the pillowsとは、日本のロックバンドである。アウイェー!
概要
1989年9月16日結成。以後20年間、名曲は数多く生み出しているものの、「これぞ」というヒット曲が無いまま、二十年間たった今も活動を続けている珍しいバンド。メジャーデビュー後はポニーキャニオンからキングレコードを経て現在はavexへと、大手レコード会社を渡り歩いている。
ファン達のことを「バスターズ」と呼び、『LITTLE BUSTERS』という楽曲はファンのための曲となっている。間違っても曲名に「!」を付けてはならない。
長い活動歴の中で、自らの音楽の方向性を「第1期」、「第2期」、「第3期」と呼称している。それぞれの時期で音楽の方向性が大きく異なり、近年のthe pillowsの曲からは想像もつかない曲調のものさえある。
例えば、「第1期」当時のリーダー・上田ケンジの脱退後から「第2期」にかけてはソウルミュージック・ボサノヴァなどへの傾倒が見られる。同時期は、こういった他ジャンルの音楽を幅広く取り込んだ"渋谷系"音楽グループの全盛期ということもあり、セールスには結びつかず不遇の時代であった。
また同時期は、彼らが商業的成功を追及していた時期でもある。しかしながら成功に至らなかった時期でもあり、象徴的な出来事としては、本人達も傑作だと信じて疑わなかった『Tiny Boat』のセールス失敗が挙げられる。
…とはいえ、不遇の時代だったこの時期に他ジャンルの音楽を貪欲に取り込んだことが、結果的にバンドとしての"体力(音楽性の引き出しや演奏スキル)"をつけたということも本人たちの語るところである。
上記の『Tiny Boat』のセールス&タイアップ失敗や、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとの対バンなどを経験から、「インディーズに後退しても"本来やりたい"音楽を演奏したい」、という山中さわおの決断に真鍋、佐藤が合意。代表曲のひとつ、『ストレンジ・カメレオン』を生み出すと共に急速にロックへと舵を切り、現在の「第3期」がスタートした。現在の方向性は、オルタナティヴ・ロックやパワーポップを志向した音楽といえる。
デビューから20年が経過した現在でも、精力的な活動を行っている。ほぼ毎年1枚のペースでアルバムをリリースし、アルバムリリース後のアルバム・ツアーでの全国回りやその他のツアーも比較的頻繁に行われている。また夏フェスなどにも積極的に参加している。
活動歴が長いため、交友関係も幅広い。結成15周年記念にリリースされたトリビュートアルバムでは、様々なアーティスト、バンドが参加していることで話題となった。
2009年9月16日には、結成20周年を祝って武道館ライブを行った。
永遠のブレイク寸前
バンドを紹介する文章に「永遠のブレイク寸前」といった、もの悲しいキャッチフレーズがついていたりもするのが特徴だったりもする。加えて、キングレコード時代の低予算PVが哀愁と涙を誘う。
後のインタビューやライブMCなどで山中が語ったところによれば、ベスト盤発売後の時期にキングレコード社内で大きな方針転換があり「ride on shooting star」のヒットなどでブレイク寸前だったthe pillowsの予算が大幅に削られてしまったという。そのため『バビロン 天使の詩』のPVは一行AA(☆Д☆)すら制作されるほどのB級漂う出来となり、PVまで撮られたシングル『この世の果てまで』は発売そのものをお蔵入りにされた。
この不遇はavex移籍まで続き、山中ほかメンバーを悩ませたという(その苦悩の時期に作られた曲が「昇らない太陽」)。現在でこそ、結成20年の現在すらセールスは右肩あがりと言われる。
そして念願のavex移籍後は予算も潤沢になりPVも手の込んだ質の高いものに…と思いきや、山中曰く「PVは基本的にあっさり作っている」とのことでキングレコード時代と大差ないPVが多いのは気のせいではない…と思われなくもない。
