IG-88とは、映画「スターウォーズ」シリーズに登場するみんなのトラウマ架空の暗殺ドロイド(ロボット)である。
概要
元々は「エピソードV/帝国の逆襲」が初出。ハン・ソロ追跡の任を帯びるシーンでダース・ベイダーが召集したバウティハンター達の中にボバ・フェットと共に確認できる。
しかし、その後はこれといった活躍の場はなく、クラウドシティの廃品置き場に残骸があることが確認できるだけである。(設定上はボバの手柄を横取りしようとしたら逆に奇襲をくらって破壊されたらしい)
ちなみにIG-88にはA型、B型、C型、D型の4体が製造されたらしく、ボバに破壊されたのはIG-88B、そして下記に記述されているのが「スター・ウォーズ 帝国の影」で主人公ダッシュと銃撃戦を繰り広げ、多くのプレイヤーを恐怖に陥れたIG-88Dである。
後付け設定ではあるが、「エピソードIII/シスの復讐」に登場したマグナガードにもIG-100の型式番号が与えられており、彼らもIGシリーズの一つであることが伺える。
帝国の影でのIG-88
この記事を見ている者にとってIG-88の名を初めて知ったのは高確率でNINTENDO64のゲーム「スター・ウォーズ 帝国の影」だろう。
第4ステージの『オード・マンテルの廃品置き場』のボスとして登場した彼だが、ゲームをプレイした多くの少年少女達(64はファミリー向けとして人気があったハードなだけにプレイヤーも低年齢層が多かった)を恐怖のどん底に突き落とした。
トラウマとして語り継がれるワケ
- 不気味な声
- IG-88の素早さ
- やたら動きが早い。気づかぬうちに後ろから接近され、IG-88のパルスキャノンで滅多打ちで死んでしまうことが多い。最初に戦ったボスであるAT-STとは段違いの素早さである為、戸惑う&恐怖するプレイヤーも多い。
- ちなみにこのIG-88がボスとして登場する第4ステージはダッシュを操作するものとしては2番目で(第1ステージと第3ステージは戦闘機を操作してのシューティングであり、ボスもいない)。IG-88は事実上2番目に戦うボスなのだが、それにしては最初のボスと比べて一気に強くなりすぎである。初めてダッシュを操作できる第2ステージの『エコー基地からの脱出』のボス、AT-STではその巨大さから、移動する場所は限られており、プレイヤーを追って来るようなことはせず、特定のルート(部屋の中央)をぐるぐる回ってるだけで足も遅い。
倒し方もボス部屋入口の物陰に隠れながら攻撃するかAT-STの真後ろについて死角から攻撃、もしくは(難易度ノーマルのみだが)ボス部屋の中に設置されている無敵アイテム(取るにはコンテナを崩して足場にする必要があるが、階段状にするだけなのでそれほど難しくなくアイテムそのものが目に見えるので楽に取れる)を使えば初心者でもノーダメージでクリア可能なほど簡単(初心者救済か?)。
しかし、IG-88に死角というものがなく、後ろから攻撃してもすぐにプレイヤーのほうに振り向いてブラスターを撃ってくる。おまけにAT-STとは異なり常にプレイヤーを追ってくる。難易度がノーマルの場合、IG-88と戦うボス部屋にも無敵アイテムはあることはあるのだが、常にダメージを受ける溶鉱炉の中にある(初心者はまず気づかない)。最初のボスと比較して強すぎ&難易度が上がりすぎである。
- ボス部屋の構成
- 結論から言うと敵から隠れられる場所が殆どない(唯一あるとすれば溶鉱炉だが、そこに入ったままだと死ぬ)。
AT-STは狭い通路には入り込めないのだが、人間サイズのIG-88は部屋や通路の広さに関係なく常にプレイヤーを追いかけてくる。また、AT-STとのボス部屋ではフィールドが平坦なので、ブラスターを撃てば射撃が下手でない限り当たる。おまけに敵の攻撃を避ける為の壁がある。だが、IG-88と戦うボス部屋では瓦礫が積み重なったりしていて、やたら地形に起伏があり―――それなのに身を隠す場所が殆どないうえ(というか、身を隠しても敵が察知してすぐバレる)、むしろ起伏があるせいでブラスターで狙いをつけにくい。一応、部屋の中央は平坦なのだが、場所がそれほど広くなく、逆に敵のブラスターによる長距離攻撃の警戒も必要となる。
更にこのゲームの隠し要素である『ゲームの秘密』を開示させる為に必要なアイテム『チャレンジポイント』がこのボス部屋にも三つ設置されているのだか、その設置場所が酷い。一つは細い瓦礫の足場を渡った先、後の二つが溶鉱炉の中にあり、後者を取るにはダメージを覚悟しなければならない。前者はそれほど難しくはないのだが、足場から落ちたら少し戻ってやり直し。
これだけ聞くと大したことのないように感じるかもしれないが、ボスのIG-88の不気味な声と歩行音、敵のブラスターによる長距離射撃&パルスキャノンによる恐怖を感じながらの作業なのでミスをしやすい。そうやってミスを繰り返すうちにいつの間にか敵の接近を許して、パルスキャノンで滅多打ち→死亡となることも多い。
- 結論から言うと敵から隠れられる場所が殆どない(唯一あるとすれば溶鉱炉だが、そこに入ったままだと死ぬ)。
- 恐怖の連射武器『パルスキャノン』
- そもそも『パルスキャノン』って何ぞや?という人の為に説明。パルスキャノンとはこのゲームで手に入る武器で『射程は短いが高い連射力と攻撃力を持つビームライフル』である。「ピュピュピュピュ」という独特な発砲音が特徴で、ゲームでは主人公ダッシュの他にボスのIG-88やグラディエーター・ドロイドが使用する。
だが、ゲームではダッシュが入手するより先にIG-88が使ってくるのでその威力の高さと連射音をプレイヤーは身を持って味わうことになる。IG-88はブラスターを長距離攻撃に、短距離攻撃にパルスキャノンを使ってくる。先に説明した通り、パルスキャノンは威力と連射力が高く、難易度ノーマルでも短時間でかなりのダメージを喰らう上にハード以上だと数発受けただけで致命傷になることも多い。逃れようにもボス部屋のステージの構成上、地形に引っかかって抜けようにも抜け出せずに下手をすればあっという間に死に至る。その独特な発砲音はIG-88と並んで、トラウマになるプレイヤーも多い。その分、次のステージでこの武器を手に入れ、自分が使ってザコ敵やボスを攻撃するのは壮快である。
- そもそも『パルスキャノン』って何ぞや?という人の為に説明。パルスキャノンとはこのゲームで手に入る武器で『射程は短いが高い連射力と攻撃力を持つビームライフル』である。「ピュピュピュピュ」という独特な発砲音が特徴で、ゲームでは主人公ダッシュの他にボスのIG-88やグラディエーター・ドロイドが使用する。
関連動画
関連商品
関連項目
- 2
- 0pt