V・HEROとは、漫画「遊☆戯☆王GX」に登場するカードカテゴリである。
概要
原作での扱い
エド・フェニックスが使用するHEROモンスター。
多くのモンスターが共通して、自分がダメージを受けたときに墓地から罠ゾーンに置かれる効果、V・HEROモンスター1体を生け贄に罠ゾーンから特殊召喚できる効果、罠ゾーンからの特殊召喚によって発動できる固有の効果を持っており、「永続罠」の概念を用いることで再現されている。
自身を罠ゾーンから特殊召喚する効果と、罠ゾーンから特殊召喚された場合に発動する効果は、テキスト上では一連の効果であるかのように見えるが、後者の効果が「幻影解放」など、ほかの効果での特殊召喚でも発動しているのを見るに、それぞれは独立した別の効果だと思われる。実際にOCG化された際にも別々の効果として扱っている。
罠ゾーンに置かれたV・HEROは幻影(ヴィジョン)と呼ばれており、「幻影融合」のテキストではこの表現が用いられている。
OCGにおいて
以前までは、OCGに存在するのは2体の融合モンスターと「V・HERO ヴァイオン」、「V・HERO ウィッチ・レイド」のみであったが、2019年5月18日の「COLLECTION PACK -革命の決闘者編-」にてカテゴリ化する。
【V・HERO】として組むこともなくはないが、【D-HERO】に出張、または【HERO】の1パーツとして使用することが考えられ、《V・HERO ファリス》・《V・HERO インクリース》・《V・HERO ヴァイオン》を用いて展開することで、召喚権を消費せずに大きな展開を狙えるため、もはや必需品クラス。
各カードの詳細
レベル3モンスター
原作では、自身を幻影として出現させる効果を持つ。OCG化の際には永続罠カード扱いとして魔法&罠ゾーンに置くことで再現されている。
原作では「V・HERO」にリリースを限定していたものが、「HERO」全般に変更されている。
V・HERO インクリース
星3/ATK 900/DEF 1100
自分がダメージを受けた時
墓地から罠ゾーンにおける
V・HERO1体を生贄で罠ゾーンから特殊召喚でき
デッキからHERO1体を特殊召喚する
(漫画版)効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 900/守1100
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続罠カード扱いの場合、
お互いのメインフェイズに、自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の「V・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
(OCG版)
VS十代で登場。
通常召喚され、直後に「V・HERO ミニマム・レイ」を特殊召喚するために生け贄に捧げられた。その後、戦闘ダメージを受けた際に罠ゾーンに置かれ、「幻影解放」で特殊召喚。効果でデッキからもう1体のインクリースを特殊召喚し、「V・HERO ウィッチ・レイド」を召喚するための生け贄を揃えた。
VS吹雪戦では、「V・HERO ファリス」を特殊召喚するためのコストとして墓地へ送られた後、戦闘ダメージをトリガーに罠ゾーンへ置かれ、「幻影融合」で「V・HERO アドレイション」の融合素材となって除外された。
さらに「V・HERO ヴァイオン」によって2体目がデッキから墓地へ送られた。その後、戦闘ダメージをトリガーに罠ゾーンに置かれ、「V・HERO グラビート」の効果で特殊召喚、効果でさらにデッキから「V・HERO ポイズナー」を特殊召喚し、「V・HERO トリニティー」の融合召喚につないだ。
VS明日香でも登場。戦闘ダメージをトリガーに罠ゾーンに置かれ、次のターンに「幻影解放」によって特殊召喚されて効果を発動。デッキからポイズナーを特殊召喚して、2体で「The grand JUPITER」召喚のための生け贄となった。
非常に便利な効果であり、エドの3回のデュエルでは全て効果を発揮している。
OCGでは、特殊召喚先が「V・HERO」に限定されている。「HERO」全般で行えてしまうとレベル4の「V・HERO」達よりも《E・HERO エアーマン》や《E・HERO シャドー・ミスト》等が優先されてしまうからだろうか。
「V・HERO」の要となるモンスターであり、このモンスターから「V・HERO ヴァイオン」を特殊召喚しておくとより展開力を加速させてくれる。ただし、このモンスター単体で動くのではなく、「V・HERO ファリス」の効果でフィールドに持ってくることが多いため、枚数を多めは採用しづらいが、1枚採用だと事故率は減るが手札に引いてしまった場合のリスクが大きくなるため、採用枚数が悩ましくなるカードだろう。
このカード単体の棒立ちは貧弱なので、「D-HERO」と組み合わせた場合には《X・HERO クロスガイ》、《X・HERO ドレッドバスター》などのリンク素材として利用するのが望ましい。
V・HERO ポイズナー
星3/ATK 900/DEF 700
ダメージを受けた時、墓地から罠ゾーンにおく。
V・HERO1体を生贄で罠ゾーンから特殊召喚でき
相手モンスター1体の攻・守力を半分にする
