SMAFとは、ヤマハが携帯電話向けに開発したマルチメディアデータ形式である。
概要
SMAFとは Synthetic music Mobile Application Formatの略であり、独自に開発した音源LSIを搭載した携帯電話などで使われるファイル形式である。拡張子はmmf。
音源LSIは「MA-1」「MA-2」「MA-3」「MA-5」「MA-7」の5種類が存在し、最大同時発音数はそれぞれ4音、16音、40音、64音、128音。(基本的に上位互換で、MA-1で作成されたファイルをMA-7で再生すること等も可能。)
主にau、Softbank、EMOBILE各社の携帯に搭載されている。
(DoCoMo端末の中にもヤマハ製MAシリーズ音源LSIを搭載しているものがあるが、着信メロディの配信フォーマットが異なるため、直接SMAFファイルを再生することは出来ない。後述のYAMAHA SMAF GLOBALにて配布されている変換ツール「SCP-MA-N」でMFiファイルへの変換処理を行うことで、再生が可能になる。)
MIDIのような演奏情報はもちろんのこと、PCM、ADPCMといった音声(波形)ファイルやHV-Scriptファイル(SMAF用音声合成スクリプト, MA-5以上で対応)、さらには文字や画像の情報を含めることができ、汎用性が高い。
個人でSMAFファイルを作成することも可能で、公式サイトであるYAMAHA SMAF GLOBAL (閉鎖済みのためリンク先はアーカイブ)に様々なツールがある。一度お試しすることをお勧めする。
スマートフォンの場合、Android端末に限りヤマハ公式アプリにてMA-7までの全てのSMAF再生が可能である。ただし、一部のSMAFファイルでは音色がおかしくなるなどの問題が発生し、正常に再生できないことがある。
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関連項目
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