Forza Motorsport 6とは、Microsoftから2015年9月17日より発売のXboxOne用のレーシングゲームである。(ダウンロード版は約1週間ほど早くプレイできた)
概要
Forza5の続編であり、前作のDrivater(ドライバター)システム等に加え、初代以来となる夜間レースやスピンオフのForzaHorizon2で実装された雨天でのレースが盛り込まれている。特に雨天レースでは普段よりも制動距離が伸びたり、グリップが晴れの時より悪くなる他、コース上に点在する水たまりに迂闊に突っ込むとハイドロプレーニング現象が発生し、制御不能になって不幸と踊っちまうなど物理演算にさらに磨きがかかっているのも特徴。
夜間レースの方も、思っている以上にコースが暗く、多くのコースでは車のライト以外アテにならないため、昼間のレースより高い難易度となっている。衝突などでライトが潰れようものなら酷い目にあう。
ちなみに、シリーズで初めてプレイヤーの姿が男性か女性か選べるようになっている。しかしどちらもStigみたくレーシングスーツ&ヘルメットのため特に違いはないのだが・・・
また、レースではMODと呼ばれるシステムが新たに追加され、レース中マシンの性能アップ(クルー)、賞金やXP増加の他、性能強化やスタートポジションを上げるなど少し有利な状態でレースを開始(ブースト)、スタートポジションや性能を下げる、視点やGUI制限などハンデをつけた状態で勝つと賞金増額(デア)の3種類に分類される。MODは1回きりのものもあれば何回でも使えるもの、特定コースでさらにボーナスが出たり、特定車種専用であったりするものもあり、それぞれキャリアを進めたり、MODパックを購入することで(ランダムではあるが)手に入れられる。ちなみにMODは各種1つずつ、計3つまで搭載可能。
10月カーパックの導入と同時に行われたアップデートにより、ブーストMOD仕様時に記録が「!」扱いになる(敵車への体当たりやコース外走行、壁にぶつけるなどで速いタイムを叩き出してもランキングが下方修正される、Forza3以降の経験者なら見覚えがあると思われるアレ)
今回もTopGearとのコラボは継続しており、Stigのデジタルいとことのワンメイクでのタイマンや自動車ボウリングなどの恒例となりつつある悪ふざけに満ちたレース(?)を楽しめる。ちなみにデジタルいとこは前作よりもパワーアップしており、相当手強くなっている(筆者感)。それにしても雨の中TVRでタイマンレースとか正気じゃねーだろ
なお、悪ガキ3人組のうちジェームズ・メイとリチャード・ハモンドはカテゴリ紹介等に参加しているが、ジェレミー・クラークソンはいろいろあったせいか、残念ながら参加していない。
この他、ForzaHorizon2にあったホイールスピン(ドライバーレベルが上がるたびにルーレットを回すことができ、お金に加え、運が良ければ車も当たる)に近いものが実装され、レベルアップごとに1回回すことができ、車、お金、MODが表示された9つあるパネルの内のどれか1つが景品としてもらえる。ちなみに中央の1マスは大当たり固定で、大金だけでなく、ブガッティ・ヴェイロンやル・マンプロトタイプなどの超高額マシンが当たる大チャンス。
登場車種
登場車種は前作(5)からさらに車種を増やし、今作では最初から450台を超える車が登録されている。
特に5から追加されたアウトウニオン・タイプDなどのWW2以前のレーシングカーといったお宝レースカーやインフィニティ・Q50オールージュなどのコンセプトカーに加え、DLCではForzaシリーズ史上初となるガチの装甲トラック「テラダイン・グルカLAPV」やキャデラック・XTSのリムジンバージョンなど時々レースゲーであることを忘れさせられるような変り種が投入されている。そしてとうとう他ゲームとのコラボで架空の車も導入。Turn10は一体どこへ行こうというのか
また、今作ではフォードとパートナーシップを結んだことで、最新型のフォード・GTが登場、パッケージを飾る他、E3トレイラーでも実物を登場させるなどかなり手が込んでいる(関連動画参照)。
さらにフォーミュラEやオーストラリアV8スーパーカーとパートナー契約を結び、フォーミュラE車両が増加した他(ナンバー違いだが)、V8スーパーカーではそれまでのフォード・ファルコンとホールデン・コモドアだけだったラインナップに日産・アルティマ、メルセデス・ベンツE63AMG、ボルボ・S60が仲間入り。他にもWTCC及びBTCC車両が初めて追加され、トヨタ・アベンシスを始めとする前輪駆動のレーシングカーも登場することとなった。更に後述のDLCにもあるように、NASCARやレーシングトラックなど様々な分野に手を出している。
また、マシンを隅々まで観察できるForza Vistaモードはさらに充実し、多くの車が内装の他、エンジンルームまで開けて文字通り隅から隅まで見られるようになっている。(ただしエンジンスワップ等一部のアップグレードや換装で開かなくなることがあるので注意)もはや車眺めるだけでもいいやと思えてくる程 充実している。