(漫画版)効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 900/守 700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続罠カード扱いの場合、お互いのメインフェイズに、
自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドのモンスター1体を選び、その攻撃力を半分にする。
(OCG版)
VS十代で登場。
デュエル後半に守備表示で通常召喚され、「M・HERO ダスク・クロウ」の攻撃を受けて破壊された。
VS吹雪でも登場。
「V・HERO インクリース」の効果でデッキから特殊召喚され、直後に「融合」で「V・HERO トリニティー」の融合素材となった。
VS明日香でもインクリースの効果で特殊召喚され、「The grand JUPITER」を召喚するための生け贄にされた。
8巻で登場しているにもかかわらず、唯一罠ゾーンに関するテキストの書き方が7巻のものと同様のまま修正を受けていない(7巻・8巻ともに初版で確認)。
3回登場しているが、一度も効果は使用されなかった。
テキスト修正を受けなかった理由がこれなのかは不明。
OCG化してもほぼ変化がない。戦闘補助としては悪くない性能である。「M・HERO」達を守るサポートや《V・HERO トリニティー》での攻撃を補助する等の利用方法が考えられる。
V・HERO マルティプリ・ガイ
星3/ATK 800/DEF 700
自分がダメージを受けた時
墓地から罠ゾーンにおける
V・HERO1体を生贄で罠ゾーンから特殊召喚でき
攻撃力は倍になる
(漫画版)効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 800/守 700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続罠カード扱いの場合、お互いのメインフェイズに、
自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドのモンスター1体を選び、その攻撃力を800アップする。
(OCG版)
罠ゾーンから特殊召喚すると攻撃力が倍になる。
それでも1600と下級アタッカーレベルに届かないのが痛いが……。
VS十代で登場。
「幻影の魔術士」によって特殊召喚されたが、「M・HERO バソール」の攻撃を受けてすぐに破壊されてしまった。その後、戦闘ダメージを受けた際に罠ゾーンに置かれ、「幻影融合」で「V・HERO アドレイション」の融合素材となった。
VS吹雪でも登場。
通常召喚され、「V・HERO アドレイション」の効果のために利用されたが、「The アトモスフィア」によって戦闘破壊された。その後、戦闘ダメージをトリガーに罠ゾーンに置かれ、「V・HERO グラビート」の効果によって特殊召喚され、「V・HERO トリニティー」の融合素材となった。
VS吹雪では罠ゾーンから特殊召喚されたが、すぐに融合素材にされたため、攻撃力倍化の効果は実質発揮していない。
上昇値はそれなりの永続的であるが、「HERO」下級を戦闘要員として立たせることは少ない上に、ポイズナーとの差別化が難しいと思われる。
V・HERO ミニマム・レイ
星3/ATK 1200/DEF 700
自分がダメージを受けた時
墓地から罠ゾーンにおける
V・HERO1体を生贄で罠ゾーンから特殊召喚でき
相手★4以下モンスター1体を破壊する
(漫画版)効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1200/守 700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続罠カード扱いの場合、お互いのメインフェイズに、
自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのレベル4以下のモンスター1体を選んで破壊する。(OCG版)
エドの作中での初デュエル、VS十代で最初に守備表示で召喚された。
「M・HERO 烈火」によってすぐに戦闘破壊されてしまったが、戦闘ダメージを受けた際に罠ゾーンに置き、「V・HERO インクリース」を生け贄に特殊召喚。効果で烈火を破壊し、続けて「M・HERO バソール」へ攻撃して戦闘破壊した。次の十代のターンには「M・HERO ヴェイパー」の攻撃を受けて破壊されたが、このときのダメージで墓地にいた2体のV・HEROを罠ゾーンに置いた。
その後、ヴェイパーのダイレクトアタックでダメージを受けた際に再び罠ゾーンに置かれ、「幻影融合」で「V・HERO アドレイション」の融合素材となった。
VS吹雪でも登場。
「V・HERO ファリス」の効果でデッキから墓地へ送られた後、戦闘ダメージによって罠ゾーンに置かれ、「幻影融合」で「V・HERO アドレイション」の融合素材となった。
VS明日香では、経過が省略されているが何らかの要因で破壊されていることが確認できる。前後の状況からすると、「ブリザード・プリンセス」の攻撃を受けたことによる戦闘破壊だろうか。
効果で破壊できるモンスターについて、初出時は単に「相手モンスター1体」と表記されていたが、コミックス8巻でのテキスト修正時に「★4以下」という条件が追加された(少なくともコミックス7巻の初版では修正されていない)。
レベル4以下しか除去が出来ないため、リンクモンスターやエクシーズモンスターに対して無力なため、その前の段階で利用できる範囲で相手の出方に合わせる必要がある。
