『S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』とは、ウクライナのGSC Game Worldが開発したPCゲームのFPSである。
概要
「S.T.A.L.K.E.R.」の読み方だが、同名の英単語にもあるように「ストーカー」が一般的である。
もう一つの呼び方に「スタルカァ」がある。ファンの間ではどちらでもよく通じる。ちなみにロシア人は「スタルケル」と呼ぶらしい。
時は2012年、ウクライナ(1986年の事故当時ソ連)のチェルノブイリ原発(CNPP)事故後、封鎖されていた地域で新たに発生した謎の爆発事故を背景としている。事故後周辺に突如として現れた「ゾーン」と呼ばれる地域を舞台にして、主人公の「Marked one」(通称まーくん)がストーカー(変態のそれではなくゾーン内でなんらかの活動をして生計を立てている人のことを指す)として数々の危険な任務をこなしていく内にゾーンの核心に触れていく、という形をとる。マルチエンディングであるが、真エンディングを見ても実際のところよくわからないオチで、次回作でゾーンの謎が暴かれるものらしい…と期待されたが、三作出た現在でも謎は多いままである。
独特の世界観、豊富でマイナーな銃器類、ゾンビやらミュータントやら廃墟やら雰囲気抜群のホラー感、高度なAI、広大なマップかつチェルノブイリ周辺の再現度の高さ、種類が多く完成度も高いMODなどで2007年の発売以来長らく人気を博している。
発売が当初のアナウンスから数年延期になるという変わった経緯を持っており(その結果当初発表のシステムも大幅に改変された 後述)、第一作『Shadow of Chernobyl』の過去の物語を描く続編『S.T.A.L.K.E.R. ClearSky』も大いに延期されるものと期待されていたが、非常に残念な事に今回は予定通り、2008年8月29日にロシア語版が発売、一週間遅れて欧米版も発売された。第三作『Call of Pripyat』は2009年10月2日にロシア語版が、2010年2月には欧米版も発売されている。
現在はSTEAM経由で手に入れるのが手っ取り早い(セールでは10ドル以下で手に入る)ほか、輸入マニュアル版や日本語版も存在する。
シリーズ
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl
第一作。略称『SoC』。強力なAIとそれを管理するA-LIFEが注目された。一番最初の作品であるため初めからやる人に推奨されるが、序盤はショボい装備で多数を相手にする、銃器やアーマーの修理ができず消耗すると捨てるしかないなどちょっと厳しいところも。一番初めに出ただけあってMODが充実している。
また、開発途中のアルファ版やベータ版が無償公開(もしくは意図的な流出?)されているのだが、その中には製品版に採用されなかった没マップ(製品版の全体マップの妙に作りこまれた部分は、開発中に存在していた没マップの痕跡)や没要素(武器やアーマーの修理、睡眠、乗り物の運転)が多数確認されている。
これらのうちいくつかは続編にてリサイクル正式採用された。
・・・とか何とか言っていたら5年分の全バックアップデータが某所で公開された。(しかも2012/4/1に)
総容量100GB以上、古い3Dモデルや没マップなど盛りだくさんのMODerに取っては宝の山である*。
*GSCはユーザーによるゲームコンテンツの利用を非商用目的に限って許可している。
「お金取らないなら改変したりしてMODに使うのはOKだし、改変した物については所有権もそいつにある。ただしそれで金取るつもりなら俺らに許可を取れ」
「いいものを作ってくれたら、権利交渉の上でウチから販売するかも」
ということらしい。ちなみにソースはスタッフが公式フォーラムに書き込んだプロジェクトリーダの発言とされるものである。・・・まあ書き込んだスタッフはクレジットに名前が乗ってるし、書き込んだ場所が公式のフォーラムなので信ぴょう性は高い・・・と思う、てかそうであってくれ。
S.T.A.L.K.E.R. ClearSky
