Kalafina(カラフィナ)とは、梶浦由記プロデュースによる、WAKANA、KEIKO、HIKARUのボーカルユニットである。
概要
「空の境界」関連
作曲家・梶浦由記が劇場版アニメ『空の境界』の音楽を手がける際、その主題歌を制作するために結成された。
Kalafinaは造語であるが、特に意味はない。梶浦由記が”耳に残るような響きの良い名前を”と考えて名付けた。
愛称や略称は特にないが、鷲崎健からは親しみを込めて「カラフィナーズ」と呼ばれている。
初のリリースはシングル『oblivious』。2008年1月23日に発売され、オリコン週間ランキングで最高8位を記録した。これは、空の境界第一章「俯瞰風景」の主題歌であり、同シングルには第二章「殺人考察(前)」の主題歌『君が光に変えて行く』と、第三章「痛感残留」の主題歌『傷跡』の3曲を収録している。
同4月23日、『Re/oblivious』をリリース。1stシングル『oblivious』のリミックスCDをと位置づけられているものの、曲間の小品が前後の楽曲を繋げる鍵になっていたりと、コンセプチュアルなミニアルバムの作りがなされている。2011年10月22日現在は廃盤となっている。
同7月30日には、2ndシングル『sprinter/ARIA』をリリース。第四章「伽藍の洞」の主題歌『ARIA』と、第五章「矛盾螺旋」の主題歌『sprinter』を収録した両A面である。3曲目には、なぜか『oblivious』のボーカルレス・トラックが収録されている。オリコン週間ランキング最高10位を記録。
同12月24日、3rdシングル『fairytale』をリリース。第六章「忘却録音」の主題歌であり、カップリングにはKalafinaとしては初の非タイアップ曲『serenato』、そして前作『sprinter』のボーカルレス・トラックを収録している。オリコン週間ランキング最高9位を記録。
2009年3月4日には、待望の1stアルバム『Seventh Heaven』をリリース。これまでリリースされた「空の境界」主題歌の6曲と、シングルリリースされなかった第七章主題歌『Seventh Heaven』、その他新曲等、梶浦節の光る多彩な14曲を収録している。オリコン週間ランキング最高8位を記録。
「Seventh Heaven」以降
本来、Kalafinaは「空の境界」専用ユニットとして結成されたものであり、1stシングル『oblivious』の初回特典BOXも、上記の3枚のシングルのみを収納する仕様であった。これは、この3枚(とアルバム)をリリースした後にユニットを解散する予定だったためである。
しかし、1stアルバム『Seventh Heaven』と同時に、4thシングル『Lacrimosa』をリリース。アニメ『黒執事』のED主題歌であり、「空の境界」以降も、梶浦由記のボーカル・プロジェクトの主たる担い手として、Kalafinaの活動が続けられていくこととなった。
2009年7月1日にリリースされた5thシングル『storia』は、Kalafinaとしては初のノンタイアップ・シングルとなる。NHKのTV番組「歴史秘話ヒストリア」のテーマ曲のカバーであるが、同番組の劇伴を梶浦由記が手がけていることから、ある意味セルフカバーのようなものとも言えるだろう。
2010年3月17日、前作からほぼ一年ぶりとなる2ndアルバム『Red Moon』をリリース。オリコン週間ランキング最高5位を記録した。4th~7thシングルの他、劇場アニメ「イヴの時間」ED主題歌の『I have a dream』、ゲーム「信長の野望Online ~新星の章~」イメージソングの『星の謡』を収録している。なお、同年5月にはこのアルバムを引っ提げて全国ツアーを敢行した。
2011年2月16日発売の9thシングル『Magia』は、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のED主題歌としてリリースされ、アニメ本編の爆発的な人気も相まって、自身最高のオリコン週間ランキング7位を記録している。なお、アニメ本編の劇伴音楽も梶浦由記が手がけており、各シーンのインパクトとともに高い評価を得ている。
また、同曲を収録した、同9月21日発売の3rdアルバム『After Eden』が、オリコンデイリーランキングで最高1位、週間ランキングでも最高3位を記録。シングル・アルバムを通じてKalafinaの最高記録となったばかりでなく、梶浦由記が手がけたCDでも過去最高の順位となった。
ライブ活動について
Kalafinaはライブ活動も活発であり、1stアルバム『Seventh Heaven』の初回特典として、Kalafinaのライブ映像を収録したDVDが付属している。また、2ndアルバム『Red Moon』リリースを機に、全国4箇所でのライブツアーを敢行している。
2010年12月1日には初のライブ映像集『Kalafina LIVE 2010“Red Moon” at JCB HALL 〜Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR〜』を、DVD・Blu-rayの2形態でリリースしている。
