単語記事: TSF

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TSFとは、

  1. Tactical Surface Fighter(戦術歩行戦闘機)の略。『マブラヴシリーズに登場するロボット兵器。詳細は「戦術歩行戦闘機」の記事を参照。
  2. Trans Sexual Fiction または Trans Science Fictionの略。
  3. 漫画干物妹!うまるちゃん』の登場人物である「橘・シルフィンフォード」がゲーセン大会で使用した正体隠す気のないPNですわ。転じてファンからの称の1つでもある。

本記事では2について説明する。 

概要

Trans Sexualとは想上の(的な性転換の事で、それらをまとめたフィクション、創作がTSFである。
TSもの」「性転換もの」などの呼称がある。

TransSexual Fiction の頭文字を取った所が名称のとなっているが、TransScience Fictionにちなんでいるとも言われ、その他人によって様々な解釈があることから正式はものは定まっていないとされる。また、海外においてはTransGender Fiction (TG) と表記される。

TSFを説明するとすれば、「創作作品において性別が変わること、そういう作品」という一言だが、細部の解釈や概念については個人で様々な意見があり、議論が多い。人に説明する際、わかりやすい例としてよく挙げられるのが『らんま1/2』である。古代ローマ神話北欧神話などにもそのような設定の神話が散見されるなど何気に歴史自体は古い。

非常に裾野が広いTSFという分野だが、ここではその一般的解釈と思われるものを記す。 単にTSFと言えば、ふつうは「男が女に変わる」ことをしている、また、TSFと呼ばれるものの大部分は男→女を扱っている。「女が男に変わる」ものはごく少数であるが、それがツボの人もいる。

「女体化」との違い(「反応」の重要視)

女体化」(にょたいか;にょた)という類似の用もある。詳細は該当記事に譲るが、「女体化」の場合は”最初から女だった”という、いわゆるキャラ設定の根本からの変更に対しても使用されることが多い。ある意味では青セイバーなどの「人物に対する萌え擬人化」とも言え、ニコニコ動画ではキョン子を例に挙げるのが最も分かりやすいだろう。 キョン子を題材にした作品は「ハルヒの事変でキョン女性化」というものより「生まれつき女だった」という設定変更ものが多い。ニコニコ動画でもしかりである。

対して、「TSF」とは、”起きたら女になっちまってた!”(あさおん)などの後的な異性への変化のみし、"最初から女だった"という設定変更ものはTSF要素が薄い為TSFとして扱わないのが一般的である。この較で浮かび上がるが、ここがTSFというジャンルの肝に当たる部分だ。つまり、TSFとは性別が変化し、それによって引き起こされる主人公や周囲の人物の心の変化や反応に眼を置き、楽しむジャンルと言える。 そのため"最初から女だった"という設定変更ものではTSFとは言い難く、またたとえ性別が変化しても登場人物たちがあまりそれに反応しなければTSF色が薄いとみられる。

ちなみに、「女体化」はもともと女性向けジャンルとしての発達をしており、「TSF」はどちらかといえば男性向けジャンルとしての発達をしてきている。前者の理由としてはやおい的カップリングで受け側を女性にする事でアブノーマルさが薄らぎオリジナル展開を続けやすくなること等が挙げられる。

TSF」と「女体化」を使い分けるために”最初から女だった”という場合のみを「女体化」と表現しようと提唱されている場合もある。しかし実際には、「女体化」は"後的に変化する"つまり上記の定義で言う所の「TSF」に相当するジャンルに対しても使用されることも多い。たとえばTSFの代表的作品と見なされる「らんま1/2」について「女体化」と表現されている例は多数見られる。また、TSFに相当する内容を扱っていながらも「にょたいかっ。」というタイトル漫画作品もある。

なお、ややこしい事に、「女性化」はTSF側の表現であるとされる。(ごく少数だが「女人化」という表現もある) また、「性転換」はどちらについても言うことがある。

TSFの物語の重要な部分

魔法、呪い、病気科学自然的ななどきっかけは様々だが、現実には不可能男性から女性全な変身がなされるところがキモである。

変身者は体の性の差の徴的な部分(乳房や性器など)にある!ない!一喜一憂し、現実には女性にしか(社会的に)認められない装(スカートなど)や文化が数多くあり、変身者は男性の意識を有したまま、それらを体験することになる。
また異性への変身は単に体の作りが変わるというだけの話ではない。社会における関係性にも変化をもたらす。典的な例としては変身前の同性の親友がそうだ。変身前は気兼ねなく話し合える仲間だったのに、変身して異性という関係になり親友から変身者への見るが変化し、恋愛と捉えられたりもする。逆に(体的には)女性同士で恋愛関係に移行するというケースも。
 