第二作。略称『CS』。ストーリー的には一作目の前に位置する。主人公は様々な組織の間で仕事を請け負う傭兵の「Scar」。派閥争いの要素が追加され、多数のNPCによる激しい勢力拡大競争が繰り広げられる。また、アーマーや武器の修理・改造ができるようになった。グラフィック面でも細かい点で向上が見られる。しかし、開発用資料が流出?公開?されており、それによるとどうも最初はSoCの直後という設定で開発されていたらしく、そのせいかマップ内のオブジェクトやストーリーの面でほんの少しだが矛盾点も見られる。(SoCで壊れていなかった壁に大穴があいている、SoCではなかった階段がある、工場内の工作機械の有無とかそういう「ゲーム上の都合」的な矛盾)
ストーリーだけを追っていくとサクッと終わってしまうので、派閥に積極的に関わっていきたい。
派閥抗争だけを楽しみたい方のために、専用のMODが開発されている。
S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat
第三作。略称『CoP』。ストーリーは『SoC』でbrain scorcherが破壊された直後に位置し、主人公はイケメンウクライナ軍人「Degtyarev」。アイテムが登録可能なクイックスロットや睡眠が追加され、インターフェイスがかなり洗練されている。また、過去の2作品に登場した人物や組織が色々な形で登場する。
...誰かScar君のことも思い出してあげてください。
クリア後のフリープレイモードが正式実装され、SoCベータ版に存在したマップの一つがリサイクル正式採用、マップ数は減少したが非常に広くなり、Pripyatに至っては実際の市内をモデルにしたもの(Pripyatのマップに登場する建物は一部を除いて実在する。嘘だと思うならGoogleEarthで見てみるといい)に変わった。また前作、前々作で一部MODを使用した際に発生していたゲーム内要素の増加によるセーブデータ破壊バグ対策なのか、隠しアイテムは全て直接地面に置かれている。たとえそれが食物であっても。・・・一部はめり込んでるが大丈夫か?
また前2作と比べ、一部環境で開始時に発生していた長時間のロードが解消されている。(2~3分かかっていたのが1分以内)
挿入歌
FPSに名曲ありと良く言うが、本作でも『SoC』のBar付近でラジオから流れてくる「Dirge for the planet
」が有名。ウクライナのバンドFirelake
のサイト
で視聴可能。タイトルは「惑星(地球)への鎮魂歌」という意味で、歌詞も汚染された世界への悲しみと汚染前の時代への郷愁を思わせる悲しい内容だが、その美しい歌声にひとときの癒やしを感じるSTALKERも多いとか。
また、『CoP』のエンディング曲『Live to Forget』も良曲だが、エンドクレジット中に突然途切れることで有名。
ネタとしてのS.T.A.L.K.E.R.
ロシア・ウクライナという日本人には馴染みのない地域を舞台にしていることもさることながら、独特の世界観によっていわゆる「ネタ」にされることが多い。「ゾーンでは○○なのに」とかあればそれはSTALKERのことを指している。
銃が狙ったところに当たらない
安物の銃や、或いは高性能でも長距離になると顕著になる。よって拳銃は威力よりもまず命中率であてにならない。また本作では銃の劣化も再現されており、劣化が進むとジャム(不発)発生が多くなる。
放射能汚染はウォッカで治る
舞台がチェルノブイリ原発周辺ということもあり、廃棄された乗り物や廃墟の近くに長時間居ると放射能汚染にやられてしまうが(いわば状態異常)、これはウォッカを飲むことで回復する。実際にアルコールには多少の効果があるらしいが良い子はマネをしてはいけない。
また当然だが、飲みすぎるとプレイ画面が歪んでくるので、プレイヤーもリアルに酔う恐れがある。
さっちゃん
正式名称は「Bloodsuccer(ブラッドサッカー)」で吸血鬼のこと。本作のナンバーワンアイドルでありメインヒロインである、ミュータント(突然変異生物)の一種。結構序盤で出てくる。攻撃寸前まで透明化しているが激しい吐息と足音が遠くから聞こえる。それがまた怖い。数々のプレイヤーがそのグロい姿形美貌によって本作を積みゲーにしてきた。慣れればそんなに恐ろしくないのだが(だけど怖い…)。