新曲の『YOUR ORDER』のPVでは、手間隙・予算もかかる割にチープに見えてしまうコラージュアニメーションの手法を(バビロン 天使の詩のリベンジとして)用いたため、ちょっとばかり物議をかもした。これについては山中さわお曰く「モンティ・パイソンみたいなカンジで」とのことなので、それを狙って作った感がある。
漫画・アニメとthe pillows
2000年から2001年にかけてガイナックスとProduction I.Gによって制作されたアニメ『フリクリ』に、主題歌となった『Ride on shooting star』をはじめ多くの楽曲を提供した。
2005年に発売された3枚目のサウンドトラック『フリクリNo.3』は全曲がthe pillows自らの選曲であり、実質的なthe pillowsのベストアルバムとなっている。この影響でアメリカ、メキシコなどでライブを行うほど(特定分野が好きな人達へ)著名になった。
2005年に放送されたアニメ『BECK』の最終回にthe pillowsをモデルとしたバンド「ザ・ヒーロウズ」が登場し、そのボーカリストの声を山中さわおが演じている。
2008年、週刊少年ジャンプ35号に掲載された篠原健太の漫画『SKET DANCE』で、スケット団の3人が『funny bunny』を演奏するシーンが登場した。この話が収録された単行本第6巻の帯には、山中さわおによるコメントが寄せられている。その後、ツタヤでの無料レンタルCDのジャケットイラストを篠原健太が手がけている。
またこの前後、携帯電話の着メロダウンロードで『funny bunny』が一位になったことがニュースにも取り扱われた。この他、数多くの漫画などでタイトルなどにthe pillowsの楽曲名が引用されるなどケースがある。
この他、アニメ「MOONLIGHT MILE」のED曲として「スケアクロウ」「BOAT HOUSE」(第1,2シーズン) アニメ「BEN10」の(第1シーズン)ED曲として「Ladybird girl」が使われている。
2007年より連載が始まり2009年にアニメ化もされたかきふらいの漫画『けいおん!』では、the pillowsのメンバーを由来にしたと考えられる名前のキャラクター(山中さわ子・真鍋和・鈴木純・佐藤アカネ)が登場しているが、公式な発表は無い。
ただし山中さわお自身はこの件について知っているらしい。自らがパーソナリティをつとめるラジオ番組で「山中さわ子っていうキャラクターが居るらしいんだけど。でも楽曲提供とかそういう話は全く来ないんですけど(笑)」と漏らしていた。
2010年、新曲の『Rodeo star mate』がTVアニメ『スティッチ! いたずらエイリアンの大冒険』OPに使われることが発表される。…が、その微妙なタイアップぶりにファンの間ではこれまた微妙な空気が流れている気がしないでもないが、さわお的にはスティッチのキャラ設定(かわいい顔して生物兵器)に惚れ込んで曲を作ったらしいから気のせいだよきっと。
メンバー
1968年12月7日生まれ。北海道小樽市銭函(ぜにばこ)出身。RSR2010ご本人の発言により札幌出身銭函育ち。
the pillowsの殆どすべての楽曲の作詞作曲担当。近年は、DELICIOUS LABEL所属バンドのプロデュース、THE PREDATORSにもVo.Gt.、ソロでの活動も行う。
アマチュア時代にやっていた印刷業でのバイト故か、浮世絵収集とTシャツ作りが趣味。そのセンスはツアー毎に発売されるTシャツやグッズなどに遺憾なく(?)発揮されている。
40過ぎのオッサンと豪語するも、実はバンド最年少。兄貴分の先輩として怒髪天の増子直純がおり、いろんな意味で頭が上がらないのとラジオで公言。RSR2010でも増子に命じられるままステージから観客にダイブなどしている。いや、そのほかにも東京へ出るのに悩みを聞いてあげたりとか、ほんといい体育会系舎弟先輩後輩のようだ。
たまにライブ中にキレるのはデフォ。変なコールしたりして怒らせないようにね。あとネギが苦手。某元グラビアアイドル系タレントといい仲らしいが周囲はぬるーくスルーしている模様。
- 真鍋吉明(Gt.)