多種多様な変化の分類(後述)によってそれぞれ変化の度合い・状況が異なりTSF好者によって好みの分かれるところである。
また、その変身の設定が可逆・不可逆(元の性別に戻れるかどうか)、強制・非強制(かに理やり変身させられるか否か)によって物語における変身の深刻度が違っており、TSFというジャンルに何をめるかで見る側の評価が変わってくるだろう。ものによっては精までも女性化が進み、元の男性の人格を全に忘れてしまうパターンもある。
元に戻ることが困難である場合に、その変身変身者が受け入れるかどうかというのも好者の注する部分である。

…ただ、その辺りの恋愛模様が「普通BLとどう違うのか」と摘されて忌避されることも少なくなかったりする。女体化と混同される事情もあってか、TSF好きの人はBL同一視されることを非常に嫌う傾向にある。

なお、海外PIXIVではビジュアルにわかりやすいからか「シークエンス」とも呼ばれる徐々に性転換していく過程を絵で表現したものが多く、WEBノベルなどでは上記に挙げた性転換後の自他の関係や心理の変化を重視する作品が多い。

類似ジャンルとの比較

TSF同様の倒錯系アブノーマルながら、「ふたなり」や「男の娘」はそれなりに萌えジャンルとして市民権を得ている。両者にべるとTSFはまだまだマイナージャンルと言える…と、いうか頻繁に男の娘と混同されている萌えシチュとしては男の娘よりも女装の方が近いのだが)。

理由として、「一でそれとわかるインパクトよりも段階的な変化を重視する」傾向がその一因として挙げられている。上述の2つは「ナニが生えている」「実は生物学的に男」という一発でどのようなものかわかる属性なのだが、TSF性転換の過程やその後の描写こそが最大のキモなためどうしても1発のインパクトに欠けるのだ。

3者の共通点としては、外見上は女性だが男性的な要素を内部に含んでいるという点があげられる。逆に、こちらのアンデティティは上述の多種多様性ゆえに基本部分さえ押さえておけば、様々な萌えシチュエーションとの複合が可という点。実際、TSF以外の萌えシチュエーションフェチズムを同時に好している人は結構多かったりする。

TSF願望とホモの違い

先述したように、TSF願望(美少女になりたい)とホモの違いは人によってはすんなりと分かるのだが、分からない人にはいくら説明しても理解できないようである。

簡単な説明は難しいからか、物事を厳密に分類することができず大雑把な人間ほど下記の説明をしてもなおも納得しないようである。なお、この説明はあくまで一例であり。他にも様々な説明方法があるがここでは筆者の見解を述べたい。

一部の閥は美少女になって男に犯されたいと思う人がいるが、これはホモとは似て非なる概念である。実際の所こう思ってる人でもホモはほとんどおらず、普通女性める男性が多い。

それというのも今の自分はれっきとした男性であり、今のところは男性である以上女性めるわけである。さて、彼は美少女になりたいわけであるがもちろん女装男の娘等ではダメである。美少女になったら当然性別は女性になるため、男性めるのが自然だからである

また、もっと簡易な説明では磁石のN極(男)とS極(女)にも例えられる。美少女(S極)になることに憧れるものの、今の自分(N極)のまま男をめるのはゴメンであるというわけである。

性同一性障害ともまた異なる、むしろ上記の説明を見て分かるように、むしろ性別が曖昧なのではなく、かなり厳格である。

主なTSFの分類

性別変化

本人の性別のみが変化する場合をす。

この場合、本人の記号髪型や顔など)を残しつつその性別ならではの変化(男性から女性であれば、全体的に丸みをおびるなど)が発生する。周囲の人間はその変身者が同じ人物と認識できるものの、性別が変わるというだけで社会における立場は大きく変化してしまう。その本人や周囲のとまどいが注のところとなる。