他にも、耳障りな鳴き声と数で攻めてくるのが厄介な元ネズミ「Rodent」、分身で襲いかかってくる人面犬「Chernobyl Dog」、あり得ない脚力と回し蹴りが特徴的なガスマスク野郎「Snork」、衝撃波を撃ってくる裸Gパンこと「Controller」、周りの障害物を投げたり、空中から火を吹く球電状の幽霊「Poltergeist」、そして超巨大グロ肉こと「Pseudogiant」などが強敵として有名。ミュータントにはショットガンが有効なので常に一丁は持っておきたい。
MODでは本編でボツになっていたミュータントが追加されることが多いが、『COP』で晴れて正式登場となった、双頭でジャンプ力のある「Chimera」、ローブ姿で銃撃を無効化したりこっちの銃を落とす「Burer」がおり、こちらもかなりの強敵。
「S.T.A.L.K.E.R. Forever !」
「スタルカーよ、永遠に」。素晴らしいゲームであるS.T.A.L.K.E.R.を褒め称えているのではなく、当時、いつまで立っても発売されなったS.T.A.L.K.E.R.を皮肉った言葉である。発表当初に世界中を驚かせた革新的なグラフィックも、数年後の実際の発売時にはハイレベルには変わりないが常識の範囲になってしまった。ただ、同じForeverでも上には上があるが、惜しくもこちらも発売されてしまった。
現在ではPCの性能が向上したため、ノートでもGPUを別に搭載しているタイプか、AMDやNvidiaのGPU内蔵チップセットクラスでも(画質を下げるなどすれば)十分楽しめるようになっている。
「グットハンティング ストーカー!」
「Good hunting , Stalker !」。発音をそれっぽく書いて「グドハンティン(グ)ストーカー」というものもある。プレイ序盤から付き合うことになるショップの親父の言葉で、Oblivionの「シャドウハイチュウ」みたいなものである。店で支度を済ませ、死と隣り合わせの危険な世界に飛び込むまーくんの背中に掛けられる暖かい親父の声はプレイヤーにウォッカ以上の効果をもたらしてくれている。
「ゲタウトヒア ストーカー」
「Get out of here , Stalker !(ここから出て行け!ストーカー!)」。BarにいるあるDuty兵に言われるセリフ。「Get out here」でも同じ意味にとれるので大変ややこしい。文法的に詳しくは意味が違うらしい。一般に「ゲタウトヒア」というof無しのとこちらを指すことも多いので本当にややこしい。この台詞は何故か海外でもそれなりにウケているようで、外人のMADがようつべにある。
反対にBar入り口では警備に「アセコミン!ドンスタンゼア!アセコミン!」と言われる。こちらは「I said come in, don't stand there ! I said come in !(そんなところ突っ立ってないで中に入れよ!)」の意味。
「ンー、マツオバショウ!」
ロシア語の断末魔らしい。2012年には、日本の和の文化はゾーンにまでも浸透しているものと思われる。
「パマギーチェ(ポマギーチェ)!」
怪我で動けないストーカーが言う「助けて!」という意味のロシア語で、ゾーンではよく耳にする。回復アイテムをあげずに放っておくといつのまにか死んでいる。
ちなみに、生きている人とは金と物を交換しなければならないが、死体からはタダで物が取れる(盗れる)。
「イディーカムニエー」
ゾーン最深部、願いをかなえるという願望機「モノリス」が設置されたチェルノブイリ原子力発電所の「石棺」でどこからともなく聞こえる言葉。「我が元へ来い」というようなロシア語。この言葉も含めた文章がモノリス内では何度も繰り返される。耳に残る渋い響く声がプレイヤーの脳にこびり付く。
「グラナータ!」
英語で言えばグレネード、つまり手榴弾のことで「手榴弾が来たから気をつけろ!」ということになる。
FPSファンならおなじみのドイツ兵、独語ではこれが「グラナーテ」になる。微妙に違うが聞いている分には同じように聞こえる。
ドラムーチェ
「たとえプレイヤーがドラム缶を撃ちその爆発で誰かを殺してもそれは事故扱いとなる」ということから、自分が殺したことにしてはまずい暗殺任務で大変役にたつ(後述のように、特定派閥と敵対する可能性があるため)。ポマギーチェからもじったものと思われる。
ドラム缶を押して行くのは物理演算の関係か結構難しいので、MODの中にはドラム缶を持ち運べるようにしたものがある。
派閥
