ハリアーPのHDDの故障のため、2010年07月02日より第35話の公開を以ってシリーズを休止していた。
2010年10月07日、第36話を公開。その後、第一部ともいえるファラファラ帝国編の終了より、またしても
休止していたが、2012年03月17日、第39話を公開し、暗黒街ジョンブルグ編の終了まで日刊更新を敢行した。
あらすじ
プレイヤー自身がゲーム世界に入って冒険ができるという夢のゲーム機、「ウィー・ステーション・ボックス」[1]
その新作ソフトのテストプレイを765プロのアイドルたちが行うこととなった。
ゲームの舞台は剣と魔法のファンタジー世界。
説明もそこそこに765プロ・876プロのアイドル計16名はさっそくゲームの世界へ飛び込むのであった。
世界観
ゲーム世界
既存のあらゆるゲームを遙かに上回る、バーチャルリアリティで構築された世界が冒険の舞台。
痛み・空腹・疲労までも再現されたゲーム世界でアイドル達は自らの五感で物語と接する。
現実と同じように接するのか?
それともゲームはゲームとして割り切るのか?
目の前の出来事と自らの価値観の狭間で
アイドル達それぞれがどの様なスタイルで、このリアルすぎる世界を旅するかが大きな見所となっている。
オーラ
人が持つ、魔力の源であり自然を操る力。他作品におけるマナのようなもの。
魔法を使用するにも武具を扱うにも、オーラが必要かつ効果を左右する。
オーラの有無は生まれつきであり、持たないものには魔法を使うことができない。
アイドル達は全員オーラを所持している。
魔法
魔法には炎と氷、地と風、金と木、光と冥の8属性が存在する。
先天的に、人によって得意な魔法の属性が決まっており、その属性が一番極めやすい。
魔法は気合を込めることで発動させることができ、名前を叫んで発動することで威力や魔法の形状が変化。
オリジナルの術として使用できるようになる。
武器
一般的なRPGと同じように中世ファンタジー世界観に合った武器が登場する。
武器の攻撃力は武器に込められるオーラ限界量と使い手のオーラに左右される。
特殊な武器もあるらしい。(例:雪歩が持っている杖=魔力アップ)
防具
鎧・盾・兜の3種類が存在する。
やはり性能はオーラ限界量&使い手のオーラに左右される。
装備方法は、実際に装着するか、インストールするかの2種類。
後者の場合、鎧は衣服・盾は腕・兜は全身の強度が増す。
アイテムポッド
プレイヤーであるアイドルたちが最初から所持している道具。
他のアイテムを保管し、必要な時にはそれらを具現化させることができる、四次元ポケット的な存在。
所持金や術などのステータスを確認できる機能もある。
ちなみに、各アイドルごとに好き勝手な名前で呼んでいる。「アイテムポッド」の命名は春香。
八英雄
かつて世界を救った8人の魔術師、という設定のNPC。
それぞれが各属性の魔法のエキスパート。多くは拠点を持ち、現在も世界を統制している。
しかし、あまりにも強力な力を持つがため、彼らを良く思わない者もいる。
彼らの名前には、元ネタ準拠のある決まった命名法則がある。
ゲーム開始時のパーティ構成
16人のアイドルは、以下のように、2人ずつの8組に割り振られた。(第01話時点・登場順)
ネタバレ
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
> ゲームシステム > 各章のあらすじ > アイドル > 八英雄 > ジョンブルグ編NPC > アイテム |
以下は、第47話終了時点の情報を元に書かれています。
ゲームシステム
各章のあらすじ
ティアムタ編
構成話
第02話-第08話
あらすじ
それぞれのアイドルがパートナーとともにゲームスタート地点へ旅立った。
その中でも春香と千早は途中で現れるモンスターと闘いつつ、ゲームに徐々に慣れてゆく。
そしてスタート地点の最寄りの街で、八英雄の一人・ティアムタが治めるチューリップに辿りつく。
街で起きる出来事、そして二人に合流する雪歩と絵理。
そんな中、あまりにリアルすぎるゲームの世界でアイドル達が選択する行動は……
構成
ゲームに不慣れな千早を春香がリードする形で終始ゲームが進んでいくため、
視点は終始その二人をメインに進んでゆく。
特に春香に関しては物語の中心人物として描かれている。
キルメイン監獄編
構成話
第09話-第16話
あらすじ
ティアムタを撃破した4人であったが、英雄殺しの大罪人としてキルメイン監獄に投獄されてしまう。
キルメイン監獄は、八英雄の一人・ガーモスが統括しているとのこと。
監獄内部はオーラを封印する仕組みとなっているため、内部からの脱出も不可能であった。
そんな4人を救出すべく、律子・美希、真・涼の2組のペアが監獄へ救出に向かったのだった。
監獄内部は思ったより快適であったが、前章でティアムタを仕留めた千早だけは「殺人者」としての「罪」に苦悩し、ゲーム内では食事すら受け付けなくなっていた。その彼女は今後このゲームとどう付き合っていくのだろうか?
構成
序盤は救出に向かった組、中盤以降は内部で合流してほぼ全員がガーモスに挑むという構図になっている。
前章とは違い千早は話の主線からやや外れた位置にいるが、「ゲームに唯一対応できなかったプレイヤー」という異質な存在として重要な役割を担っており、ゲームの進行に非常に大きな影響を与えることになった。もし彼女がログインしていなければゲームの進行は全く違う結果となった可能性が後に示唆されることになる。
ダンカン編
構成話
第17話-第21話
あらすじ
キルメイン監獄は春香たちの活躍によって崩壊した。
そのことをジャーナリスト新聞によって知った愛・やよいのペアはそのことを知るも気ままに旅していたが、ある村での出来事が切っ掛けで八英雄の一人であるダンカンと出会うことになる。戦わずに打ち解け、オーラの使い方に悪戦苦闘していた2人を師事するといった彼に即座に懐き、旅を共にすることとなる。
一方監獄を脱出したメンバー6人は行方不明になった千早と美希を案じつつも、ファラファラで八英雄の一人であるクジャラハを追い出した亜美・真美、響・貴音に合流するという選択肢を取る。しかし千早を案じる春香、そしてその春香を心配した絵理の2人は別行動をとることになる。このことが後に悲劇の連鎖を生む切っ掛けになったことを、彼女たちは知る由もなった。
またクジャラハを追い出したファラファラ組であったが、好き勝手に統治する亜美・真美とは別に一人で4人を倒せる力を持ったクジャラハの撤退に疑問を持つ響は嫌な予感に襲われており、そのことを貴音に打ち明けていたのであった……
構成
主に愛・やよい・ダンカンのPTと春香・絵理のPTの二視点で物語が進む。
この章から徐々にゲームと割り切れなくなってくるアイドル達が描写されることとなる。ゲームとは思えないリアルな世界観と感情が交差しはじめる。
ウィンディスター・ミステリー・ハウス(WMH)編
構成話
第22話-第25話
あらすじ
6人がキルメイン監獄を脱出したのと時を同じくして、その頃の伊織とあずさはレベルを上げていったが、その旅路の途中で八英雄の一人でWMHを拠点としているニダスィーグに挑むべく、館に突入したのだが、そこで【ニダスィーグから聞かされた衝撃の事実】と【囚われていたある人物と思いがけない再会】という二つの出来事に出合うことになる。
構成
今までスポットが当たらなかった伊織とあずさのペアの視点で進んでいく。
ファラファラ帝国編
構成話
- 第26話-第30話……集結編
- 第31話-第36話……戦争編
あらすじ
生き残ったプレイヤーと八英雄が全てファラファラに集結しようとしており、その結果がどうなるかは誰にも予想がつかない状況となっていた。
相互和解か全面戦争か? それがある人物が決めようとしたその瞬間に、ある介入者がそれを決定づけてしまう。
構成(というかほぼネタバレ)
集結編ではついに残ってた八英雄が全て登場することになるのだが、その最中でメインPT(律子・真・涼・雪歩)は、八英雄の一人であったカッツォーとの遭遇により、全滅寸前のPTの殿を務めた律子がゲームから退場となってしまう。唯一ゲームのデバッグをしていた律子の退場はゲーム進行の第二の誤算となってしまう。
戦争編は物語史上最大の山場となる。ここではある事情から生き残っていた高校生組のプレイヤーがほぼ全滅してしまうという凄絶な展開となっている。その事情もまさに信念のぶつかり合いという結果であり、この作品を語るには一番外せない場面となっている。
ジョンブルグ編
構成話
第37話-第47話
あらすじ
生き残ったプレイヤーと八英雄が八英雄ログエムの本拠地であるジョンブルグに向かい、ともに最終決戦をする構えを取る。
復讐に燃える雪歩と美希は二人を心配する愛を伴って他のプレイヤーの制止を振り切って、火力船でジョンブルグへ先行してしまう。残った5人は二人に追いつけるのだろうか?
また八英雄のうち5人が倒された後、他のNPCにも自我が芽生えるはじめたことを伊織とあずさが理解してしまう。ゲームをクリアすべきなのか悩む二人であったが……
一方現実世界に帰還した律子たちであったが、NPCの自我の発現が「仕様にない」と聞いて愕然とし、ゲームの停止を提案したのだが、小鳥の不手際により停止もできない事態に陥っていたのであった。
構成
プレイヤー&ラルヴァハキア陣営VSログエム陣営との最終決戦となる展開。またニダスィーグとジョー・カーゴがそれぞれ独立勢力として暗躍する。
アイドル
※この項目では、各アイドルのプレイヤーキャラクターとしての性能・ゲーム世界に対するスタンス・現在までの道程等を編集者の主観でまとめています。
天海春香
登場話
第02話-第09話,第11話-第15話,第17話-第22話,第24話-第29話,第31話-第33話.