1962年10月2日生まれ。北海道札幌市出身。RSR2010山中さわおの突っ込みにより北見出身札幌育ち。
札幌では知る人ぞ知るアマチュアバンドのギタリストとして有名(だった)。現在は趣味のレゲエ鑑賞を起点としてNINE MILESというソロプロジェクトも行っている。the pillowsに参加するまでは、札幌の某デパートの雑貨売り場(実はモー娘某元メンバーの父親経営)で商品仕入れも担当していたなかなかのやり手だったとか。
the pillows結成時に山中さわおのギターに不安を覚えた?初期リーダー上田ケンジに怒髪天の増子直純がバンド解散直後の真鍋を紹介したことが参加のきっかけ。
the pillowsの名前が決まったのは9月11日、真鍋が当時住んでいた(自称高級)マンションの一室だった。
サウンドエンジニアとしての能力も高く某音楽ソフトの動画でその巧みな手腕を見せつけている。そのギターテクニックは評価が高くマーティ・フリードマンから天才とも言われた。
もうすぐ50代突入だというのに、そのあまりの美肌・もち肌っぷりにはファンの女性たちも嫉妬である。昔はあまりのモテっぷりが災いして、怒髪天の増子直純などにその長髪を狙われていた…などといった逸話が残されている。
物腰柔らかそうな声のトーンから想像すると、ものすごーく真面目っぽく見えるが意外と「適当な所もある」、とは山中談。ライブ中に誰にも伝わらないセリフを言ってはさわおを困らせている模様。
初期リーダー上田ケンジと参加していたKENZI&THE TRIPSからthe pillowsへ。
実はその来歴と実績は数多く、当時の有名だったTHE BLUE HEARTSのサポートドラマー(正式にバンド参加もオファーされてもいたらしい)やO.P.KINGでもDr.Vo.を担当するなど数多い。現在はthe pillowsのほかにThe ピーズのにもドラマーとして参加。
上田ケンジが脱退を決めたあと、彼のバンド解散瀬戸際に山中にかけた言葉がなければ、恐らく今のthe pillowsは無かったと思われる。…が現在はバンド内でのボケ担当。ただしトークはメンバーで一番上手く、インタビューでは真ん中に座っていることもある。
常に酒を飲んでおり、ラジオでは「ジョン・ボーナム度」を測る企画さえ行われた。当然ライブ中にも飲むため、MCの時にはベロンベロンになっている。しかしドラムプレイは全くブレないという圧倒的なリズムキープ力を持っている。
また、ある時期を境に突如としてピザ化・オッサン化が進行し、今では立派なオヤジきゃr…パワードラマーに変身した。どう見ても酒の飲み過ぎです。本当にありがとうございました。普段のスタイルである「真冬でもビーサン(ビーチサンダル)・ジャージ」に磨きがかかったとも言える。草野球チームの監督もしているため、貫禄が出てきたということなのだろうか。
山中さわおが札幌時代バンドを組んでいた岩田晃次と結成していたチューインガム・ウィークエンドでベースを担当していたつながりから、the pillowsのサポートベースに加わる。以来、気が付けば10年以上もサポートベーシストをしている。また自身のソロプロジェクト、fragmentsとしての顔も持つ。
サポートベーシストという立場もあってか、あまりPVやインタビューに出ることはない(PVとしては「Tokyo Bambi」と「ターミナル・ヘブンズ・ロック」だけ)。ライブ中やTV番組出演の様子を見るとバンド内ではいいイジられっぷりを発揮している模様。
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関連項目
- 怒髪天 (the pillowsの結成に大きく関わった増子直純がいる兄貴分的バンド)
- NINE MILES (真鍋吉明(Gt.)のソロ名義。the pillowsでカバーもされている)
- 永遠のブレイク寸前
- ピロい
- フリクリ
- SKET DANCE
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- 山中サワオの憂鬱
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- (☆Д☆)
http://dic.nicomoba.jp/k/a/the%20pillows


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読み:ピロウズ
初版作成日: 09/01/15 21:02 ◆ 最終更新日: 12/02/07 11:54
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