ZONEには思想や利害の一致により生まれたいくつかの派閥が存在する。基本的にプレーヤー、及びNPC同士の態度(友好・敵対)はこの派閥により決定される(例えば、中立な派閥の構成員一人を撃てばその派閥全員が敵となる)。
Duty
ゾーン閉鎖後もそこにとどまった元軍人で「ZONEは世界の脅威である」という事を念頭にZONEに残り危険なミュータントやならず者を排除するなどといった活動をしている、ZONE内の自警組織的な派閥。曰く「世界をZONEから守るのは我々の義務(duty)」。しかし、お抱えのトレーダーに「自前じゃ何にもできないヘタレ。」呼ばわりされたりするなどその活動は形骸的な面もあるようだ。常時団員募集中(後述)。特殊部隊向け装備を含む東側の武装を使用している。
Freedom
その名の示す通り「ZONEは自由にあるべきだ」という思想の元集まった派閥。よって規則や義務やらを重んじるDuty派閥とは仲が悪く、「現在戦争中」である。アナーキスト、動物愛護等といった思想の持ち主でもありZONE内での評価はまちまち。西側の装備とSVD狙撃銃を使用している。
上記の二派閥は初期状態ではプレーヤーとは中立だが、立ち回りにより敵にも味方にもなる。
Monolith
チェルノブイリ原発内に存在するといわれる「どんな願いもかなえる事ができる物」願望機モノリス様を信仰する狂信者たち。この派閥と人を狂わすbrain scorcherの妨害により、ZONE出現以降誰も原発へ到達したものはいないと言われている。装備は東西の物が混在している。基本的に毒電波にやられてしまった人たちなのでZombified以外どの派閥とも敵対しているが、『CoP』では洗脳が溶けてしまい途方に暮れている友好的Monolithの一団が登場する。彼らがどうなるかはプレイヤー次第。
Mercs
金さえ払えばどんな任務も受け付け、邪魔をするものは例外なく葬り去る傭兵集団。その為基本的に中立ということだが、ゲーム内に登場する際は作戦中なのかプレーヤーとは敵対勢力となっている。装備は西側のもので固めているが何故かあるミッションではAKを装備している。
『CS』主人公のScarもフリーの傭兵であり、プレイ次第でどんな派閥とも付き合いがあるが、この派閥の構成員というわけではない。
また『CS』では協力するイベントが、『CoP』でははぐれ者を味方として徴用するイベントもあるが、結局どこの意思で動いていたかは推測することしかできない。
Bandit
STALKERという時点で危険区域に無許可で立ち入るならず者ではあるが、その中でも日常的にカツアゲや強盗といったことを行う「賊」の者たち。便宜、システム上派閥とはなっているが一部を除き組織的な統率は無い。そのためDutyや熟練STALKERには歯が立たないのでZONEの奥地には到達できておらず、装備も貧弱である。でも何故か服装は統一されたジャケットやらを着ている。
『SoC』では完全に敵対しているが『CS』『CoP』では立ち回りによっては味方につけることが可能。ただし普段は通行料と称して有り金全部ムシリ取られたりするのでプレーヤーからの評判は良くない。 『CoP』では、LonerをBandit支配地域に案内させて戦闘を行わせ、死んだ相手の持ちモノをいただく合法追いはぎという手がある…が、良い子は真似しちゃだめだぞ。
Loner
派閥無所属のSTALKER、主人公も基本的にはここに属する。一匹狼なので上述の派閥による有効度変化は適用されないが、キャンプを作ってる場合その小集団においては他の派閥と同様の処理が適用される。
Zombified stalkers
ZONE北部等に存在する、人の精神を狂わすbrain scorcherと呼ばれる装置の被害者。最低限の自我だけを残し理性が吹き飛んだまさに廃人である。でも都合のいいことにお互い殺しあったりせず、STALKERのみを狙いかつて得物としていた銃を撃ってくる。どちらかというとクリーチャーの類(実際クリーチャーとは敵対していない)ではあるが、やはりシステム的にSTALKER派閥と言うことになっている。
Ecologist
正規にZONE、特にその神秘の有効活用に向けての研究行っている生態学者たち。移動式のラボを拠点として対アノーマリースーツで身を包み資料採取を行ったり、STALKERからの資料提供などを受け付けている。中盤以降このラボはDutyが守る(必要無さそうに見えるが)事になったり付近の危険を排除してやった的なことを言ったりするが、これは「ZONEの研究」と言う点で利害が一致している為であり、「ZONEは脅威である」というDutyのスタンスとは食い違いが生じている模様。また正規の研究者であるため軍に支援要請を出したりもできる。