データ
ゲーム開始時のパートナーは如月千早。
使用武器は「刀」で前衛魔法剣士タイプ。
愛刀は、武器屋の主人から渡された家宝。
序盤からの実質的な主人公。
彼女の視点での描写が多く、同行する仲間をリードする役割が多い。
オーラの属性は「炎」
単純な炎の爆発をイメージして扱う。術名は「ハルカ・ファイアー」など。
また、魔法剣をより得意としており、技名は「天界斬り」など。
冥属性を刃に乗せると「冥界斬り」などとなる。
経験値が入るとちょっと喘ぐ。
スタンス
ゲーム経験はそこそこで、ある程度割り切ってプレイしている。
ストーリー序盤では千早をリードしていた。
千早や絵理など、共に行動する仲間を少しでも手伝いたいと思って行動していた。
「ゲームは仲の良い人とやってこそ楽しい」という考え。
道程
千早と共に草原にてゲーム開始。
チュートリアル的な戦闘を経て、すぐ近くにあった大港町チューリップを訪れる。
紆余曲折あって八英雄ティアムタの率いる「聖騎士団」と敵対することになる。
窮地に陥るも雪歩・絵理によって救われ、彼女らと合流した。
ティアムタ戦では千早のために、感情を以って戦う理由としていた。
ティアムタを倒した後、八英雄ガーモスの手によってキルメイン監獄に囚われる。
口は悪いが親切な看守達ともすぐに馴染んでおり、意外と快適そうであった。
その後、美希・律子・真・涼らの活躍で無事解放され、ガーモス戦での決め手となった。
監獄脱出後、行方不明の千早を探すことに拘り、絵理と共にパーティを離脱。
千早の手がかりを求めてチューリップの街へと向かう途中で、ジッドシティに立ち寄った。
そこで絵理と別行動を取るが、その間に絵理がダンカンと出会ってしまう。
結果としてダンカンとの戦闘が原因で絵理は倒れ、その死を看取ることとなった。
その後、ダンカンの残したメッセージ通りチューリップ東の平原に向かう。
やよいや愛が見守る中、お互いを仇としてダンカンと壮絶な死闘を繰り広げた。
その際、既に千早が亡き者となっていることを知らされ、ショックを受ける。
愛ややよい、八英雄クジャラハの介入もあって決着は付かず、戦いの終わった草原で慟哭した。
ダンカンとの戦いの後は、海路を経由してファラファラで他の仲間との合流を目指すことに。
賞金首であるため港街に入れず、やよい達が買い出しに出ている間、船で留守番をしていたところでラルヴァハキアの接触を受ける。
「ログエムが見つけた」共存の道を説かれるも、千早をログアウトさせたのが他ならぬログエムであることを理由に交渉は一時決裂した。
そのままラルヴァハキアに戦いを挑むも、「八英雄最強」の反則的な能力の前に手も足も出せずあしらわれ、戻ってきた愛たちの「戦闘を止めたい」という意思を尊重して、その場はラルヴァハキアに従うことにした。
その後、ファラファラへの途上で少しずつラルヴァハキアと打ち解け、友情が芽生えつつあった。
ファラファラを目前としたところでラルヴァハキアが急に離脱し先行、そして現れたログエム。
嫌な予感を抱き、やよいや愛に先行して自らもファラファラへと急行。
カッツォーに追い詰められた亜美・真美を庇い、そして――
如月千早
登場話
第02話-第08話,第12話,第14話,第16話,第20話,第26話-第27話,第29話,第33話
データ
ゲーム開始時のパートナーは天海春香。
使用武器は「剣」で中衛魔法剣士タイプ。
「聖騎士団」から奪った愛剣には、オーラを使用して威力を増す特殊な効果がある。
「『八英雄』ティアムタ編」の主人公的なポジション。
彼女をきっかけに大きく物語が動いたキーパーソンでもある。
オーラの属性は「氷」。
氷の形をイメージして具現化させて扱う。このため、千早の使う氷の術は物理属性を持っている。術名は「ソード・アイス」など。
春香と同じく魔法剣を得意としており、技名は『魔法剣「ソニック・アイス」』など。
全身全霊を込める必殺技は「ジャスト・アイス」。
スタンス
ゲーム慣れしておらず、ゲーム内の人物や物事に対しても強く感情移入してしまうタイプ。
自分が動くための動機を探していたが、ティアムタとの因縁・対峙を経て、自らは「正義の執行者」たろうと決意する。
しかし、精神的ダメージは深刻だった模様で、ゲーム世界を怖がってしまう。
ゲームを楽しむことが出来ないまま、リタイアした。
道程
春香と共に大港町チューリップを訪れるが、町を襲ったモンスターと戦ったことがきっかけで反逆者にされてしまう。
協力してくれた武器屋の主人が処刑されてしまったこと、その息子が残されていることなどを知り、「家族を奪った」八英雄ティアムタに宣戦布告した。
ティアムタを倒し、後のことを人々に委ねることを決めて、ついにティアムタと決戦の時を迎える。
ティアムタ戦では自分が貫くべき「正義」を見失い、肉体・精神共にティアムタに追い詰められる。
だが、最後には悲壮な覚悟と共に、「正義」の名を冠した全霊の魔法剣「ジャスト・アイス」を放ち、ティアムタを打倒するに至った。
その後、キルメイン監獄に囚われるが、食事に手を付けられないなど強い精神的なダメージを負ってしまっていた。
しかし、そのことが効を奏して、律子たちの襲撃の混乱に乗じて自力で脱獄、美希と合流した。
その状態を考慮して、美希と共にキルメイン監獄の外で待機していたところ、八英雄ログエムの接触を受ける。
ログエムとの戦いにおいては実力を発揮できず、有効打を与えることは出来なかった。
ログエムの「ウェザビー・マグナム」から美希を守り、自身はゲーム開始から初のリタイアとなった。
看取ったのは美希。術の継承はされなかったが、その剣は受け継がれることとなり、後に重大な局面で使命を果たし砕け、またしても美希を守った。
現実への帰還の際、小鳥によって優しく迎えられた。
そのログアウトを美希以外知らなかったため、後にログアウトした絵理や律子に衝撃を与えた。
絵理の忠告もあり、役目を終えて戻ってきた春香を、優しく抱きとめた。
萩原雪歩
登場話
第04話-第09話,第11話-第15話,第17話-第19話,第22話,第26話-第38話
データ
ゲーム開始時のパートナーは水谷絵理。
使用武器は「杖」で後衛支援系魔法使いタイプ。
全ての八英雄と対峙した唯一のプレイヤー。
その意味ではこのゲームの立ち位置は主人公といえるかもしれない。
オーラの属性は「光」。
回復や味方の強化を得意とする。術の詠唱が「白雪の詩集」な内容で、長いのが特徴。術名は「ガブリエル・シンフォニー」など天使の名前+音楽用語から。ちなみに術名だけでも効果は発揮する。
相手のオーラを判別する技能を持っており、オーラの回復が他のプレイヤーより格段に早い。オーラの侵食等に対しての耐性も非常に高い。
反面、物理能力は最低クラスで、さらに能動的な攻撃手段をほとんど持っていなかった。
経験値が入ると枯れそうな息を長く漏らす。
スタンス
ゲームに関する知識は絵理に頼っていた。
たとえゲームでも仲間を傷つけたままにしていることに堪えられない。
道程
絵理と共に「聖騎士団」に追い詰められた春香・千早に加勢、そのまま合流する。
回復や補助の術しか使えないために、レベル上げはひたすら補助をかけまくってポコポコ殴るという地味かつ大変な方法だったらしい。
春香らと共にティアムタ戦に臨み、絵理との協力で春香・千早を強化しサポートした。
とどめの場面で味方を守ることを優先し、最大のチャンスを逸しかけていたが、千早が覚悟を決めたことで仲間を欠く事なくティアムタを打倒した。
その後、ガーモスによってキルメイン監獄に囚われる。
オーラを散らすケーキを食べていたにもかかわらず、自力でオーラを最大まで回復させガーモス戦でも活躍した。
その際、詠唱を「なげーよ。」と邪魔されてしまい、ついに作中でもツッコミが入ることとなった。
その後は律子たちと行動を共にし、最初の仲間たちとは一人別行動を取ることとなった。
しばらく作中での登場が無かったが、再登場時には既にカッツォーによって気絶させられていた。
カッツォーを打倒しうる光属性のため、真っ先に狙われたためである。
律子の犠牲によってなんとかファラファラに到着。
開戦時にはオーラを判別することで3人の襲撃者の存在を察知した。
自身には戦闘能力が無いため、傷ついていく王国や倒れていく仲間を目にしても何も出来ない無力感を叫ぶ。
クジャラハを倒し力尽きた響・真の最期にも間に合わず、看取ることとなる。
その際、これを最後に無力を嘆くことをやめる決意を固める。
美希らと合流した後も、ログエムを葬ることだけを第一に、その後を追うことを優先した。
暗黒街ジョンブルグではログエムと対峙。すべての八英雄と対峙してきた膨大な経験値に加え、自他を強化する光属性に、地属性と氷属性を受け継いだことで攻撃に転じることも可能となったことから生存プレイヤーでも最強クラスの実力者になっており、ログエムにラルヴァハキア級だと言わしめ、互角以上の戦いを演じた。彼を圧倒することで意志を正そうとするが、失敗に終わる。その後、ラッキー・ルーシィの攻撃により瀕死になったログエムを治癒し、今度こそと和解を試みるが、心変わりしなかったログエムとレッド・レヴィンにより倒されるが、撃破が目的ではなかったためログアウトは免れる。
水谷絵理
登場話
第04話-第09話,第11話-第15話,第17話-第20話. 第26話-第27話,第29話,第33話,第35話
データ
ゲーム開始時のパートナーは萩原雪歩。
使用武器は「短剣」で後衛変則魔道士タイプ。
「『八英雄』ダンカン編」のキーパーソン。
彼女が倒れたことによって、春香は止まれなくなった。
オーラの属性は「冥」。
相手のオーラを侵食する術と、自己強化の術を使う。術名は「ブラック・ボックス」など全てに「ブラック」とつく。
本来は相手の精神を蝕む冥術であるが、彼女の場合は「オーラを侵食する」イメージで術を練り上げている。
雪歩と同じく物理的な能力は最低クラスであるが、相手のオーラに干渉して防御無視攻撃も出来る。
スタンス
ゲームへの参加をきっかけに、「強くなろう」としている。そのため、口調なども本来のものとは違う。
根っからのゲーマーであり、持ち前の知識を武器にしている。
ゲームの裏にGMが存在しているのではないかと疑っていた。
