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Post Anime Depression Syndrome(PADS)とは、アニメを観た後、アニメの放送が終了した後にうつ状態になる疾患である。アニメ燃え尽き症候群、アニメロスとも呼ばれる。
概要
Post Anime Depression Syndrome(PADS)は、アニメ終了後うつ症候群を意味する。「PADS」は海外での呼称であり、日本では「アニメ燃え尽き症候群」、「アニメロス」、あるいは作品名を冠して「けもフレロス」「ごちうさロス」などと呼ばれる。
アニメ、とくにシリーズの最終話を視聴したあとに気分が落ち込み、うつのような症状が現れることがある。具体的には、気分が沈み込む、アニメのことばかり思案する、ほかの物事に集中できなくなる、他の人のことをあまり気に留めなくなるなど。また、物語について深い考えを持つようになる。
登場人物に深く感情移入したり、物語に大きく心を動かされたりすることが要因と考えられる。医学的には、アニメが終了したこと、登場人物と別れることが喪失体験となって引き起こされるうつ病と考えることもできる。また、実際にはアニメに限らず、小説、映画、テレビドラマ、ストーリー性の強いゲームなどでも、エンディング後に同様の症状を訴える人が見受けられる。
「良い小説を読み終えることは、良い友人と別れることと同じ」とする作家がいるように、アニメ愛好家もまたアニメを観終えたあとは言いようのない寂寥感を覚え、なにか大きなものを失って自分の心が空虚になったように感じられる。
物語はいつか終わりを迎えるが、それによってあなたの心が揺り動かされたのなら、それはその物語が素晴らしいものだったからにほかならない。良い作品に出会えたことに感謝し、沈んだ気分を切り替えていってほしい。
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関連項目
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