『SoC』ではデータ収集が仕事だというのにゾンビ相手にウラー!ベーイ!ベーイ!と派手に突撃をかますKruglov教授が有名。彼の護衛は一苦労である。
Army
正規のウクライナ軍、及び内務省国内軍部隊。ZONEの封鎖や内部施設の調査などを行っている。かつてはSTALKERとも協力体制にあったが、裏切りや利害の不一致で現在は敵対関係にある。正規の訓練を受けている為同じ銃でも攻撃の命中率が他のNPC、及びプレーヤーとは段違いに設定されており、かなり装備的に有利でないと倒すことは難しい。ただし序盤で倒すことができれば、いい装備を手に入れられるので進行が楽になる。
『CS』ではCordonへ抜けるトンネル付近の検問にある銃座が鬼門扱いされる。一方『CoP』の主人公は正規軍人であり敵対はしておらず、彼らの協力を得る事が可能。
※余談ではあるが、『CoP』のDegtyarev少佐は「内務省」所属とゲーム内で発言しているので正確には「ウクライナ国内軍(≠ウクライナ軍)」所属と思われる。そのほかのArmyたちが国内軍なのか、それとも国防省所属のウクライナ軍なのかは不明。さらに余談だがウクライナに限らず旧ソ連構成国の「内務省」は警察と秘密警察を一緒にした上独自の軍事組織まで持っており、警察のような犯罪捜査から重要施設(ウクライナならCNPP含む原発とか)の警備、国内での軍事作戦まで行える組織である。
「JOIN DUTY!」
「じぇいおうあいえぬ どうてい」ではない。中盤からは上述のDuty派閥の本拠地を拠点に動くことになるのだが、そこでは絶えず「死を呼ぶアノーマリー!恐るべきミュータント!無政府主義者にチンピラども!その全ては、この星を守るDutyの正義の進撃を止める事はできない!!」というような勧誘メッセージが放送されている。その〆が「JOIN DUTY!」である。ぶっちゃけうざいが聞いているとだんだん癖になってくる、JOIN DUTY! ちなみに敵対するFreedomにはこれといった名台詞は無かったが、続編のクリアスカイで「キャムキャム、シュメ~リキャンタリーゼンシュメ~リキャンタリーゼン」「Freedom together!Join us!」が実装された。
NPCの自殺・怪死
焚き火はストーカーたちの憩いの場であり、ギターを弾いていたりソーセージをがっついていたりする。しかし、『SoC』ではAIの特性のため、NPCが焚き火に突っ込んで焼身自殺を遂げるということがよく発生する。
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また、本作の特徴である生態系管理システム「A-LIFE」によってNPCは自発的に活動しており、暗殺依頼を受けたらターゲットがいつの間にか死んで任務達成になったり、逆にストーリー進行に欠かせないキャラが食い殺されて進行不能オワタ\(^o^)/となる場合がある*。 『SoC』では序盤で世話になるWolfさんの後半での死にっぷり(おもにドラム缶が原因)や、死んでしまうとフリープレイに突入する羽目になる『CS』のHogさんが有名。
*ただしHogさんはレアケースと言ってもよく、基本的に死んでもストーリーが進む救済措置は全面的に取られている、というかSoCに関してはほとんど登場キャラクター無視しても進む。
A-LIFE
前述の通り、この作品のAIはA-LIFEと呼ばれるシステムで管理されているが、このシステム、あまりにも複雑化した挙句(当初の構想では、放置するとNPCが勝手にゲームをクリアしてしまう、ということまで想定していたとか)、それが開発期間の長期化を招く原因にもなっていた。
最終的にはNPCも敵ミュータントも自分自身の縄張りからあまり動かず、プレイヤーが居るエリア以外ではほぼ時間停止状態という大人しい物になっているが、これはいわばリミッターをかけられている状態なのである。幾つかのMODではその制限を大幅に緩くしたり「A-LIFE完全動作」を謳っており、その結果どうなるかというと、