道程
初期地点の小さな村で他のプレイヤーの助けを待っていたが、雪歩を励まして他のプレイヤーを探しに旅立った。
その結果、春香たちのピンチを救う形で合流することになる。
ティアムタ戦では雪歩と共にサポートに徹する。オーラを暴走させ、地形効果を無効化することでとどめの一撃へと繋いだ。
その後、洋上にて監獄船に捕らえられ、キルメイン監獄に投獄される。
オーラを奪われた際は非常にしんどそうにしていた。
ガーモス戦では、冥属性使いとして格上のガーモスに術の特性を見抜かれ無力化されるも目隠しで一矢報いた。
その後、春香と同行する形でパーティから離脱。「誰かと一緒に」行動したかったというのが動機だった。
ジッドシティに到着後、買い出しと宿の確保のために春香と別行動を取る。
賞金稼ぎから狙われるもあっさり一蹴するが、本命はその後に現れたダンカンであった。
ダンカンを相手にその能力・アイテムの全てを駆使して闘うも、八英雄には及ばなかった。
しかし、必要な情報を引き出した上で大技を使うと見せかけ、離脱に成功する。
だが、消耗し切っていたため、先の賞金稼ぎによってあっさりとどめを刺されてしまう。
春香にはメモと、自らの術を遺した。
2人目のリタイア。看取ったのは春香。
その後、その術は春香、そして亜美へと継承され、リタイア後も仲間を助けている。
現実への帰還後、探していたはずの千早を目にして、春香を想い涙した。
千早に「春香が戻ってきたら、抱きしめてあげて」と忠告している。
また、貴音の帰還時にはダンカンとの顛末を察してか、「少し安心した」と発言した。
秋月律子
登場話
第03話,第06話,第09話-第15話,第17話-第19話,第22話,第26話. 第27話,第29話,第33話,第35話
データ
ゲーム開始時のパートナーは星井美希。
使用武器は「投剣」で攻撃型魔道士タイプ。
「キルメイン監獄編」のメインキャラ。
『回転』の概念を仲間に広めたという点で、その功績は計り知れない。
オーラの属性は「風」。
気流や気圧を操作する術師で、空を飛ぶことなども出来る。
術名は「マイクロ・バースト」「ダイアモンド・アンビル」など、気流や気圧に関する用語から。
オーラの『回転』の概念を習得しており、それを利用した術の威力は圧倒的である。
反面、オーラの絶対量はそこまで多くないため、強敵相手にはガス欠することも。
スタンス
『回転』の概念を思いついたり、八英雄に関する情報を集めたりと、知識で他のアイドルをリードしていた。
ゲームのデバッグをきちんとやっているのは律子だけであり、ゲームに関する要望などをまとめていたりもしている。
ゲームが複雑な状況になっているのを置いてリタイアすることに悔いを残した。
道程
ストーリー序盤はスポット参戦的な登場である。
初登場時は美希と共に山賊を壊滅させた後、オーラの修行をしていた。
その際、オーラの『回転』の概念を説明・実演しており、いきなりその強さを見せ付けた。
次の登場時には、ゲーム内のデバッグ項目の洗い出しなどの作業も行っていた。
後に、それらをきちんとデータとしてまとめていることが明らかになった。
本格的な参戦は第09話から。
春香達がガーモスに囚われた報を受け、海賊船を乗っ取りキルメイン監獄へと乗り込んだ。
事前に作戦を練っていたこともあり、先に監獄を襲撃していた真や涼と協力して四つの塔を破壊し、オーラの封殺を無力化することに成功する。
塔の復旧のため監獄から現れた四大室長も圧倒した。
美希が千早と春香を連れて脱出した際、消耗している二人のためにレアアイテムを惜しげもなく提供した。
その後、監獄に乗り込みガーモスと戦闘。
八英雄をも驚嘆させる術の冴えを見せつけたが、多彩な妨害と強力な物理攻撃を併せ持つガーモスには一歩及ばず、仲間に後を託して気絶した。
ガーモスの封印後は、仲間たちをセーフハウスに案内したところで緊張の糸が切れ、しばらく寝込んでいた。
目覚めた後、千早と美希の消息を心配しつつも、冷静な判断でファラファラへ向かうことを提案し、離脱した春香らを黙って見送った。
ファラファラへの途上で謎のほこらに出くわし、当惑するも真の提案に乗り捜索することとなるが、そこには最凶の存在が眠っていた。
カッツォー戦では、有効な攻撃手段を持たないため、仲間を守ることに専念していた。
満身創痍になりながらも、自らを犠牲に仲間を逃がすことに成功する。
その後、現れたダンカン・クジャラハも見守る中、カッツォーによってその幕を下ろされた。
3人目のリタイア。誰にも看取られなかったため、継承は無し。
だが、『回転』とその意思は確かに受け継がれている。
帰還後、千早・絵理の姿を見て、想像を超える事態に「悔いが残る」ことを漏らした。
また、「八英雄に自我が芽生える」という不測の事態に対処すべく、ゲームの中断を提案した。
しかし某事務員の不手際によってそれは叶わずじまいであった。
星井美希
登場話
第03話,第06話,第09話-第14話,第16話,第21話-第28話,第35話-第38話
データ
ゲーム開始時のパートナーは秋月律子。
使用武器は「銃」→「剣」で攻撃型魔道士タイプ。
オーラの属性は「炎」。青いオーラを身に纏っている。
術名は「青鷺火」など。怪火にちなんだ名前は、全て律子によるものである。
律子からオーラの『回転』について教わっているため、術はすさまじい威力を誇る。
スタンス
ゲームを楽しむというよりはゲーム世界を楽しんでおり、千早との合流を心待ちにしていた。
現在はゲーム世界を楽しむことを忘れてしまっており、ログエムへの復讐、それが叶わないならログアウトして千早に謝ることを目的としている。
道程
律子と共に行動し、山賊を壊滅させたりモンスターやごろつきを消滅させたりしていた。
ゲーム内での「殺人」も、割り切っているために苦にはしていなかった。
春香達が囚われたという報を受け、律子と共にキルメイン監獄に乗り込み、真・涼と合流する。
涼に『回転』の概念を実演した後、牢の壁を外までぶち抜く荒業を見せて春香・千早を救出した。
その後、千早と共に監獄外で待機。お互いのゲームに対する認識の違いに戸惑う。
そんな中、ログエムが現れる。
ログエムの誘惑を「千早を馬鹿にした」という理由で拒み、戦闘を挑む。
その火力はログエムをも戦慄させるほどであったが、炎属性を無効化する「マーズスター」のせいで手も足も出せず、自分を庇って千早が目の前でリタイアしてしまう。
その哀しみのあまり暴走、キルメイン監獄の周囲を焼き尽くすほどの大火を起こした。
その後しばらく音沙汰がなく、まさか洗脳されたのかとも思われたが、ウィンディスター・ミステリーハウス編にて再登場。
ログエムに連れ去られてからは、ニダスィーグの下に捕らわれていた。
ニダスィーグから「プレイヤーとの共存」のためしつこく勧誘されていたが、千早を失ったことから反発しており、ログエムへの復讐心を燃やしていた。
「マーズスター」を渡されていたニダスィーグに対しても抵抗できず、いわば軟禁状態であった。
伊織がやってきたことによって用済み扱いされ、別の部屋に放り出されたところをあずさと合流。
しばらく休息を取っていたが、ニダスィーグとの戦闘に途中から参加した。
伊織がマーズスターを破壊したことで、ニダスィーグに向かって術「龍燈」を用い、倒したかに見えたが……
その後、あずさに「冥令」されて各種アイテムについての説明を行い、出遅れていた二人を一気にサポートした。
ファラファラ戦争にも遅れて参戦、ニダスィーグに向かい「蒼い鳥」となって強襲する。
1対1ではさすがにニダスィーグを倒すには至らず、逃してしまうものの、どこまでも追い詰めて消し去る決意を明らかにした。
その後、雪歩と共にログエムを追うことを表明。愛も連れてファラファラを出ていった。
暗黒街ジョンブルグにて、ログエム配下の三幹部と戦端を開き、3VS1ですら圧倒し、ロススタインやジョンブルグの住民にカッツォーと同格扱いされるほどのポテンシャルを見せた。千早のログアウト以降、復讐に捉われていたが、イリスとの会話を通じて封じ込めていた本音を漏らした。そして愛の行動を見て、年少組の純粋な意思を守るための決意を固め、復讐心に打ち勝つことに成功した。
菊地真
登場話
第10話-第15話,第17話-第19話,第22話,第26話-第35話
データ
ゲーム開始時のパートナーは秋月涼。
使用武器は「なし(両手盾)」で前衛モンクタイプ。
「キルメイン監獄編」のメインキャラ。
「ファラファラ帝国・戦争編」においてもキーパーソンとなった。
オーラの属性は「地」。
使用可能な術は大地の力をオーラと共に自分に取り込む「マコト神拳」のみ。
代わりにそのオーラを乗せた拳法を技として使う。技名は「マコト柔破斬」など。
オーラの『回転』の概念を体得している。
スタンス
ゲーム開始当初にモンスターに殺されかけたのをきっかけに、率先して「闘う意志」を持って行動している。
ゲームだからこそ、自分のやりたいようにやるという考えを持っている。
道程
ガーモスによって囚われた春香らの救出のために涼と共にキルメイン監獄を襲撃した。
律子による遠距離からの攻撃の提案を突っぱねて、単身監獄に突入。
四大室長の二人を倒したがガーモスの前に倒れた。
その後、律子や涼の奮戦を引継ぎ、春香と共にガーモスにとどめを刺した。
謎のほこらへと出くわした際に、好奇心から探索を提案した。
結果、カッツォーとの戦闘となり、探索の提案を後悔している。
ファラファラ帝国に到着後は、貴音からの「黄金長方形」のヒントを元に、『回転』の次の段階を模索していた。
ファラファラ決戦では、『回転』の進化を試行錯誤しつつもカッツォーに苦しめられる。
ラルヴァハキアの仲裁時には、その特殊性から唯一術が使える存在となった。
その際、八英雄の命運を彼女に委ねられたが、その意志を尊重し、和解を決断する。
しかし、ログエムの介入によって台無しにされてしまう。
春香のリタイア後、響と共に、全霊を尽くしてクジャラハと戦った。
相討ちとなったが、悔いなく消えることができた。
7人目のリタイア。看取ったのは雪歩。
秋月涼
登場話
第10話-第15話,第17話-第19話,第22話,第26話-第35話.
