LJNとは、笑える、常軌を逸した、ノータリン(Laughing Joking Numbnuts)の略である。
・・・というのはウソで、アメリカでゲームとアクションフィギュアなどを販売していた玩具メーカーの名前である。虹をあしらったそのロゴは「邪悪なる死の刻印」や「死の虹」とまで評される有様である。
概要
元々玩具メーカーの販売担当だったフリードマン氏が、社長の後援のもと独立して設立した会社。設立年は1970年。
ちなみに、「LJN」という社名の正しい由来は、その元々勤めていたメーカーの社長、ノーマン・J・ルイス氏にあやかって、姓名を入れ替えた「Lewis J. Norman」の頭文字を取ったものである。
元々は玩具製造がメインであったが、1986年にMCA/Universal社(現ユニバーサルピクチャーズ)に買収されたのを境に当時流行していたファミコンのゲーム開発を開始した。
LJNが出していたゲームは『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、いわゆる原作モノのゲームが多く、日本で言うところのバンダイのような存在だったらしい。
買収されたことによって映画制作会社直属という強みを得たのにもかかわらず全く生かすことが出来ず、LJNのゲームのクオリティはどれも低く、世間の評価はイマイチであった。
海外のゲームサイトである「GameTrailers」のクソゲーレビュー番組「The Angry Video Game Nerd」で度々LJN産のゲームが取り上げられているが、LJNのゲームに対するAVGNの評価も軒並み最低レベルで、ブチギレたり呆れたりすることが大半である。
そして1988年にアクレイムに買収され(この時に玩具製造部門を売却した)ながらもゲーム開発を続けていたが、1994年には完全にアクレイムに吸収されて消滅した。そして2004年にアクレイム社自体も倒産してしまったため、LJNのゲーム開発部門は歴史の闇に永遠に消え去ってしまった。
LJNの名誉のために付け加えておくと、アクションフィギュア等の玩具製品に関しての評判は悪くはなかったようだ。
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関連項目
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