サウンドトラックへの参加
Kalafina名義のCDリリースだけでなく、梶浦由記の手がけたサウンドトラックにボーカルで参加することもある。NHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」のサウンドトラック第2弾には、2011年度EDテーマとしてKalafinaの歌う『symphonia』が収録されている。
また、「空の境界」最終章の主題歌『snow falling』もKalafinaが歌っており、日本語版と造語版の二種類が存在する。日本語版は9thシングル『Magia』のカップリングとして収録されており、造語版は「空の境界」サウンドトラックの総集編『the Garden of sinners-劇場版「空の境界」音楽集-』に、最終章の劇中音楽とともに収録されている。
なお、上記の2曲はいずれも3rdアルバム『After Eden』にも収録されている。
メンバーの変遷
結成当初、梶浦はKalafinaを「定員のいない流動的なユニット」と位置づけていた。
1stシングル『oblivious』リリース時点ではWakanaとKeikoの2人の参加が表明されていた。二人はいずれも「FictionJunction WAKANA」「FictionJunction KEIKO」として、以前から梶浦由記にその才能を見出されていた歌手である。
2ndシングル『sprinter/ARIA』からは、3万人が応募したオーディションを経て新たにHikaru、Mayaが参加した。その後、1stアルバム『Seventh Heaven』リリース時にMayaが脱退し[1]、以降はWakana、Keiko、Hikaruの3人によるユニットとして、現在に至るまで活動している。
リリース一覧
シングル
- 2008/01/23: 1st 『oblivious』(映画「空の境界」第一章・第二章・第三章主題歌)
- 2008/07/30: 2nd 『sprinter/ARIA』(映画「空の境界」第四章・第五章主題歌)
- 2008/12/24: 3rd 『fairytale』(映画「空の境界」第六章主題歌)
- 2009/03/04: 4th 『Lacrimosa』(アニメ「黒執事」ED主題歌)
- 2009/07/01: 5th 『storia』(ノンタイアップ・シングル、TV番組「歴史秘話ヒストリア」テーマ曲のカバー)
- 2009/10/28: 6th 『progressive』(ノンタイアップ・シングル)
- 2010/01/20: 7th 『光の旋律』(アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』OP主題歌)
- 2010/09/15: 8th 『輝く空の静寂には』(アニメ『黒執事II』挿入歌、ED主題歌)
- 2011/02/16: 9th 『Magia』(アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」ED主題歌)
- 2012/04/18: 10th 『to the beginning』 (アニメ「Fate/Zero」第2期OP主題歌)
アルバム
- 2008/04/23: Mini 『Re/oblivious』
- 2009/03/04: 1st 『Seventh Heaven』
- 2010/03/17: 2nd 『Red Moon』
- 2011/09/21: 3rd 『After Eden』
DVD・Blu-ray
- 2010/12/01: ライブ映像集 『Kalafina LIVE 2010“Red Moon” at JCB HALL 〜Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR〜』
- 2012/03/21: ライブ映像集 『“After Eden” Special LIVE 2011 at TOKYO DOME CITY HALL』
関連商品
シングル
アルバム
DVD/BD
サウンドトラック
本
関連項目
外部リンク
脚注
- *特にMayaは『sprinter/ARIA』をリリースするために選抜されたメンバー、という色合いが強かったことが公式サイトにも明記されており、ここにも当時のKalafinaの持つ「流動的なユニット」としての性格が強かったことが垣間見える。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/kalafina


ページ番号: 284554
リビジョン番号: 1517109
読み:カラフィナ
初版作成日: 08/06/26 13:33 ◆ 最終更新日: 12/05/02 15:20
編集内容についての説明/コメント: 2012/04/26(木)放送の電波研究社での内容を加筆(カラフィナの意味について)
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