データ
ゲーム開始時のパートナーは菊地真。
使用武器は「小剣」で魔法剣士タイプ?
「キルメイン監獄編」のメインキャラ。
「ファラファラ帝国・戦争編」で大幅に株を上げた。
オーラの属性は「風」。
風で相手を切り裂くことをイメージした術を扱う。
術名は「ゴーゴー・ダイナマイト・ボンバー・ハリケーン」など。とてつもなくダサい。
律子や美希らによって知った『回転』の概念をガーモス戦にて体得した。
その後の修行でオーラの「研錬」を身に付ける。
律子のリタイアを受け、さらなる強さを求め、修行の中「研錬」の次の段階を模索している。
スタンス
真の中二病的な言動にあこがれている。
ゲームの中だからこそ、「男らしくある」という自分の信念を貫くことが出来た。しかし、「男らしくしたい女の子」という誤解を生んでしまっている。
道程
キルメイン監獄に囚われた春香らの救出のため、真と共にキルメイン監獄の監視塔を襲撃した。
律子や美希にオーラの『回転』の概念を教わり、ガーモスと単身戦っていた真に加勢したが体内のオーラを乱され倒されてしまう。
その後、パーティの危機に立ち上がり、春香と真のとどめへと繋いだ。
ファラファラへと到着した際に、亜美・真美から「涼ちん」と呼ばれることになった。
ファラファラ到着後は修行に没頭しており、『回転』の第4段階を模索していた。
開戦時にはクジャラハに対抗するために術で空を飛ぶも、体に付着した砂を操られ落とされる。
貴音の銀術によって閉じ込められたカッツォーを「黄金の風」によって見事打ち破ることに成功した。
だが、それは貴音とダンカンの犠牲なしには成し得ぬことであった。
その後、命を爆発させるカッツォーの最期の術を、自らも命を燃やして阻止、仲間を護って散った。
6人目のリタイア。看取ったのはやよい。
高槻やよい
登場話
第16話-第18話,第20話-第22話,第24話,第26話-第28話,第31話-第38話
データ
オーラの属性は「光」。
「光電気」と呼べる術を扱う。術名は「ビリビリ攻撃」など、電気を表す擬音から。
相手のオーラを乱して動きを鈍らせたり、活性化させて回復させることができる。
スタンス
ゲーム内でも漢字は読めない模様。
春香が自分だけ手を汚そうとするのを嫌って、ダンカンとの戦いに介入した。
『八英雄とも理解しあえる』と主張し、和解のために行動している。
道程
初登場時には、愛と共に村を襲撃したモンスターを倒したが、村も巻き込んでしまったことを悲しんでいた。
その後、八英雄ダンカンの接触を受ける。村を攻撃したというのは誤解だと理解され、共にチューリップ港まで旅をしながらオーラの扱いなどを教わった。
その後チューリップ東の平原へダンカンと共に移動、春香と再会を喜ぶも、復讐鬼と化した二人は戦い始めてしまう。
二人の戦いを止めるために自らも参戦し、師であるダンカンに術を放った。
ファラファラに急行した春香に追いついた時には、既に彼女はゲーム世界を去った後であった。
その後、カッツォーと接触。
頑なな彼の態度にもめげずに、理解しあおうと言葉と笑顔を傾け続けた。
とどめを刺されるかという瞬間に現れたのは、共に時間を過ごした師であるダンカンだった――。
貴音の要請でダンカンによって動きを封じられ、仲間が散る瞬間に何もできなかったことを悔やんでいる。
カッツォーの撃破を間近で目撃、涼から「風」属性を受け継いだことで、広範囲に光電気の魔法を放てるようになった。
伊織のラルヴァハキアへの攻撃を止めようと説得したが、伊織は納得できず、ラルヴァハキアは去ってしまった。
ジョンブルグ編では途中から参戦、圧倒的戦力を誇る兵器『エルピス』を涼やダンカンから受け継いだ風属性で範囲と威力が強化された『電撃』魔法で圧倒した。しかし相手を倒すことではなく争いを止めることをただ願い、その真っ直ぐな心はルーシィやロススタインの心に光を差す存在となった。
日高愛
登場話
第16話-第18話,第20話-第22話,第24話,第26話-第28話,第31話-第38話
データ
ゲーム開始時のパートナーは高槻やよい。
使用武器は「トンファー」。
オーラの属性は「地」。
まさに天災と呼べるような大規模な魔法を行使でき、その上なお余力がある程のオーラ量である。
村を襲撃したモンスターを追い払うために使った魔法で、村にも被害を出してしまった。
スタンス
同じ事務所の絵理や涼とゲーム内で出会うのを楽しみにしていた。 『争いを止めたい』と願っており、そのために自分や仲間を巻き込むことも。
道程
やよいと共に村を追われたところでダンカンと出会い、オーラの扱いなどを教わりながら共に旅をした。
チューリップ東の平原でダンカンの指南を受けていたところで春香と再会した。
その際、師であるダンカンが絵理の仇であると聞かされてショックを受ける。
ダンカンと春香・やよいの戦闘を止めるために、居合わせた全員を巻き込む術を何度も使った。
ラルヴァハキアの接触を受けて、「戦争を止める」ことを主張し、ひとまずの和解のきっかけとなった。
春香に追いつき、ファラファラの戦場にたどり着いたときには既に彼女は倒された後であった。
それを聞かされてなお、「争いを止める」意志を捨てておらず、貴音やダンカンが命を懸ける理由となった。
戦場と化したファラファラにおいて、彼女たちに手を汚させるのを嫌い、他の仲間たちが次々に散っていった。
カッツォーの撃破を間近で目撃、貴音から「金」属性を受け継ぎ、貴音の資質を受け継いだことで最も望まない形で制御できなかった魔法の精密性を手に入れることになる。
ファラファラでの戦闘終了後、ログエムを追いかけようとする雪歩・美希の二人を放っておけず、付いて行くことにした。
ジョンブルグ編では暗黒街の闇に苦しむこととなるが、貴音から受け継いだ銀術であきらめずに人を救おうとした。消耗と隙から致命傷を追ったログエムを救おうと行動したことが、暗黒街にいる『意思を持つ者』すべてに衝撃を与え、最後まで心変わりしなかったログエムですら散り際に心を動かされた。
水瀬伊織
登場話
第06話,第09話,第19話,第21話-第28話,第35話-第38話
データ
オーラの属性は「木」。
術名は「ブルガリ・ヒヤシンス」など、ブランド+植物から名付けている。
斬撃属性や打撃属性・オーラへの干渉など、多彩な効果の花を生み出すことが出来る。
スタンス
ゲームに対してはあまり積極的ではない言動を取っているが、大量に術を習得しているあたりまんざらでもないようだ。
あずさのお守り役になっていることを面倒くさがっているが、同時に心配もしており、広範囲のオーラを探知できる術をあずさを見つけるために習得している。
道程
最初の拠点にずっと留まりながらレベル上げを続け、高級馬車を買えるようになったら出発すると発言していた。
その後、経過は不明だが、生命研究施設ウィンディスター・ミステリー・ハウスへと侵入、広範囲のオーラを探知する術でニダスィーグの元へと向かった。
ニダスィーグと途中まで単身交戦、対話していた。
あずさがニダスィーグの言葉を信じ込んでしまうと恐れて、その言葉を聞かせたがらなかった。
あずさ・美希と協力して撃破するに至った、かに見えたが……。
ファラファラ戦争に遅れて参戦。オーラ切れでピンチになった亜美・真美の窮地を救う。
その後、ニダスィーグの召喚植物による束縛から解放されたラルヴァハキアと対峙。
彼女の言葉を疑い攻撃するが、ラルヴァハキアが漏らした言葉ややよいの態度から、彼女が「悪」では無いことを悟るが、悲しい別れを予期してしまったために矛を収められず、彼女は去ってしまう。
ジョンブルグ編では途中から参戦。しかし相性やオーラの消耗ゆえか戦闘においてはさほど力を発揮することが出来なかったが、『物に宿る意思』に気付いたり、ルーシィとの共闘で奇妙な友情が芽生えるなど戦闘以外の局面での活躍が目立った。
三浦あずさ
登場話
第06話,第09話,第19話,第21話-第28話,第35話-第38話
データ
オーラの属性は「冥」。
生物に対して「冥令」することで、その意思や行動を強制することができる。
その際の効果は、相手が自分よりも格下であれば確実なものであるが、格上相手には限定的にしか作用しない。
ただしゲーム上のオーラ行使を見る限り、オーラ総量は全プレイヤーでも最高クラスである。
また、切り札として超攻撃型の術も持っている。
スタンス
ゲーム内でも相変わらずのマイペースで、何時間も迷子になったりしている。
ウィンディスター・ミステリー・ハウスに到達するまで、単独で戦闘を行ったことが無かった。
ニダスィーグ戦では、「意志を持った相手を倒す」ことは大人である自分の役目として伊織・美希を一度眠らせている。
道程
伊織と共に行動しているが、ふとした拍子に何時間も迷子になってしまったりしている。
ゲーム世界での新聞を発見し、ある程度の情報は収集できるようになっている。
伊織と共にウィンディスター・ミステリー・ハウスに侵入、「建物自体が動いている」ことを見抜いた。
伊織と分断されるも美希のピンチを救出した。
ニダスィーグの魔法生物をも従わせたが、本人に対しては限定的にしか「冥令」が通用しなかった。
伊織・美希らを制止して、独力でニダスィーグを撃破しようとしたが、目覚めた二人の言葉に感化され、結局三人での協力のもとニダスィーグの撃破に至った、ように見えたが……。
ウィンディスター・ミステリー・ハウスでの激闘終了後、美希を「冥令」で強制覚醒させ、律子が入手していた情報を引き出している。「冥令」の特性上、プレイヤーでも最強クラスのオーラ総量を持つ美希よりもオーラ総量が多いと推測される。
ファラファラ戦争に遅れて参戦。ニダスィーグの究極の召喚植物に「冥令」し、ラルヴァハキアの解放に繋げた。
戦闘終了後、雪歩や美希にファラファラへの滞在を願うも拒否されてしまう。
その後、同じくログエムを追おうとしていたラルヴァハキアを「冥令」で拘束し、その真意を問いただした。
ジョンブルグ編では途中から参戦。スネイクに致命傷を与えたログエムと対峙し、マノネラの助けがあったとはいえ、消耗したログエム相手に優位に戦いを進める。最後まで彼を説得することが出来ず止めを刺すことになるが、PL最年長らしく真理を織り交ぜた言葉はログエムを納得させ、この作中で一番最初に彼の心を動かした。
我那覇響
登場話
第09話,第17話-第18話,第26話-第35話.
