もう、あの子を1秒も見ていられない。あの子は何かある、何かあってはいけないものがあるんだ。あの子の近くにいるとき、この、説明のつかないひどい感情が湧いてくる。自分の娘の側にいるくらいなら、どこかへ消えてしまいたい、みたいな感情だ。あの子とのやりとりは、できるだけ最小限に抑えている。酷い事だ。でも、あの子の側にいると、吐いてしまいそうになるんだ。あれはあの子の中にある。あの子の目の中、あの子の皮膚の下、あの子のすべて。
ただ、それが何かが分からない。
親であること - SCP財団より,2022/08/28閲覧
SCP-053とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
概要
SCP-053 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
著者 | Dr Gears |
作成日 | 2008年7月26日 |
タグ | 人間型 生命 知性 精神影響 自我 視覚 触覚 認識災害 |
リンク | SCP-053 |
SCPテンプレート |
3歳の小柄な少女。基本的に会話は可能であり、精神発達では少し平均を上回っており、基本的に動揺せずいい子である。
しかし4歳以上の人間が10分以上彼女と視線を合わせる、接触する、周囲にいる場合、急速に非合理的になり、激しい被害妄想を発症し、殺人傾向を見せ、大概は周囲の人物を全員殺害したあと、SCP-053を殺害しようとする。しかし彼女を殺害しようとした者はその瞬間に心臓発作を起こし、損傷を与えた後死亡する。SCP-053自身は損傷の軽重にかかわらず瞬時に損傷を再生する。本人はこの能力や精神影響についてはまったく知らないし気付いてもいないようだ。
彼女の収容室はおもちゃ・書籍・ゲーム・その他の遊具を与えられ、適切な寝具・風呂・医療施設も利用できる。食事も一日三食提供され、更におねだりされれば1日に2つまで菓子類も提供される。しかし触れたりすると危ないので完全気密防護スーツとアイシールドを着用し、アイコンタクトはとらず、室内には1度に1名のみが入室し、すべての職員は10分以内に部屋から退出しなくてはならない。また異常な振る舞いをみせた職員は退出させられる。武器も持ち込みは禁止。もっとも、影響を受けたら最後は素手で攻撃しようとしてしまうのだろうが。
なおSCP-682 - 不死身の爬虫類の終了実験に参加した際は、SCP-682サイドは一瞬混乱したがSCP-053に攻撃することはなかった。SCP-053は最初こそSCP-682に怯えていたものの、やがてSCP-682と戯れる様子を見せ、SCP-682にクレヨンで落書きをはじめた。SCP-053は最終的にSCP-682から引き離されるが、もっとSCP-682と遊びたいと泣きじゃくっていた。SCP-682サイドはSCP-053が離れると凶暴性を取り戻し職員を殺傷した。
SCP-682がSCP-053の異常性に気付いて攻撃をやめたのか、SCP-053の精神影響はSCP-682みたいな元から強い敵意を保つ場合は逆に働くのかはわからないが、ひとつ言えることは幼女は強い、ということであろう。
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連リンク
関連項目
- SCP Foundation
- SCP-682 - SCP-053の大好きなトカゲさん。
- ぅゎょぅι゛ょっょぃ
- 1
- 0pt