性別の変化の仕方は様々であり、例えば「性別が変わってしまう」というTSF作品にとって都合の良い病気にかかってしまった場合、病状の進行に伴ってだんだんと体が変化していくパターンが考えられる。また神様現代医学えた、その他のアイテムなどで時に性別変化するパターンもある。総じて変化の過程の描写が作者の腕の見せ所、だと思う。

性別変化した人物に身近な女性(母親姉妹、女の幼馴染みなど)がいた場合、多くはその人物のよき理解者となるが、中には理解がありすぎて女物のをどっちゃり持ってきて性転換した人物を着せ替え人形状態にさせてしまう事も・・・。

これらをメインに描いた作品としては
らんま1/2』、『問題ないねヒデユキ君』かしましガール・ミーツ・ガール~』、『界のいセカイ
などがある。 

変身

まったく違う(もしくは新しい)存在の異性になる場合をす。例えば、今日パロディとしてもよく使われる「男性魔法少女変身してしまう」などもそうだろう。上記の性別変化と違い、変身者は変身前と同じ人物と認識されない純な異性になることになる。

これらをメインに描いた作品としては
映画SWITCH
などがある。

入れ替わり

複数の人間(男女)の体という入れ物と記憶・精といった中身が交換される場合をす。
この変身の特徴として変身者は入れ替わった相手の社会的立場もひっくるめて得ることになってしまうこと。第三者から見て外見上の変化はなく、入れ替わった人物が社会との関わりが深ければその人物としての振る舞いを強制される展開となる。
 
また複数の人間が巻き込まれるため、ドタバタ感も強く全体としてコメディとしての色合いが強い。上記の性別変化と違って外見上の変化はないため、人間が演じても理なく導入できることもありこの設定を採用するテレビドラマも多い。一番身近なTSFと言えるのではないだろうか。
単純にして簡単なドタバタを作れることから、ある作品の1エピソード二次創作などでもよく採用されている。

これらをメインに描いた作品としては
映画転校生と彼女の×××』、『山田くんと7人の魔女』、『君の名は。
などがある。 

憑依

体から魂という中身だけの状態になり異性の体に入り意のままに操る場合をす。
また取り憑いた相手の意識のあるかないかで作品の幅があり、相手の意識がある場合は「同居」とも呼ばれ、こちらはコミカルに描かれる場合が多い。少なくとも取り憑いている間は相手の意識を全に押さえ込んでいる場合はホラーの文脈で用いられることが多い。後者の場合、図式としては確かにTSFだが、あまりその変化に言及されることが少ない。

相手の立場を得るという意味では入れ替わりに近いものがあるものの、純TSめるものからすると入れ替わりの場合、自分になった相手が行動を縛る存在に映る場合があり、それらを払拭し純に相手の存在に成り代わる部分だけをクローズアップしたパターンともいえる。
間違って死んでしまって一時的に他人の体を借りて生き返るなどもこのパターンの範疇だろう。

これらをメインに描いた作品としては
おじゃまユーレイくん』、『ボディジャック
などがある。

転生

転生前と転生後で性別が変化しているもの。記憶が連続していないため性別は確かに変化はしているものの、周辺人物がそれを知らなかったり本人が転生後の性別にすっかり慣れてる場合が多い為、TSFとしての味わいは薄いものがほとんど。人によってはTSFとみなさない場合も

扱った作品は
地球を守って』
などがある。

TSF好きからの評価は散々な一方で、WEBノベルの設定としては較的メジャーである俺TUEEEE形態の生だったり、2次創作の夢小説における異性のオリキャラ転生・転移や既存キャラへの憑依などがよく見られる。(特に後者は)どちらかといえば特定の描写の為の性転換という口実―「女体化」としての使われ方が多い為、冒頭で述べた描写をそこまで重視しないなら余計なトラブルを招かないためにTS作品と呼称しない方がいいかもしれない。(メディアネット上での「壁ドン」の用途の違いみたいなものである