データ
ゲーム開始時のパートナーは四条貴音。
使用武器は「双剣」で魔法剣士タイプ?
「ファラファラ帝国編」のメインキャラ。
貴音と共に、覚悟を持って戦闘に挑んで散っていった。
オーラの属性は「氷」。
相手や空間を魔法の氷で覆い氷結させる術を扱う。術名は「氷結棺桶」「永久凍土」など。
スタンス
道程
初登場時は、貴音と共に砂漠の帝国ファラファラへと向かっていた。
その後、亜美・真美と合流し、「革命軍」の補佐をしている。
ファラファラの南北に分かれている門のうち、北門を守護している模様。
ファラファラ戦では、カッツォーの足止めやクジャラハの兵士精製を封じるなど、防衛の要となって活躍している。
春香の危篤時に、ラルヴァハキアに「もう無理だ」と断じた。
クジャラハの最後の相手として真と共に全霊で戦う。
相討ちなり真と共に散るも、その心にクジャラハの存在を刻み込んだ。
8人目のリタイア。看取ったのは雪歩。
四条貴音
登場話
第09話,第17話-第18話,第26話-第34話. 第35話
データ
ゲーム開始時のパートナーは我那覇響。
使用武器は「双剣」で魔法剣士タイプ?
「ファラファラ帝国編」のメインキャラ。
覚悟を持って事に当たり、戦争に大きく貢献した。
オーラの属性は「金」。
銀術と称して、銀の刃を作り出すことができる。
特性としては、攻撃力よりも「精巧さ」と「精密さ」と「機動性」に特化している。
スタンス
ゲーム内でのことは現実として考えており、ゲーム内で生き抜くために割り切っている。
物事の裏を読むのに長けており、八英雄が自我に目覚めたことについても鋭い思考を発揮したが・・・。
道程
響と共にファラファラへと向かい、亜美・真美と合流している。
クジャラハの動向を警戒する響の方針に従って、彼女も戦闘に備えている。
亜美・真美らを「王様」、響を「ひびきん」と呼ぶようになった。
真らと合流した際には、いち早くその異状に気付く洞察力を発揮した。
八英雄が自我に目覚めたという不測の事態に対してもその思考を発揮、八英雄への警戒を促した。
また、「無限」の『回転』の概念を模索する真と涼に、「黄金長方形」の概念を提示した。
ファラファラ戦においてはダンカンと接触。戦闘中に彼の迷いに気付く。
八英雄との理解の道を諦めない愛たちのために犠牲になる覚悟を固め、我が身もろともカッツォーを銀術「月讀」の中に閉じ込める。
ダンカンと共にカッツォーを抑え、涼の「黄金の風」によって共に散った。
5人目のリタイア。看取ったのは愛。
双海亜美・真美
登場話
第27話-第38話
データ
オーラの属性は亜美は「金」、真美は「木」。
真美の作り出した「骨格植物」を、亜美が「鉄拳パーツ」で覆うことで、「アミマミ・ロボ」(日によってはマミアミ・ロボ)として操れる。
「双子の巨人」という異名を持ち、雪歩の見立てでは、そのオーラの総量は八英雄にも匹敵する。
さらに、春香から継承した「冥術(亜美)」「炎術(真美)」によって、火力と術の阻害を大量展開する能力を手に入れている。
スタンス
彼女らは八英雄とも対話で争いが解決すると思っており、他のプレイヤーを呼び込み、楽しませるための国作りをしているところがある。
千早らのリタイアを聴き心を痛めたが、「楽しい土産話をしてあげよう」というまっすぐにゲームを楽しむ姿勢をずっと保ち続けている。
国のトップとしての方針はお子様趣味に走った破天荒であるが、国民の協力を得ている点や新しい視点で産業を作り出している点など見るべきところは多い。
道程
砂漠の帝国ファラファラにて「革命軍」を率い、八英雄クジャラハを亡命まで追い込んだ。
その後は好き勝手にファラファラを統治しながら、他の仲間が訪れるのを待っていた。
モニュメント「アミマミタワー(マミアミタワー)」の完成も近く、統治は順風満帆であった。
だが、クジャラハら3人の八英雄によってファラファラは襲撃されてしまう・・・。
ラルヴァハキアによる仲裁がなされた際には、声高に和解を主張した。
その後、「ウラヌス・スター」を得たカッツォーに追い詰められるが、そこに立ちふさがったのは春香だった・・・。
春香の術、そして意志を受け継いだ。
クジャラハを最後まで説得しようとしていたが、彼女は戦いを選び、地上へと消えた。
その姿を探す二人の前に、ログエムが街を攻撃する。
街を守るためにオーラを使い切り、地表へ叩きつけられる寸前、伊織の木術によって救われる。
戦闘終了後、打ちのめされつつも、「みんなが悔しがるようなお土産話を」という意思を再度示した。
ジョンブルグ編では莫大なオーラをもって5人を高速で移送したためオーラを使い切り、到着時には戦闘不能の状態であった。もし万全ならば八英雄相手であってもこの二人に勝つのは困難だとニダスィーグに言わしめた。
八英雄
※この項目では、八英雄について編集者の主観でまとめてあります。
ティアムタ
オーラの属性は「氷」。
自らの居城である大神殿を氷属性のオーラで満たし、「聖騎士団」と称する自らの配下を用いて大港町チューリップを正義の名の元に支配していた。
口調はやや尊大。武田さん風の発言もしていた……掛け値なしに……。
本来は、相手の魔法を凍らせる強力な術の使い手であったが、自我の芽生えが遅かったこともあり、ゲームの進行に忠実に従った結果封印されたと言える。
独善的な法で街を守護しており、春香達が街中で戦闘を行ったためにそれを手助けした武器屋の主人を処刑、そのことが千早の逆鱗に触れることとなる。
戦闘時には同じ「正義」を掲げる者として、また氷属性を極めた者として千早を精神的・肉体的に追い詰めた。
絵理と雪歩のサポートを受けた春香の攻撃によって追い詰められ、「正義」に殉ずる悲壮な覚悟を決めた千早の「ジャスト・アイス」でとどめを刺され、封印された。
ガーモス
オーラの属性は「冥」。
使用する術は、「冥壊」「冥戒」など、めいかいと読むもので、精神ごとオーラをかき乱すもの。
キルメイン監獄の支配者であり、監獄全体でオーラの放出を制限できるほどの実力者である。
口調はチンピラ風。
口調は荒いがドS(親切)な看守達、壊された監視塔を30分で復旧できる四大室長などを部下に持つが、自身が優秀すぎるために部下が育たないタイプであるらしい。
食事にオーラを散らす薬を混ぜておき、術と組み合わせて一気にオーラを奪うなど、策士でもあった。
戦闘時には冥術と高度な物理攻撃を組み合わせて用い、冥属性の完成形のポテンシャルを見せつけ、パーティを壊滅寸前まで追い込んだ。真と涼の抗戦で時間を稼がれ、律子によってダメージを負わされ、涼に追い詰められ、春香と真の協力技「天地カルデラ」によって倒され、封印された。
本来はティアムタのとき同様、プレイヤーのレベルに合わせ、ここまでの戦闘能力を発揮することはしないはずなのだが、自我を得ていたため、自身の意思で全力でプレイヤーを葬りに来ていたことが後に判明する。
ログエム
オーラの属性は「金」。
使用する術は、銃弾を具現化させて撃ち込むもので、術名は「アーマー・ピアシング」「ダムダム・バレット」など銃弾の種類。
悪徳の街ジョンブルグの支配者である。
ゲームのキャラクターでありながら、プレイヤーの欲望を助長するようなメタ発言を繰り返していた。
最初のプレイヤーであるアイドル達が現れたときに、八英雄に「プレイヤーとの共存」という選択肢を提示した張本人。
だが、その彼自身が千早を「選別」したことで、その目論見は狂っていくこととなる。
キルメイン監獄外での戦闘では、炎属性を無効化する「マーズスター」を所持していたために美希の術が通用せず、千早を倒し、美希をニダスィーグの下へと連れ去っていった。
ファラファラ決戦にも介入する意思を見せており、光属性を封じる「ウラヌス・スター」を奪い去ることで、ラルヴァハキアを封殺する構えである。
ファラファラへと向かう春香らの前に姿を現し、その動揺を見て楽しんだ後ファラファラへと急行、仲裁を台無しにした。
術が解除されるや否やミサイルを大量に降らせ、街に多大な被害を出した。
その後も派手にミサイルで地上を攻撃、止めに入った亜美・真美たちのオーラが尽き、あわや墜落死というところまで追い込んだ。
頃合と見るや、戦場を離脱し自分の拠点であるジョンブルグへと帰っていった。
ジョンブルグで彼を待っていた「三幹部」ロススタイン、スネイク・ヘッド、レッド・レヴィンの三人もまた感情に目覚めており、感情を利用した策でラルヴァハキアを迎え討つ構えを見せた。