DLC
今回もDLCは健在。シリーズ10周年ということもあり、それを記念したXboxOne本体やDLCも登場。
カーパックの内容に関してはリリーズ前に公式フォーラムからヒントが出ており、何が出てくるか公式フォーラムで予想しあうのが恒例行事となっている。...のだがだいたいユーザーの予想とは違うことが多い。ヒントとは一体何だったのか
コンテンツ名 | 税抜価格(¥) | ||
VIP | 2000 | 賞金増額、VIP専用イベントへの参加権とVIP限定車(フェラーリ・458スペチアーレ、アストンマーチン・V12ザガート、ランボルギーニ・ヴェネーノ、フォード・シェルビーGT350R、マクラーレン・F1GT)等が手に入る。 DL版(デラックスorアルティメットエディション)には最初から同梱。 |
|
10周年記念 | - | パッケージ版は同梱のコードを入力することで、DL版は最初から入手可能。 10周年ペイントとチューニングが施されたマシン10台が収録されたパック。 |
|
Fast & Furious | 1000 | Horizon2に続き、映画「ワイルドスピード」シリーズとのコラボパック。 ブライアンのスカイラインGT-Rなど作中で登場したマシンが勢揃い。無改造でも十分強いが、ここから更に強化することができ、フルチューンしたら最早怪物。 ちなみに先にHorizon2で発売されたのとは中身が全く別で後述のカーパスには含まれない。(後にHorizon2でもこれと同じ内容のものが発売) DL版(デラックスorアルティメットエディション)には最初から同梱。 |
|
Porsche Expansion | 2000 | 総勢20台のポルシェと新コース「バージニア・インターナショナル・レースウェイ(VIR)」がセットになった追加パック。 Forza4の時と同様、新イベントや実績等も追加される。 ポルシェの代名詞とも言える様々な911や、SUV「カイエン」の他、962C、911GT3RSR、919ハイブリッド等各種レースカーも収録。 VIRは起伏に富んだ地形が特徴のテクニカルなコースでレイアウトは全7種。 このパックはカーパス対象外かつVIP割引なし。またオンライン含む各モードでVIRを使用する際はこれの購入が必須なので注意。 |
|
NASCAR Expansion |
アメリカで最も人気のモータースポーツが、Forzaにやってきた。 Forza4以来となるNASCARで、16年シーズン参加車両の内24台、シボレー・スーパースポーツ、フォード・フュージョン、トヨタ・カムリの3種類を収録。 また、実際にNASCARレースが開催される「ホームステッド=マイアミ・スピードウェイ(HMS)」も新コースとして収録。 さらに、追加に当たって、NASCARにちなみ、ローリングスタートなど新要素を幾つか加えており、本物さながらの戦略的な駆け引きを楽しむこともできる。 ポルシェパック同様、カーパス対象外かつVIP割引なしなので注意。 |
||
Chryslus Rocket'69 | 0 | Fallout4とのコラボで、Fallout4かForza6のどちらかをプレイした人にDLコードを配布中。2069年製のクルマ故か、アトミックV8という狂気に満ち溢れたエンジンを搭載し、とんでもない速さを誇る直線番長となっている。 ちなみにForzaシリーズでは極めて異例とも言える架空の車。 |
|
2016 Ford #66 Ford Racing GT Le Mans |
0 | 新型Ford GTをベースにWECのLM-GTEクラスに合わせて作られた最新レーシングカーのDLコードがForza6をプレイしている人へ配布された。 比較的早い段階でル・マン参戦も発表されており、いつかはForza6にも来るだろうと思われていたが、GT40がル・マンにて1-2-3フィニッシュを決めてから50周年という節目かつル・マンウィーク前週での配布という辺り、デイトナ24hの時と同じく確信犯。いいぞもっとやれ |
|
カーパス | パック名 (月) |
3000 | 10月から6ヶ月配信される7台入りカーパックを割安価格で入手出来るパス。 |
Logitec G (10月) |
700 | TopGearパワーラップランキングでスピードバンプを越えられないため参考記録扱いだが市販車(←ここ重要)最高記録を出したカパロ・T1やシリーズ史上初のリムジンなどのっけからキレ味抜群の変化球。 無料車種はインフィニティ・Q60コンセプト。IDxNISMO然りジューク然り日産が最近妙に力入れてる気がする 実装と同時にバグや不具合等修正も入った。 |
|
eBay Motors (11月) |
シルエットフォーミュラや80年代のF1からGTマシン、LMPといった古今のレースカーを収録、市販車もプリムス最後の車、プロウラーやフェアレディZの原点となったダットサン・2000など歴史を感じさせるラインナップ。 10月のホンダといい、Turn10がホンダコレクションホールに取材に来てた...? 無料車種は前輪駆動という変態異色のLMP、日産・GT-R LM NISMO。 |
