transfur(トランスファー)とは、他の動物への変身過程を扱うジャンルである。
概要
transfurという語は、trans(「別の状態へ」という意味の接頭辞)+fur(毛皮)の合成語である。「transfer」ではないので注意。獣化は類似するジャンルであるが、あくまでもその焦点が「変身する過程」に合わせられている点が異なる。とはいえタグとしては「獣化」「transfur」の両方が付けられていることも多い。しばしばTFと略される。TSF(性転換)と混同しないように注意。
「fur」という言葉のとおり、基本的には人間から他の動物への変身を扱う(動物→動物の変化が含まれるか否かについては議論の余地がある)。ゆえに、植物化や物品化はtransfurに含まれないこともあるが、基本的に人間と他の要素が混在している変化途中のイメージはtransfurとして扱われることもあり、線引きが難しい。pixivでは「牛化」「豚化」「馬化」「狸化」「猫化」「カエル化」「ポケモン化(pokemonization)」「ドラゴン化」辺りがメジャーなようだ。海外ではtransfurは人気ジャンルの一つであり、e621などで調べると大量にヒットする。
変身過程を重視するため、シークエンスが描写されることが多い。また、変身途中もしくは変身直後の様子が描かれることも多い。
ここまではイラストについて述べてきたが、小説にも変身の過程を描いたものは多い。変身物語の源流を辿れば神話に行き着くので、transfurを扱う文学作品が存在するのも当然のことだろう。
「transfur」で検索するとR-18もしくはR-18Gの作品がかなり出てくるので未成年は注意!
作品
とりあえずtransfurの概念をイメージしてもらうために、いくつか有名な作品を挙げる。獣化を扱った作品は数多いので、ここでは特に途中過程がよく描かれているものをピックアップし、おおよそ年代順に並べた。
他にもあればぜひぜひ掲示板に書き込むなり追加するなりよろしくお願いします。
- ピノキオ
アニメ映画。子供がロバにされるシーンがある。耳→尻尾→顔→声→脚→四足歩行と、順序立てて丁寧に描かれている。 - きりひと讃歌
手塚治虫による漫画。身体が徐々に犬か狸のような姿に変化していく奇病「マンモウ病」をめぐる医療漫画。 - 「まもって!ロリポップ」アニメ版第9話「婚約者、あらわる!?」
テレビアニメ。主人公らとそのクラスメイトが徐々に動物に変化させられる。過程が段階的であり、行動も動物に近づいていく。動物の種類も様々である。 - 猫の恩返し
アニメ映画。徐々に猫になっていく、という点で段階的な変化がよく描かれている。 - おおかみこどもの雨と雪
アニメ映画。人間からオオカミへ変化すること自体がストーリーの基盤になっており、変化も段階的である。 - アイアンナイト
屋宜知宏によるマンガ。特に第一話では主人公がゴブリンに変身していく肉体的・精神的過程がよく描かれている。 - ブルー・マインド
実写映画。思春期の少女が徐々に人魚化する。変身し始めから終わりまでの過程が、子供から大人へ変化する思春期の過程と重ねられている。
関連静画
関連項目
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