- 行ったこともないエリアでのNPCの死亡ニュースがバンバン入ってくる(ニュースシステムがある場合)
- 行ったことのある場所に再訪すると一角に死体の山が形成されている
- 実は死体の中に重要なNPCが紛れ込んでいて、結果一部のイベントが発生しなくなる
- 近くにトレーダーがいる場合、売りつけた武器を換金した小金持ちNPCが大量発生
- NPCが大移動して予想もしなかった場所で再会する(例:Wolfさんは運が良いと3エリアも移動する)
- 隠し武器が拾われ、回収のためその辺り一帯の奴らに話しかけるor敵なら喧嘩を売るハメに。
などということが起こる。開発当初のまま進んでいたらどうなっていたか、考えるだに恐ろしい。
・・・まあそうだったら発売されていたかどうかも怪しいが。
ボルト
防護服や護身用の銃とともに危ないZONEをうろつくストーカー達の必需品。
ZONE内部にはあちこちでアノマリーという謎の物理現象(一種の自然発生的トラップ)が多数発生しており、間違って踏み込めば火焔が噴き出す、酸が噴き出す、さらには謎の重力凝縮場に捕まって虚空へ持ち上げられて粉砕されるとかなり危険。一応アノマリー探知機があるものの、正確な位置は分からない。そのため、熟練STALKERたちはアノマリーの近くを通る際にはあらかじめボルトを投げて進む方向が安全かを確認する。
なお、弾数やアイテム管理が厳しい本作であるが、ボルトだけは重さが無く、数の制限もない。またボルトと言う割には比較的デカい。きっと新種のアーティファクトで出来ているに違いない。
元ネタ?
公式に制作者が認めているわけではないが、本作のベースになった作品としてストルガツキー兄弟の小説『路傍のピクニック』と、そのアンドレイ・タルコフスキーによる映画化作品『ストーカー(Сталкер)』、そしてそのボツ版シナリオ『願望機』が存在する。
舞台はチェルノブイリでは無く、派閥が無いため派手なドンパチは存在せず、ストーリー的な繋がりも存在しないものの、謎の物品を危険を冒して探し出す「ストーカー」と呼ばれる人々・ボルトを投げながらアノマリー地帯を進むといった要素、「願いを叶えてくれる謎の物体」などのキーアイテムはどれもゲーム本編と共通している。
特にタルコフスキーの映画版はチェルノブイリ事故発生前に撮影・上映されたためウクライナ&ロシアでは予言的作品として知られ、その廃墟での映像は評価が高い。また、映画内でストーカー役を演じるアレクサンドル・カイダノフスキーはゲーム中のまーくんに似ているともっぱらの評判である。とくに髪の薄さ加減が。
有名なMOD
エンディング後のフリープレイを追加するもの、リアルな武器を多数追加するもの、製品版では削除された要素を復活させるもののほか、制約を外して行動しやすくなるもの、ダメージ判定・ミュータントの出現数などをいじって本編以上にマゾくするものなど様々なものがある。ただしあくまで自己責任でインストールすること。
- 日本語化MOD (初めてプレイする人におすすめ。輸入版、日本語マニュアル版だと必須)
- SFPS (国産MOD。リアル志向と日本語化、フリープレイの追加)
- ICP (インスタントちょんまげパック。SFPSに追加で入れる)
- Priboi Story (SoC本編終了後の世界を舞台にした新しいストーリーが展開)
- CSR (国産MOD、フリープレイと隠し武器追加。バランス調整系のMOD)
- Sigerous (通称「しげる」。武器多数とサブクエスト追加)
- S.M.R.T.E.R. (通称「素股」。武器を大量に追加)
- Zone of the Dead (国産MOD。名前のとおりマゾくなる。S.M.A.R.T.E.R.に追加で入れる)
関連動画
関連商品
関連項目
関連リンク
http://dic.nicomoba.jp/k/a/s.t.a.l.k.e.r.


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初版作成日: 08/07/06 23:12 ◆ 最終更新日: 12/04/16 00:47
編集内容についての説明/コメント: A-LIFEとSoCについて追記しました。余計だと思う方がいましたら削除して構いません。
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