ジョンブルグ編ではラルヴァハキアを無力化した後、『悪』として総力を挙げてプレイヤーたちと対峙した。雪歩を撃破するまでの展開は計算どおりであったが、ルーシィの介入と愛の行動によって計算が狂い、最後はあずさによって倒された。『人間の行動』そのものに対する好奇心だけで動いており、最後まで価値観を変えることはなかったが、散り際に涙を流した愛に感謝と質問をし、満足して消えていった。
ダンカン
オーラの属性は「風」。
剣閃状の風のオーラを放つことを得意としている。
術名は「風閃」「風砲」など、風の形状をシンプルに2文字で表している。
特定の場所を支配しているというわけではなく、各地を放浪している。
武人らしいさっぱりとした性格で情け深いが、「絆」で繋がった仲間の仇には非情に徹する一面も持っている。
やよいや愛との交流、八英雄として看取った絵理・律子・春香の遺志を引き継いで、最後には人間側に付くこととなった。
初登場時には、やよい・愛と接触したが、戦闘にはならず打ち解けた。
その後、やよい・愛に同行しながら術の扱いなど様々なことを教えた。
ティアムタ・ガーモスの仇である「クリムゾン・リボン」一行を追ってチューリップの街へ辿りついたところでやよい・愛と別れ、ジッドシティにて絵理と戦闘。
その後、やよい・愛を伴いチューリップ東の平原で春香を待ち受けていた。
賞金稼ぎの町ジッドシティで絵理と遭遇、その心力に畏怖を覚えるも地力の差で圧倒し、死の原因となった。
その後、互いに仲間の仇を討つため、チューリップ東の平原で春香との壮絶な一騎打ちを行った。
やよい・愛の参戦やクジャラハの介入もあって、決着が付かぬまま戦場を去った。
その後ファラファラ決戦にもクジャラハ側で参戦、どこか迷いを見せた。
その後、ラルヴァハキアの仲裁により、真に全てを委ねると発言。心変わりの兆しを見せた。
春香の最期の言葉、そして愛の変わらぬ意志を契機として、やよいを庇いカッツォーの前に立ち塞がった。
貴音と共にカッツォーの動きを封じ、共に涼の「黄金の風」によって散った。
最初にプレイヤー側についた八英雄であり、その魂と遺志はともに旅をした愛とやよいに受け継がれ、特に風属性を継承したやよいには『刀』と『風』もしっかりと受け継がれている。また現実世界に帰還した貴音にも「武士の魂」を残した。
クジャラハ
オーラの属性は「地」。
使用する術は、砂を操る「漠術」・石を操る「磊術」・泥を操る「陶術」。
兵士の種類に応じて「歩棋兵」「香棋兵」「桂棋兵」など、将棋の駒を由来とする名が付けられている。
ラルヴァハキアに次ぐオーラ総量で、圧倒的な物量の兵隊を生み出せる。
砂漠の帝国ファラファラの支配者であったが、今はあえて、革命軍によって追放された状態で暗躍していた。
「プレイヤーの排除」を目的とする強硬派であり、自我が目覚めたがゆえに、プレイヤーとはわかりあえないと主張している。
不可避の「別れ」がある以上、最後には悲しみしか待っていない、というのがその真意であった。
亜美・真美と共に遊ぶことに喜びを見出しており、彼女たちに手を下させることを嫌った。
春香との死闘を繰り広げるダンカンの前に現れ、矛を収めるよう促しファラファラへと去っていった。
その後、ついにファラファラへと姿を現した。
500万にも及ぶ砂人形兵でファラファラを包囲、街の中からも人形兵を生み出すなど、その実力を発揮している。
春香の退場後は奥の手である巨大人形を作り出し、亜美・真美のロボの前に立ち塞がった。
2体の巨大兵も敗れ、最後の戦いの相手として亜美・真美ではなく響・真を選ぶ。
全てのオーラを使い切り、散り際に初めてその真意を明かした。
ちなみに常に彼女が乗っていた月状の物体は「ムーン・ゲイザー」という恒常的に飛行できるレアアイテムであり、自身が手を下したくなかった亜美と真美に遺産という形で受け継がれ、高速移動手段のアイテムとして切り札となった。
ニダスィーグ
オーラの属性は「木」。
相手のオーラを奪ったり、物質を侵食したりといった性能の植物を生み出す術を扱う。
「木」属性の真骨頂として、魔法で怪物を召還することすら可能である。
術名は「ツキナミ・トッキ」「アカゴタケ」など、平行植物を由来としている。
生物研究施設ウィンディスター・ミステリー・ハウスの統括者であり、八英雄全員の肉体強化を担当したのは彼であるため、八英雄の中で、唯一他の八英雄を攻撃できるという特性を持つ。
他人のオーラを直接吸収することすら可能な肉体を持つ。
間延びした口調で話す。
ログエムの思想に共鳴した一人であり、己の好奇心を満たすため、美希や伊織・あずさに「外界の人間を、ゲーム世界なしでは生きられないようにする」ことへの協力を求めていた。
伊織やあずさ、美希との接触を経て、「ゲーム内部の人間の観察」へとその目的は変化した模様。
ログエムから「マーズスター」を受け取っており、美希を捕らえていた。
伊織たちとの戦闘では、相手の術を受けてそれを逐一解説している。
自分の目的への協力要請が目的であるため、本気で伊織たちを始末しようとはしておらず、終始話し合いを求めている。
マーズスターが破壊され、あずさとの交渉も決裂、三人の協力のもと放たれた美希の「龍燈」にて撃破された……ように見えたが、それは本物そっくりのダミーだった。
ファラファラ戦にも遅れて参入、生き残った八英雄が揃うこととなった。
その能力の粋を結集した召喚植物で、ラルヴァハキアを取り込み、完全に隔離した。
次々にプレイヤーと八英雄が倒されていく様子を見守っていたが、参戦したあずさにより召喚植物を無力化され、美希の強襲を受ける。
1対1ではさすがに倒れることはなく、炎に紛れて戦場から抜け出した。
ジョンブルグ編ではラルヴァハキア無力化に関してはログエムたちに協力したが、その後は戦闘に参加することなく、ある目的のためだけに行動していた。
ラルヴァハキア
オーラの属性は「光」。
相手のオーラを自分のオーラと同調させるなど、反則クラスの能力を持つ。
術名は「エートス」「プロピュライア」など、ギリシア語を由来としている。
自他共に認める「八英雄最強」の存在である。
工業大国エレギアの大都市デュバイを治めている。
ログエムの「プレイヤーとの共存」という思想に共鳴した一人であり、「自分の意志が本物かどうか」を確かめるためにプレイヤーとの接触を求めている模様。
船上にて春香と接触。クジャラハ達の行動を阻止するため、人間代表として着いてくるように要請するが、春香にとっては交渉が成立する余地は既に無かった。
だが、やよい・愛の帰還をきっかけに、春香らをファラファラにまで送る合意に至った。
その後の対話で、現在は春香たちとは比較的友好関係となっている。
ファラファラが感知圏内に入った途端に春香らを置いて戦場に向かい、全員の術を無効化した。
その後、唯一術が使える真を代表に交渉を行い、和解が成立したかに見えたが、ログエムの介入によって台無しにされてしまう。
春香の危機を救おうとするも、カッツォーに阻まれてしまう。
失意の中、さらにニダスィーグの魔法生物によって完全に隔離され、戦況は彼女を置いて進んだ。
その後、あずさの「冥令」によって無力化された召喚植物から離脱するも、春香を失ったことでクジャラハと同じ結論に至る。
伊織による攻撃を受けた際は「消されてもいい」と口にした。
混乱しながらも、ログエムを封じる手助けとして、「三幹部」を討つためにジョンブルグへと向かう。
プレイヤーより一足早くジョンブルグへ到達し、ログエムがデュバイに居ることを知ると、単身デュバイへ。デュバイにいる部下のイリス、エリスと共に、ログエムとその部下の三幹部を相手取るが、隙を突かれ囚われてしまう。 ジョンブルグにて、人の感情を信じた三幹部ロススタインにより解放され、雪歩をサポートしてログエムの治療を行うも、雪歩と共に三幹部レッド・レヴィンの攻撃を受け、倒れるが、撃破が目的ではなかったため消滅は免れた。
元々はゲーム中でも最強の能力を持ち、元々は思慮深く冷静に戦えるはずなのだが、自我に目覚めた後は最大の武器である光属性を封じられたり、プレイヤーとの絆が出来たことによる戸惑いなどから精神的に脆くなっていたりと実力を発揮することが出来ていない。まぁ全力を出せたらもう全部あいつ一人でいいんじゃないかなというスペックなので、プレイヤー側のNPCになってしまった後の扱いは妥当なのだが……
カッツォー
オーラの属性は「炎」。
槍状の炎弾を撃ち出す術を得意としている。
術名は「マグ・メル29」「シェオル81」など、黄泉を意味する単語と数字の組み合わせになっている。なお数字の大小によって威力が変わるわけではないが、「99」だけは全力の攻撃である。
物理属性を伴う攻撃に完全な耐性を持っており、オーラへの介入手段無しにはダメージを与えられない。
