『sp-que』とは、ニコニコインディーズで活躍する音楽ユニットである。
おもなメンバー構成はVOCALOIDプロデューサーとしても活動するChiquewa氏と、「歌ってみた」分野で活躍する女流歌い手のspBlue、縁の下の力持ちとしてドラム&パーカッション奏者の「ぱんだ師匠」。
概要
sp-queとしての楽曲発表は2010年4月27日の『Kyrie Eleison』からだが、二人のコラボ関係はそれ以前、2009年4月19日のspBlue投稿作『Chiquewa氏の【恋しくて Bossa ver】を歌ってみた * spBlue』にまで遡る。
当時Chiquewa氏はニコニコ未参加であり、制作の楽曲はピアプロ上で公開されていた。ピアプロまでチェックしていなかったボカロ曲リスナーに、Chiquewa氏の楽曲を紹介する好機となった。
本作はChiquewa氏自身によるmixも存在する(上に表示した動画主コメより配布先に飛べる)。
その後同年9月17日にはChiquewa氏のニコニコ発表二作目『【初音ミク】Magic【オリジナル曲】』が発表された。この際にspBlueが動画制作で協力している。
より本格的なコラボへの発展は09年12月12日『【Xmas Song】星に願いを【オリジナル曲】spBlue x Chiquewa』。spBlue初の「専用曲」であり、Chiquewa氏のニコニコインディーズ進出第一弾でもある。
この時点では「sp-que」名義を名乗っていないが、事実上のsp-queとしてのスタートと見ていいかもしれない。
2010年1月30日には『【KarenT配信記念】サヨナラ【オリジナル曲】spBlue x Chiquewa』を発表。
収録の完了、完成はこちらの方が先であったという。また、同日にKarenT配信で、先の『星に願いを』とともにダウンロード販売されている。ニコニコ市場がitunesStore対応になったので、市場からも購入可能。
本作主コメで「次回よりsp-queとしてのユニット活動開始」のアナウンスがあった。
そして10年4月30日、その「次回作」であるsp-que第一弾『Kyrie Eleison』発表。作詞は二人の共同による。
同名のミサ曲があるが、音楽としての直接の関係はないようだ。なお、“Kyrie Eleison”自体の意味はギリシャ語の「主よ憐れみ給(たま)え」の意である。
歌詞も失意、失望、痛みの渦中の人間像をよく描き出している。
5月24日にはうってかわってエレクトロ路線のナンバー『Kiss Of Life 』を発表。オリジナルは巡音ルカオリジナル曲として発表されていたもの。配信中のアルバム『I Love Music』に収録されているほか、ピアプロ上に音源データがあるので、聞き比べてみるのも面白い。[ピアプロページ]
10年7月23日にはディスコナンバー『Prism』を発表。当時のディスコシーンを知る人はもちろん、知らない若人たちも楽しめる一曲。10代後半~20代前半の人なら、両親に聴かせて武勇伝を語らせるのもいいかもしれない。
ともかく、様々なジャンルにわたる制作活動とそのレベルの高さ、丁寧さにおおいに驚かされる。
最新作とマイリスト
1970年代ディスコナンバーを意識したという本作。このユニットの実力・懐深さに舌を巻く。
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関連項目
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