FOXDIE(フォックスダイ)とは、ゲーム、メタルギアに登場する架空のウィルスである。
概要
ナオミ・ハンターが開発した、あらかじめ遺伝子で設定した特定の人物に感染した時のみに発症するウィルス兵器。心臓発作に似たような症状を起こし急死するウィルスである。
シャドーモセス事件でソリッド・スネークが潜入する際、ナノマシンを体内に注入する時に極秘に注入され、FOXHOUND関係者をターゲットにしたFOXDIEの運び屋として活動することになり、多くの登場人物がこのウィルスに感染して死亡している。
3種類の型のウィルス
FOXDIEには大きく分けて、初期型、変異型、新型の3種類がゲームに登場している。
- 初期型
最初に登場したFOXDIE。FOXHOUND隊員とその関係者をターゲットにしている。ゲーム中に関係者が急な不審死を遂げるのはこれが原因。リボルバー・オセロットのみFOXHOUND隊員でありながら愛国者側であるため、対象から外れている。本来ならソリッド・スネークも対象に入るはずだがナオミの裏切りにより対象から外れている。 - 変異型
シャドーモセス事件から9年後のMGS4にて、ソリッド・スネークの急激な老化によりFOXDIEが変異し、特定の遺伝子で発症する条件が無くなり、無差別に発症するようになったもの。実際にこのウィルスが発生したというわけではなく近い将来スネークの体内で発生すると伝えられる。スネークはこのウィルスの発生を防ぐため自殺をしようとする。 - 新型
MGS4にてスネークがドレビンによって新たに注入されたFOXDIE。今回はゼロを除いた愛国者達が設定されている。これによりEVA、オセロット、ビッグボスが感染し死亡した。なおこの新型を注入したことにより、元々スネークの体内にあった初期型は駆逐され、変異型が現れることが無くなった為スネークは自殺する必要が無くなった。理論上はこの新型も変異型に変化する可能性があるが、それよりもスネークの寿命が先にくるからその心配はないとのこと。
シリーズ最強の兵器
FOXDIEは特定の人物のみに発症する性質がある以上、犠牲者は重要人物となる。その犠牲者は以下の通り。
以上のようにシリーズの根幹を成す人物達がこのウィルス兵器の犠牲となっている。今まで数々の修羅場をくぐり抜けてきた猛者達がソリッドに会っただけで発症し、死亡している。ハイテクの機械や異常体質を持った人物が強敵としてでてくるのがメタルギアシリーズの特徴だが、多くの実績を残したのは目に見えない生物兵器だというのは皮肉な話である。
なお、ビッグボスの過去を描いたエピソードとなるMGSVでは、このFOXDIEよりも更にタチの悪い生物兵器が登場する。
関連項目
- 4
- 0pt