森林地帯の中の謎のほこらに眠っていた最凶の八英雄。
「プレイヤーへの憎悪」を自我が目覚める前から抱えており、ゲームの終了すら厭わない達観した性格を持っている。
その意志は徹底しており、彼との戦いで4人ものプレイヤーとダンカンまでもが犠牲となった。
律子らとの戦闘では、雪歩を真っ先に潰し、他のメンバーが手も足も出せない状態となった。
仲間を守るために一人残った律子にとどめを刺した。その際には「ゲームを壊せ」と言い捨てている。
ファラファラでの戦闘においてはその圧倒的な火力と揺れない人間への憎悪で、最も厄介な敵として立ちはだかった。
「アミマミタワー」を焼き尽くすことで開戦の狼煙とし、その火力でプレイヤーを大いに苦しめた。
ラルヴァハキアの仲裁によって一時は無力化されたが、ログエムから「ウラヌス・スター」を受け取り解放されてしまう。
その際は亜美・真美を追い詰め、庇った春香に致命傷を与え、やよいをも窮地に立たせた。
人間側に付いたダンカン、覚悟を決めた貴音と共に涼の「黄金の風」によってようやく倒される。
散り際に、命そのものを爆弾としてファラファラ全域を吹き飛ばそうとした。
しかしそれも、同じく命を対価とした涼の「黄金の風」によって阻止され、相討ちとなった。
暗黒街ジョンブルグ編の登場人物
この項目では、ジョンブルグ編の新規登場人物について編集者の主観でまとめてあります。
ロススタイン
ログエム配下「三幹部」のリーダー格。沈着冷静な性格。
名前の元ネタは組織犯罪の元祖であるアーノルド・ロススタイン。
属性は「氷」と「金」。
術名法則は「エレメンタル・プラチナム」など、エレメンタル+「元素鉱物の種類」。
極小の術を得意とし、攻守・撹乱に長けた術を使うが、どちらかといえば補助・防御よりで、攻撃する際は装備しているステッキを使うことがメイン。
他の三幹部や暗黒街の双璧とは違い、ログエムほどではないが他の八英雄を尊敬しており、唯一他の八英雄であっても敬称・敬語を使うのも特徴の一つ。またさまざまな面で補足的な解説をする場面が多い。
自身の戦闘能力は経験をつんだプレイヤー達や暗黒街の双璧には及ばないが、術者としての能力以上に洞察力の高さが際立っており戦闘巧者である。基本的に他の三幹部をサポートしつつ、戦闘ではラルヴァハキアや伊織を一度は戦線離脱に追い込んだ。
三幹部でも最も早く自我に目覚めるが、冷静であろうとする性格が危険な思考へとシフトしてしまっていた。ログエムが致命傷を追った際に、愛の理屈を伴わない行動によりその一度は結論付けた「自我」に揺らぎが生まれたことで戸惑っていた。そしてログエムを救うためにラルヴァハキアを拘束していたウラヌス・スターを破壊している。その後は伊織たちとの戦闘後にやよいの説得を受け、その理想に理解をしめし、最終的にプレイヤー(特に愛・やよい)との戦闘を避ける事を選んだ。
しかしやり直すことではなく生き残った三幹部としてのけじめをつけることを選択し、最後に戦う相手としてマノネラを選び、「生きぬいた者」として笑顔で逝った。
レッド・レヴィン
「三幹部」の一角。感情を抑えられないタイプ。一人称は私で顔立ちも女性っぽいが男。
暗殺組織マーダーインクの一員、サミュエル・レッド・レヴィンが名前の元ネタ。
属性は「炎」と「金」。
金属を火属性を用いて流動金属にして操ることが可能で、それを通じて無機物を支配する。
また単純に大規模な炎術なども使用できる。 術名法則は「液体を表す言葉」+フレイム。
八英雄に匹敵する戦略兵器「エルピス」を乗っ取って操ったため、作中でも最強クラスの敵として立ちはだかり、プレイヤーを何度も窮地に追い込んだ。
自我には目覚めていたが、自我を持つ以前から元々狂信的にログエムに忠誠を誓っていたこともあり、一層その傾向が強まって非常な危険な存在になっていた。ログエムの命令なら躊躇無く何でもするため、ログエムを治癒し消耗しきった雪歩とラルヴァハキアにさえ、ログエムから奇襲的な攻撃命令が出た直後に即座に攻撃し、戦闘不能に追い込んだ。その後もほぼ無尽蔵のエネルギーを持つ「エルピス」で消耗が激しいプレイヤー達を追い詰めるが、やよいの電撃魔法でダメージを受け、その後は最終的に5VS1の不利な構図に追い込まれ、さらにログエムの望んだ「敵意によるプレイヤー達の束縛」も不可能としるや、即座に自爆することを選び、ジョンブルグごと吹き飛ばそうとした。
自身の意思で「ログエムに最後まで追従する」事を選び、その意志は心変わりすることがなかった。ある意味でカッツォーに通じるものがあった悲運な人物でもあった。
スネイク・ヘッド
「三幹部」の紅一点。一人称はウチ、語尾にだぜをつける口調。
中国の組織犯罪「蛇頭」が名前の元ネタ。
属性は「冥」と「金」。
小さい弾丸を生成し、冥属性で不可視化して攻撃するほか、自身の気配を消すことも可能。
術名は「ニッケル・ホロウ」「リチウム・ホロウ」といった、「レアメタルの種類」+Hollowからきている。ハリアーPいわく、「見えない弾丸なので」
不可視の弾丸にプレイヤー側もなかなか手を焼くこととなり、美希達を苦戦させている。
自我の目覚めに戸惑うが、ログエムに追従することでそれを打ち消していた。しかしログエムが瀕死の重傷を負った際に、それを愛が理屈抜きで真っ先に救おうとし、それに雪歩やラルヴァハキアが応えたことで争いを止めることを自身の意思で選び、美希に「ログエム側の人物」として真摯に謝ることを選択した。その後は心変わりしなかったレヴィンやログエムを説得しようとするが、逆に暗黒街の掟によって始末されることとなり、致命傷を負う。
本来の自分の意思は「最後までログエムの傍にいたい」というものであり、敵意によって生まれる戦いは自身の大切なものとの別れを生むだけということに気付くなど、三幹部の中でも優しい性格であった。ログエムが消滅する際に号泣し、後を追うように消滅した。
ラッキー・ルーシィ
暗黒街の双璧の一人。ログエムと対立する一大犯罪組織『ザ・マイン』の大ボス。
ギャングの超大物ラッキー・ルチアーノが元ネタ。
ログエムがジョンブルグを統治する前はジョンブルグを支配しており、その後も暗躍していた。
属性は「風」と「冥」。
術名は「アブソリュート」「センシュアル」など、香水関連の用語から。
自身のオーラを風術で乗せて散布し、冥属性で隠蔽することで気配を惑わせることができる。
また他者の術をこれを応用して分解したり、操作したり出来る。
更に他者のオーラを臭いで感知するという固有能力から、オーラの隠蔽を見破ることも可能。
雪歩の見立てでは八英雄には劣るが相当な実力者とのことで、三幹部を凌ぐ力を持つ。
自我に目覚めた後は、如何にして消滅をまぬがれるかという一点に絞って行動しており、三幹部VSプレイヤーの戦闘にも積極的に介入した。しかし雪歩や美希の独善的な行動から一度はプレイヤーに見切りをつけ、生きた証を残すために敵対していたログエムにターゲットを絞り、消耗していた隙を突いて致命傷を負わせた。 しかしその後の愛の行動で揺れ動き、エルピスが自身を狙ってきたことから最終的にプレイヤー側に協力し、伊織と友情が芽生えることになる。更にやよいの真っ直ぐな心に打たれ、プレイヤーを信じることを選んだ。
ログエム亡き後、再びジョンブルグを統治することになる。ただし今度は自我に目覚めた者がそれを受け入れるまでの受け皿となることを目的とすることにしたようだ。
マノネラ
暗黒街の双璧の一人。ログエムと対立する一大犯罪組織『ブラック・ハンド』の大ボス。
元ネタは「マーノ・ネーラ」という、複数のギャング組織が行っていた犯罪行為の総称で、それを英語読みにしたもの。
属性は「地」と「光」。
術名は「インカム・ゲイン」「アービト・レイジ」など為替関連の専門用語からきている。
相手の術に干渉するタイプの術を得意とし、相手の術を逆利用することができる。
強力な術者だが、あずさの冥令同様に相手のオーラが格上だと限定的にしか干渉できないため、
ログエムの広範囲攻撃である「スカイ・ボルト」に関しては弱体化させることしか出来なかった。
ルーシィと並ぶ実力者であり、実力は三幹部を上回る。
自我に目覚めた後、自身にまだ芽生えていない価値観と『平和の正体』を模索し、戦闘も傍観していたが、最終局面であずさとともにログエムと対峙。ログエムの術にも干渉するなど実力の一端を見せつけた。そこで愛の行動とあずさの平和に対する価値観の言葉を受け、自分なりの答えを導き出し、「ただ平和を信じる者を守るため、それを阻害する不穏分子を始末する」ということを目的とし、世界を旅することを選択し、組織もルーシィに託すこととなった。