||
Mobil 1 (12月) |
市販車では『メガ・カー』の異名を持つケーニグセグ・ONE:1を始めとする新旧4台、レーシングカーは'65ル・マン、'91IMSA GTO、'90インディ500王者という米国レース史のワンシーンを飾った3台のラインナップ。 そして初代シルビアがこっそり追加されていた。が、現在は入手不可の模様。 |
||
Polo Red (1月) |
アラブ生まれの億万長者のためのスーパーカーとも言えるWモーターズ・ライカン ハイパースポーツの他、WECで戦うハイブリッドLMP、今世代機初のSuperGT車、RE搭載のフォーミュラマツダ、ケンメリGT-R等日本車が輝くラインナップ。 Can-Amイベントが行われ、限定車フェラーリ・312Pを入手できた。 |
||
Alpinestars (2月) |
デイトナ24時間レース開催に合わせて配信された今回は昨年の勝者を始め、コブラに倣いV8を積んだ英国スポーツカー、幅広くモータースポーツ活動を行っていた2代目カローラ、現在も根強いファンを持つアルシオーネSVX、そして英国大衆紙デイリー・テレグラフが'08年に発表した「史上最も醜い車100選 第1位」等妙にインパクトの強いラインナップ。 不評で消えたはずのバウンティハンターイベントが行われ、限定車'77 アストンマーティン・V8バンテージを入手できた。 |
||
Meguiar’s (3月) |
最新の488GTBや創成期のスクーデリア・フェラーリにて成功を収めたアルファロメオ、ディーノエンジン搭載のフィアットとフェラーリに纏わる車が豊富なパック。他にはジャガーのグループC、“ミニコルベット”の愛称で知られるオペル等フェラーリに負けず劣らずな顔触れ。 尚このカーパックがカーパス適用の最後のカーパックで、4月からは別料金。 ランボルギーニST(スーパートロフェオ)イベントが開催。オンライン機能を利用したイベントで前半と後半に分けられ、条件クリアで前半では特別カラーのガヤルドSTや限定車'15 #63ウラカンLP620-2STと後半への参加権、後半では特別カラーのウラカンSTを入手できた。 |
||
TopGear (4月) |
TopGearの名を冠しているが、英国が誇る例の悪ガキ3人組ではなく、クリス・エヴァンス率いる新生TopGear準拠のチョイス(と思われる)。 英国メーカーの新型または特別モデルを中心としたラインナップとなっており、英国外も、最新のサーキット専用フェラーリやダッジ最強のV8を積んだチャージャーなどやはり最新・最強モデルが揃う。一応旧車及び旧TopGear要素としてはジェレミーが鉄道として走らせたジャガーのみ(それでも90年製)。 過去作の同名パックと比べると最新モデルやスーパーカーで固められ、ネタ・珍車成分が薄く、(悪く言えば)TopGearにしてはあまりにも無難すぎるラインナップのため、プレイヤー間でも賛否両論の模様。悪ガキチョイスマダー? |
||
Hot Wheels (5月) |
ミニカーの大御所Hot Wheelsとのまさかのコラボ。 Hot Wheels仕様のマスタングの他、シリーズでも特に有名なホットロッド「ボーンシェイカー」を引っさげてForzaに堂々の参戦。ホットロッド特有の世紀末ド派手な外装は一見の価値あり。 実はどちらも実車が存在する。まさに「1/1Hot Wheelsを作ってみた」。 他にも最新鋭のアメ車や90年のF1で大暴れしたフェラーリ等が顔を連ねる。 余談だが今作DLCで追加されたアメ車はリムジン、装甲トラック、世界一ブサイク、アトミックV8、ホットロッドとどこかハジけた車両が目立つ。 |
||
Turn10 Select (7月) |
Turn10直々のチョイスのカーパック。 が、ここにきて公式が病気と言わんばかりの全力の変化球をぶっこんできた。 WTCCやFIA GT車両はまだ解るが、シリーズ初となるレーシングトラックに加え、どうみてもネタ枠以外のなんでもないBMW・イセッタを投入。 Turn10は一体何を考えているんだ(褒め言葉 |
||
Turn10 Summer (8月) |
まさかのTurn10チョイス第2弾。夏休みのプレゼント? 市販車ではBMW・3シリーズのコンパクトモデルのほか、最強のアバルトともいわれる695ビポスト、キャデラックの最新セダンの3台。 一方でレーシングマシンは60年代の葉巻型F1、IMSAに殴り込み各カテゴリで大暴れしたダットサン・280ZX、日産初の自家製グループCカーなどヴィンテージレーサーファンにはたまらないラインナップ。 ちなみにこの内キャデラックはForzaHorizon3にも登場することがアナウンスされており、PVでオーストラリアの大地を爆走していた。 |
関連動画
関連商品
関連項目
関連サイト
- 0
- 0pt