーエムブイ
初版作成日: 10/02/22 21:06 ◆ 最終更新日: 12/01/03 19:28
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