show you guts cool say what 最高だぜ
ん?小学生は最高だぜに聞こえたって?
・・・・・・あなたの耳は正常です(おそらく)。
概要
テレビアニメ『ロウきゅーぶ!SS』のエンディングテーマを聞いたお兄ちゃんお姉ちゃん諸君は大きな衝撃を受けたことだろう。
なぜなら、歌詞に「小学生は最高だぜ」の文言が含まれているからである。しかもTV Sizeで2回も。
ついにやってしまったか!
誰もがそう思ったであろう。
ちなみにEDの「Rolling! Rolling!」で「小学生は最高だぜ!」と聞こえると思った方もいらっしゃるかもしれませんが、空耳です。7/10(水)に主題歌CDが発売となりますので、答えはそこで確認!
#rokyubu WBめがね
いやいやいや、正式な歌詞を知った上で聞いても小学生は最高だぜにしか聞こえませんよね?
これは完全に作詞作曲のモモーイの確信犯的な演出だろう。すばらしい。ちなみにフルコーラスだとこの空耳は4回歌われる。
言うまでもないが、Rolling! Rolling!は、もはやロリロリとしか聞こえない。
英語的な解釈
だがちょっと待ってほしい。一見空耳に合わせて適当に英単語を並べただけのようにも見えるかもしれないが、もしかしたらこれもちゃんとした英文なのかもしれない。浅はかな解釈ではモモーイ氏に失礼だ。順に見ていこう。
解釈1 showは動詞
まずはshowがご存知「見せる」という意味の動詞だと仮定しよう。この場合、文頭に原形動詞が来ることからこの文は命令文ということになる。
ではこの後に続く「you guts」は何だろうか。「you」の直後に来ているので、「guts」が「骨抜きにする」という意味の動詞「gut」の三単現変化形「guts」であることはありえない。やはり順当に「根性」という意味の名詞で捉えるほかないだろう。
showのあとに名詞が2つ続くことになるが、これをshowの第4文型と捉えるとあとが続かない。ここは少し無理があるが「you guys」や「you idiot」などと同じ同格の用法が使われると解釈することにする。すると「you guts」は「あなたたち根性」になる。根性に話しかけているらしい。
するとこの先の「say」が「you guts」を受ける動詞であって欲しいところだが、それには形容詞の「cool」が邪魔だ。いや、待ってほしい。非常に口語的でマイナーだが「cool」には副詞の用法がある。(「play it cool」などにその用法を見ることができる。)副詞としての「cool」の意味は「冷静に」なので、「you guts cool say」は「あなたたち根性は冷静に言う」となる。
いや待て、じゃあこの次の「what」はなんだ。「Say what?」というフレーズはあるにはあるが、これは「What did you say?」の倒置した形だ。ここでは使えない。うーむ・・・やはりこの解釈は無理があったのだろうか。別の考え方を試してみよう。
解釈2 showは名詞
「show」は「見世物」という名詞としても使える。この線で攻めてみよう。(冠詞がついていないのがやや不思議だが、このさい気にしないことにする。)
するとその後の「you guts cool say」はさっきと同じで「あなたたち根性は冷静に言う」になって、これが形容詞節になって「show」にかかる。これで「あなたたち根性が冷静に言う見世物」になる。この後は・・・ああ、駄目だ。どっちにしろ「what」が捌けない。そもそも「あなたたち根性が冷静に言う見世物」ってなんだ。意味がわからない。もはや諦めるしかないのだろうか。
解釈3
いや、よく考えてみよう。そもそもこの文は最後の「最高だぜ」まで含めて一文なんじゃないだろうか。「最高だぜ」を「is supreme」に訳して置き換えてみよう。すると、こうなる。
一気に英文らしくなった。ここで真ん中の「guts cool say」の三単語を挿入句として捉えてみよう。
「guts cool say」を除くと「show you what is supreme」となって文法的にも齟齬を起こさない。さらにこれを「guts cool say」の内容と捉えて会話文とすると、
と、ほぼ完璧な文になる。会話文が「Show you」で始まっているのはやや変だが、仕方ないので文脈上「I'll」が省略されているものとしよう。すると、
なんとかっこいい文だろうか。試合中に根性が最高のパフォーマンスを引き出す様子を、根性を擬人化して描写しているようである。やはり「小学生は最高だぜ」なんて空耳だったのだ。これなら小学校の前で大声で叫んでも恥ずかしくない。ロリコン万歳!
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( ) ('A`)
( )Vノ )
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