WEBノベル出身のTSを伴う転生・転移作品は
幼女戦記』、『賢者の弟子を名乗る賢者
などそれなりに多い。

その他

言及されることが多い大まかなジャンルは上記の通りだが、さらに細分化されたものとしては大体以下のものがある。

皮(かわ) 
異性の皮を装着すると、その皮の元の人物に体が変化しその人物になるというもの。上記でいうところの変身に近いものだが、皮という艶かしさ・アイテムによって変身する要素が一部の人間を惹き付け、言及されるようになった。
 
部分入れ替わり
異性と体の一部分だけを交換するというもの。体をパーツのように扱うというまさに漫画世界だが、ダイレクトに見たが気持ち悪くなっている場合が多い。異性の体を得たという意味では間違っていない。
扱った作品は
ドラえもん』の1エピソード体の部品とりかえっこ』
など。

体交代共有(仮)
(正式な呼び名は特に決まってません。) 一つの体に複数の人間を有していて、なんらかのきっかけで体と記憶がその内の一つのものに替わるもの。体が異性に変化しているのは間違いないのだが、同時に中身もその性別のキャラになっているため、TSFの味わいは薄い。 
扱った作品は
『おれ、夕子』シンデレラボーイToLOVEる』に登場するキャラクターレン(ルン) 
など。

ニコニコ大百科に記事があるTSFを主題とする作品・雑誌など

関連動画

関連コミュニティ

関連項目


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携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/tsf
ページ番号: 3339854 リビジョン番号: 2402134
読み:ティーエスエフ
初版作成日: 09/05/27 00:10 ◆ 最終更新日: 16/09/04 19:57
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TSFについて語るスレ

370 : ななしのよっしん :2016/10/25(火) 12:58:29 ID: 8l4/PE6Xl+
古いところだと
SF小説 R.A.ハイライン「悪徳なんか怖くない」
漫画 月光ボクの初体験」
も該当するのかな
371 : ななしのよっしん :2016/11/01(火) 11:20:08 ID: m36BrCENRl
てか、カイ人達のオススメ作品のどが少女漫画でなおかつBL作家ばっかりなんでこれはBLと言われても仕方がない
372 : ななしのよっしん :2016/11/01(火) 11:36:26 ID: YWYHyhiD22
性別という垣根に手を加える以上男性向け、女性向け同性愛といった概念に触れてしまうのは性質上避けられないと思うし自分はそういうのあんまこだわらずに楽しみたいと思ってるよ
373 : ななしのよっしん :2016/11/09(水) 22:13:11 ID: 5BeEOCRVt2
パンチライン
シャーロット
君の名は。

隕石から世界を救うTSFは名作
374 : ななしのよっしん :2016/11/13(日) 20:28:40 ID: TGKfnOFsFl
ピクシブで追ってるTSF漫画なんだけど
欄で「本物の女の子だったらもっとよかったのに」
見たいなコメちょこちょこ見るんだよね
個人的にはそれじゃ意味いじゃんって思ったんだけど
そういう嗜好ってやっぱりマイナーなのかね
375 : ななしのよっしん :2016/11/14(月) 21:41:27 ID: gf8GdAR7U1
これはTSFファン的にアリかナシか
投げかけてみる

http://gigazine.net/news/20150522-female-mosquito-turn-male/
376 : ななしのよっしん :2016/11/14(月) 22:23:08 ID: oYX3sZYeUd
>>375
よんだ印としてはTSFというよりはシーメール系のジャンルに近い気がする
TSFはやっぱり「性別が変わったことへの困惑」がないとっていうのが個人的な意見
377 : ななしのよっしん :2016/11/15(火) 21:51:49 ID: s6P0YsPt+5
>>376
似たことを考えていた
古典的な男らしさを持ちそれを誇っている男」が女になる方が
「元々容姿などが女性的で女性になってしまいたい男」が女になるより
絵になるような気がする
378 : ななしのよっしん :2016/11/19(土) 14:31:28 ID: v9cI6D+vot
>>377
こう考える人が多いから、男の娘TSや転生して時間が経っていたり記憶だけの継承したTSの受けが悪いわけだ。

しかし、転生ものの例に挙げられてる幼女戦記賢者の弟子を名乗る賢者の両作とも静画漫画版が読めるようになるとは……
379 : ななしのよっしん :2016/11/25(金) 02:04:04 ID: J4kQpCrjFe
変身」に俺、ツインテールになります。の追加をお願いします。
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