iM@S Century's Episodeとは、サウス・バニングP制作のiM@S架空戦記シリーズ。略称はICEまたは@CE。
2009年7月3日にプロローグが発表され、同年11月19日に最終回を迎えた。全65話。
概要
フロム・ソフトウェア制作のロボットアクションゲーム『Another Century's Episode 2』(ACE2)をモチーフとしたアイドルマスターの架空戦記。ゲームのプレイ動画を編集した戦闘パートと、会話を中心とする紙芝居パート(+なぜなにゆきほ)から成る。
ACE2では『超時空要塞マクロス』から『ブレンパワード』まで新旧のロボットアニメに登場したロボットを操作できるが、この動画シリーズにおいては天海春香がガンダム試作1号機に乗り、星井美希がドラグナー1型に乗るというように主役級ロボットのパイロットがアイドルマスターの登場人物に置き換えられている。そのため原作アニメの主人公は原則として登場しないが、アムロ・レイ(逆襲のシャア)、マイヨ・プラート(機甲戦記ドラグナー)など少数の例外もある。
また原作アニメのヒロインキャラも一部の例外を除き登場しない。各作品のヒロインの役回りはアイドルたちが分散して担っている(ヒロインの役職を兼任する、特定キャラの好意を寄せられる、おばさん呼ばわりされるなど)。
アイドルに置換されなかったサブキャラクターたちはゲームと変わらない位置づけで登場する。アルビオン隊のまとめ役であるサウス・バニング大尉はP名の由来ともなった。タップ、トロワ、ジョナサン、依衣子姉さんといった一部登場人物は変態にキャラ改変されているが、原作未視聴者からはもちろん原作ファンからも好評を得ている(多分)。
全体的なストーリーはACE2とほぼ同じであるが、説明不足な部分を補ったり一部のミッションの発生時期を変更したりと多少のアレンジも加えられている。特に765プロのプロデューサーがゲームオリジナル主人公に相当する立ち位置であるため、主人公に関わるイベントはほぼ別物となっている。
投稿速度
iM@S Century's Episodeはプロローグおよび第1話の発表以来、異常なほどのハイペースで新作動画が投稿され続けた。第10話までは2~4日のスパン、そして第10話から第64話まではきっちり1日おきに新作投稿という超ハイペースが維持されていた。最も間が空いたのは第64話から最終話までの6日間だが、その最終話は脅威の5本立てだった。
投稿された動画の総数は、最終回後の番外編を含め全72本(ACE3のOP曲差し替え動画も含めればさらに+1)。7月3日投稿のプロローグから11月24日投稿の番外編まで日数は144日なので、ちょうど2日に1本のペースだったことになる。
この尋常ではない投稿スピードから、動画にはしばしば「うp主はもう寝ろシリーズ」タグがつけられていたが、開始から3か月が過ぎた頃には「うp主に寝ろと言うだけ無駄シリーズ」という派生タグまで誕生した。
プロローグ
ある日突如、スペースコロニーのジオン公国がUCE(地球統一機構)に宣戦布告する。ジオン軍のコロニー落としを発端として両者の間で全面戦争が勃発、765プロも活動休止を余儀なくされる。
一年にも及ぶ激戦はUCEの勝利で幕を閉じたものの、UCE軍に徴兵されていたプロデューサーが765プロに戻ってきたときには事務所は無人となっており、アイドルたちの行方もわからなくなっていた。
しかたなく軍での仕事を続けていたプロデューサーは、新型機動兵器ガンアークのテストパイロットとしてトリントン基地へと向かうことになる。そこで彼は、自分を追って軍人となった天海春香と再会するのだった。
登場人物
アイマス関係者のみ。本編への登場時期、および搭乗機(換装などによる同一機のバリエーションは除く)も併記する。ネタバレが含まれているので未視聴者は注意!
- プロデューサー(第1話~):ガンアーク
- 天海春香(第1話~):GP01、GP03
- 星井美希(第2話~):D-1、D-1カスタム
- 三浦あずさ(第3話~):リ・ガズィ
- 双海真美(第4話~):ユウ・ブレン、ネリー・ブレン(本動画での名称はマミブレン、アミマミブレン)
- 双海亜美(第5話~):ヒメ・ブレン、ネリー・ブレン(本動画での名称はアミブレン、アミマミブレン)
- 高槻やよい(第5話~):ダンバイン、ビルバイン
- 水瀬伊織(第16話~):ウィングガンダムゼロ
- 秋月律子(第18話~):ダンバイン、ナナジン
- 菊地真(第19話~):エステバリス(アキト機)、ブラックサレナ
- 我那覇響(第21話~):ゴッドガンダム
- 四条貴音(第26話~):エルガイム、エルガイムMk-II
- じいや(第26話~):ヌーベル・ディザード
- 如月千早(第29話~):VF-1A(マックス機)
- 音無小鳥(第33話~):バスターアーク
- 高木順一朗(第34話~):フェザーアーク
- 萩原雪歩(第41話~):レイズナー、強化型レイズナー、レイズナーMk-II
- 黒井崇男(第50話~):トールギスIII
なぜなにゆきほ
動画のラストに配置されている(どこかで見たような)ミニコーナー。萩原雪歩がゲストと共にACE2参戦作品のストーリーやロボットの解説をしてくれる。雪歩がMCに抜擢された理由はアイドルの中では本編への登場が最も遅いことと、サウス・バニングPにとっての天使であることから。
雪歩は終了間際の失言(または別の事情)で穴を掘って埋まるのがお約束となっている。穴掘りの理由をこじつけるため、サウス・バニングPは日々頭を悩ませていたらしい。
iM@S Century's Episodeの完結後には、番外編としてなぜなにゆきほ最終回が投稿され、この動画シリーズそのものについての解説(あとがき)が行なわれた。
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マイリスト
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関連項目
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