H.264は、少ないデータ量で動画を伝送するための動画圧縮規格。MPEG-4 Part 10 / AVC (Advanced Video Coding ) とも呼ばれる。ITU-T H.264及びISO/IEC 14496-10。
従来のMPEG-2(ISO/IEC 13818-2)と比較して選択可能な符号化や各種ツールの導入により2倍以上の圧縮効率を実現している。特に動きの少ない動画でVP6を圧倒する。
概要
H.264 ビデオは、AAC(Advanced Audio Coding)という音声圧縮規格と組み合わせてMP4コンテナ(.mp4)の動画として構成されることが多い。ニコニコ動画では 2008年3月5日(SP1開始)よりMP4コンテナを用いたH.264+AACコーデックのファイルを直接アップロードすることが可能になった。
H.264コーデックはVP6やISO MPEG4などの従来のコーデックに比べ非常に多くの圧縮支援機能が定義されており、これらの機能を活用することで高画質かつファイルサイズの小さいファイルを生成することが可能になるが、機能(プロファイル)が高ければ高いほど、エンコード(作成)側にもデコード(再生)側にも高い演算負荷が生じ、結果として"VP6より重い"という事態につながる。よってエンコード側のバランス感覚が求められる。
MPEG-4コンテナ
単に「MPEG4ファイル」と言われた場合は、H.264などのコーデックではなく、MPEG-4コンテナに格納された動画ファイルを指す場合が多い。MP4 はアップル社が開発した QuickTime形式(.mov)を基に作られたため、同社の製品と親和性が高い。また QuickTime形式にある字幕などのメタデータ収録、マルチチャネル・マルチトラック対応といった特徴も取り込んでいる。(ニコニコ動画では1トラックずつの映像・音声が入ったファイルのみサポートされる。また音声は2チャンネル(ステレオ)まで。)
MPEG-4コンテナについてはISOにより標準化されている(ISO/IEC 14496-12 及び ISO/IEC 14496-14)ことから、前述のQuickTimeをはじめ、携帯電話からデジタル家電に至るまで多くのアプリケーションで扱われている。このため、従前のFlash Video(flvコンテナ)に比べ汎用性が高いと言えるが、MPEG-4関連の規格は非常に多岐にわたるため、ハードウェア/アプリケーション間での相互運用性については問題が大きい。
プロファイルとレベル
MPEG-2 Videoと同様に、プロファイルとレベルが存在する。プロファイルは用途に合わせた機能やツールの集合であり、レベルはビットレートやバッファ量などの定義である。例えばメインプロファイル・レベル4.1であれば、MP@L4.1と表記する。
再生負荷問題
H.264は圧縮率が高く、高品質な動画を制作できる反面、再生には従来よりも高い処理能力が必要である。特に2002年以前のPCではまともに再生できないことが多い。詳しくはニコニコベンチマーク参照。
ビットレートにもよるが、コメありで
VP6 500kbps…PentiumIII 1.3GHz以上(Pentium4 1.8GHz、AthlonXP 1400+、PowerPC G4 1.25GHz相当)
H.264 500kbps…Pentium4 2.8CGHz以上(Celeron 430、Athlon64 3000+、PowerPC G5 2GHz相当)
程度のCPU構成がないと快適に再生できない。
搭載してるGPUによってはスケーリング(拡大/縮小の処理)を任せられるため、Flash Player10.1から再生支援対応したため、解像度がフルHD以下の動画のH.264動画であれば、再生負荷をある程度減らすことが可能。再生支援の効果はGPUのクラス(お値段)よりも、世代(新しさ)の影響が大きい事に注意。
コメなしならH.264でもNorthwood Celeronでいけるが…
関連動画
関連項目
ネタ
http://dic.nicomoba.jp/k/a/h.264


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リビジョン番号: 1131793
読み:エイチニーロクヨン
初版作成日: 08/05/15 21:33 ◆ 最終更新日: 11/04/05 13:21
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