floating palletとは、同人サークル「RainyCloudy」により、2D格闘ツクール2nd.を用いて製作された対戦格闘ゲーム。
略称は「フロパ」。「フロパレ」「フローティングパレット」「FP」等と呼ばれることもある。
2008年公開、2012年現在も尚更新が続く、格ツク界隈でも稀有な作品である。
また、小説投稿サイト「小説家になろう」にて小説版が連載されている。
ゲームシステム
地上および空中ダッシュ、超必殺技、チェーンコンボ等、概ね一般的な2D対戦格闘ゲームに則ったシステムになっているが、後述するブーストシステムがもたらす驚異的な威力の連続技等により、非常にピーキーなバランスに仕上がっている。
多くの2D格闘ツクール2nd.製格闘ゲームと同様、ツクール自体の不具合が製作・対戦の大きな障害になっているが、ごく少数のプレイヤーの熱意により、各種バグをテクニックと居直り解釈しての研鑽が続けられている。この辺りの経緯が某世紀末スポーツアクションを彷彿とさせる。
ブースト
あらゆる行動をキャンセルし、任意の方向へダッシュする特殊行動。北斗の拳(アーケード)やアルカナハートにも存在する同名のシステムに近い。
コンボ火力増強、立ち回りでのフェイント、空振り時のフォロー等、あらゆる状況で活躍する。
また、北斗とは異なり、地上で使った場合には高度の低い空中ダッシュになる。この結果、全キャラが目視困難な高速中段を持つという恐ろしい事態に至った。
ブーストの有用性を鑑みれば、濫用を防ぐ為にもゲージを貯め難い仕様にするべきだが、このゲージは常時自動取得、しかも実時間にして十数秒と言う短時間でブースト1回分のゲージが貯まってしまう。更にはゲージの獲得を抑制する要素も存在しない。
結果、ほぼ全キャラ即死・永久コンボを獲得、「小パンから即死ができるだけならキャラランクの中堅クラスにも入れない」とまで嘯かれる惨状を作り出した。
演出
世紀末的ゲームバランスと並び、本作品の魅力の一翼を担うのがぶっ飛んだエロ演出である。
ニュートラルモーション以外はほぼ全てパンツが見えていると言う有様で、パンモロと言う言葉の意味を改めて感じさせる。
下着が見えるにとどまらず、
- 両者大股開きで筋肉バスターよろしく叩きつける、町村麻知子の「破滅バタフライ」
- なぜか相手と自分が三角木馬にまたがる、籠原能登の「馬上の覇者」
- なぜか自らベッドに拘束された後、ベッドで突進攻撃を行う、籠原能登の「N.T.R.」
- 突然貝合わせを始める、ルトワ・エゥートの「セイクリッドインストール」
等、R-18レベルの演出が多数用意されている。
特にセイクリッドインストールの演出はこのゲームの代名詞ともいえる存在。この技の演出をまとめた動画は、本作の動画の中でもとりわけ高い人気を誇る。
関連動画
関連項目
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