街を出る際にロススタインの決意を受け、決闘を承諾。元々の実力差に加え、ロススタインが消耗していたこともあってあっさりと撃破し、その最後を看取って旅路に出た。
イリス
ラルヴァハキアの側近の一人で、パンドラ研究所のNo.2。
ギリシャ神話に登場する虹の神「イリス」が元ネタ。伝令の女神でもあるらしい。
口調も非常に穏やかで丁寧、性格も冷静かつ思慮深い。
属性は「氷」と「光」。
術名は「レインボー「BB84」」「レインボー『Lucifer』」など虹+暗号用語から。
自身の攻撃能力は低いが、光術で他者のオーラに干渉したり、氷術で虹や幻影を作り出して防御系のフィールドを作り出せる。また回復術も使用できる。術式の構築も正確かつ早い。機動力も高く、オーラ量も多いため、総合力ではエリスを上回る。
自我を受け入れられず、当初は所詮ゲームのキャラとして諦めていたが、愛やエリス達の行動に感化されて、 最後まで諦めず「生きていてよかった」と思えるようになるために、プレイヤー側NPCとして協力することになる。最後は世界を守ろうとしたプレイヤー達を守るため、自身の命と引き換えにエルピスの自爆を相殺、剣を美希に残して散った。
エリス
ラルヴァハキアの側近の一人で、パンドラ研究所のNo.3。
こちらはギリシャ神話の不和と争いの神「エリス」が元ネタ。眠れる森の美女の元ネタになった神でもある。「お祝いに呼ばれなかったので腹いせに黄金の林檎で不和を巻き起こした」という逸話があり、エリスはこの「黄金の林檎」を象徴している。
素直な性格でイリスが姉ならば、こちらは妹といった関係。
この二人はずっと一緒にラルヴァハキアに仕えていたらしい。
属性は「炎」と「光」。
術名は「フレイム・アップル」「ダスト・アップル」など共通してリンゴが含まれている。
単純な回復術も使えるが、「炎」を「光術」で強化した閃光魔法を使用でき、攻撃力が高いのが特徴。ただしそれ以外の能力ではイリスに劣る。
自我に目覚めて以降、もっとも素直に従った数少ないNPC。最後まで生きたいと願い、ラルヴァハキアが捉われた後はそれを救うためにプレイヤーに協力を求め、すぐに愛と打ち解けた。その直情的な行動原理は愛ややよいに通じるものがあり、NPCながらプレイヤー側に近い思考をしている。
また八英雄に涙を流すプログラムが無いというのもあるが、彼女自身が非常に素直な分、感情が高まると泣いてしまう面が多々見られる。ラルヴァハキアが捉われたときやイリスが消滅した際に涙を流した。
アーリアン・ブラザーズ
大監獄キルメインを脱獄してきた悪党兄弟。名前は兄がシャム、弟がロック。
元ネタは刑務所を本拠地とするギャング集団からで、紋章もシャムロックだったことから。
ジョンブルグにきた美希たちと最初に接触したNPC。小悪党染みた部分があり、逃げ足も速いが、一方で意外と義理高い面があり、プレイヤーに話を持ちかけた後は一度も裏切らず要所でその特性を生かして何度か助けに入っている。兄が「炎」、弟が「氷」の属性を持っていること以外の能力は一切不明だが、戦闘向きの能力は持っていない様子(というより、プレイヤーのレベルが高いことや他のNPCが幹部クラスばかりの戦闘になったため、割って入るのが不可能だった側面もある)
自我を持った後も行動原理は変わらなかったが、ジョンブルグ編の戦いを通じて、価値観に何らかの変化が生じたようである。
ジョー・カーゴ
どこにも属さない壊し屋(クラッシャー)
元は「ザ・マイン」「ブラック・ハンド」の下請けをやっていた末端のNPC。
元ネタはマフィアの掟を破った下っ端ギャングであるジョセフ・"ジョー・カーゴ"・ヴァラキから。
属性は「冥」。「夢に関係する」能力らしいが詳細はよくわかっていない。
ただし実力自体は暗黒街の双璧や三幹部には劣る模様。
自我に目覚めた後、プレイヤーを始末しようと単独行動していたがうまくいかず。
それどころか本編屈指の役立たず・足手纏いぶりに、この記事の掲示板では『カーゴ(お荷物)だから』と誰うまなことを言われる始末である。
その正体はプロd
アイテム
この項目では本編で登場した特別なアイテムについて編集者の主観でまとめています。
生命の水・魔法の水
前者はHP、後者はオーラを回復するプレイヤーには必須アイテムで、街では必ず市販されている。特にオーラに関しては休息以外ではこのアイテム以外に回復方法が今のところは登場していない。
物語中盤以前ではたびたび使用されていて、最大の見せ場となったのはダンカンと一騎打ちとなってしまった絵理がそれぞれ使用して善戦したときに用いられたが、これ以降は一切登場しなくなってしまった。
ジャーナリストの新聞
1日1回100ゲイツを失う代わりに最新の新聞に更新される便利アイテム。
ただし過去の記事は情報が更新された際に消滅してしまう。
比較的簡単に手に入る模様で、律子・美希、響・貴音、やよい・愛の3組が所持していた。
スクラップ・ログ
「ジャーナリストの新聞」と連動するレアアイテム。
過去の記事を検索・閲覧することが出来る優れもの。
律子が所持していた。
入手方法はジャーナリスト新聞の欠陥を報道関連NPCに指摘してフラグを立てること。
その後にアイテム工場で有料だが製作依頼が出来る。
プレイヤーで唯一デバッグ作業を行っていた律子だからこそ入手できたとも言える。
開拓者の地図
地名が記入されていないゲーム内の世界地図。
特定NPCと会話することで主要都市の地名を埋めていくことが可能。
いわゆるロマサガシリーズに登場する世界地図と同じ形式である。
スターストーン
工業大国エレギアで開発された超レアアイテム。
対応する属性の攻撃を吸収する、いわゆるデスティニーストーン。
半径50メートル以内に別種のスターストーンがあると効果は発揮されなくなる。
炎属性を吸収する「マーズ・スター」をログエムが所持しており、その後ニダスィーグの手に渡り、美希を苦しめた。
光属性を吸収する「ウラヌス・スター」をログエムが持ち出し、ファラファラ決戦へと持ち込み更なる混乱を生み出している。
その特性上、戦場において計算が狂いうる危険なアイテムのため、ログエムやニダスィーグがパンドラ研究所を襲撃した際に保管されていたスターストーンや研究所機能が徹底的に潰された。さらに最後に残ったウラヌス・スターもロススタインが破壊したため、現在ゲーム上には残っていない可能性が高い。
クリスタリィ・ジェル
オーラを恒常的に固定化できるレアアイテム。亜美・真美が所持していたが、数が少なくファラファラ再建時に全て使い切ることになってしまった。春香たちの初期スタート地点に近い街であるチューリップの街が原産地であり、ここでは少数ながら生産されていたらしいが、生成に高度な氷術を必要とされるため、ティアムタが真っ先に倒されたこともあって現在は入手困難である可能性が高い。
これを用いて作られた武具は特殊能力をもち、かつ強力な性能を誇る。作中では千早の装備していた剣がこれを素材として出来ており、その剣は千早のリタイア後に美希に受け継がれたあとも氷術の力(千早のオーラ)を蓄えていた。また恒常的に飛行する物体を作ることも時間はかかるが可能である。
ムーン・ゲイザー
クジャラハが所持していた月状の形をした恒常的に飛行できる超レアアイテム。デザインかと思いきやアイテムだったということがジョンブルグ編で判明した。高速飛行物体「スタート・スター」のコアアイテムとして使用され、ジョンブルグ編におけるキーアイテムとなった。
関連動画
関連項目
外部リンク
- ハリアーPのブログ「ハリアー手書きシリーズ」(各キャラクターの細かいプロフィールが紹介されている)
脚注
- *元ネタはもちろん、任天堂のWii、SIE(旧SCE、SONYの子会社)のプレイステーション、マイクロソフトのXBOXである。作中によるとこの3社合同で開発され、その開発費用は日本の年間税収すら超える80兆円。ちなみに2021年の統計によればマイクロソフトの総資産でさえ約34兆円、純利益がその2割くらいであるため、おそらく開発費に関しては国家やスポンサーなどが膨大な金額を投資し、更にクラウドファンディングも活用したと思われる。ちなみにゲーム関連で有名な開発費と言えば、セガのシェンムーの開発費が70億円、PS3のCPUであるcellの開発費が5000億円で、この金額ですら途方もない金額である。そう考えるとこの80兆円という金額は想像すら及ばない金額である。
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