レベル3以外のV・HERO
原作では、自身を幻影にする効果はないが、何らかの形でV・HEROをサポートする効果を持っていた。実際のOCG化の際でも基本的には「HERO」全般のサポートを担っており、これらとレベル3のV・HEROを連携させたり、これらに素早くアクセスすることが「V・HERO」の要となる動きと言える。
V・HERO グラビート
星4/ATK 500/DEF 2000
このカードを生贄にすることで罠ゾーンのV・HEROを2体特殊召喚できる
(漫画版)効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
除外されている自分の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードをリリースし、自分の魔法&罠ゾーンの
「V・HERO」モンスターカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
(OCG版)
VS吹雪で登場。
守備表示で召喚され、1ターン待った後に効果で「V・HERO インクリース」、「V・HERO マルティプリ・ガイ」を特殊召喚した。
自身をリリースすることで、V・HEROの展開を補助するカードで、2体のV・HEROの展開をこのカードだけで済ませてくれるようなもの。また、OCG化の際には新たに除外されている「HERO」モンスターをサルベージする効果が追加された。「HERO」が全体的に除外する手段が多く利用のしやすい効果ではある。
V・HERO ヴァイオン
星4/ATK 1000/DEF 1200
このカードが召喚した時デッキから★4以下のV・HERO1体を墓地に送る
(漫画版)
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/ATK 1000/DEF 1200
「V・HERO ヴァイオン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「HERO」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分の墓地から「HERO」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加える。
(OCG版)
(特殊)召喚に成功した時に、デッキからV・HEROを墓地に送れる。
下級モンスターなので「V・HERO ファリス」よりも使いやすいが、向こう同様に幻影関連の効果はない。
VS吹雪で登場。
「出幻」の効果で特殊召喚されて効果を発動、デッキから「V・HERO インクリース」を墓地へ送った。その後、「幻覚」の効果で、「トラファスフィア」の攻撃対象が「V・HERO グラビート」からこのカードに変更され、破壊された。
テキストには「召喚した時」とあるが、作中では特殊召喚で効果を発動していた。
「PREMIUM PACK 19」(ジャンプフェスタ2017で先行販売、2017年3月11日一般販売開始)でOCGに登場。墓地へ送る対象がHERO全般に広げられたほか、墓地のHEROと引き換えに「融合」をサーチする効果が追加された。
このカードで落とすカードは「レベル3V・HERO」、《D-HERO ディアボリックガイ》、《E・HERO シャドー・ミスト》等が考えられ、このカードを利用することで「HERO」全般において展開力を強化する。
V・HERO ファリス
星5/ATK 1600/DEF 1800
手札の★4以下のV・HEROを墓地に送り特殊召喚する
召喚時デッキから★4以下のV・HEROを墓地に送る
(漫画版)効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻1600/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカード以外の「HERO」モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「V・HERO ファリス」以外の「V・HERO」モンスター1体を選び、
永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(OCG版)
上級モンスターだが手札のV・HEROと引き換えに特殊召喚でき、(特殊)召喚に成功した時にデッキからV・HEROを墓地へ送れる。墓地に置かないと始まらないV・HEROの中では比較的便利な効果だが、このカード自身は幻影に関する効果は持っていない。
VS吹雪で登場。
先攻1ターン目に手札の「V・HERO インクリース」を墓地へ送って特殊召喚し、さらにデッキから「V・HERO ミニマム・レイ」を墓地へ送った。このカード自身は次のターンには「バーチャル・スフィア」の攻撃を受けて破壊されたが、このときの戦闘ダメージによって先ほど墓地へ送った2体を罠ゾーンに置き、次のターンの「幻影融合」へつないだ。
テキストには「召喚時」とあるが、作中では特殊召喚で効果が発動しており、エドのセリフでも「特殊召喚した時」と説明されていた。
OCG版では、手札から特殊召喚する効果はそのままだが、その後に発動する効果は全くの別物に変更されている。デッキからV・HEROを永続罠として置ける効果。このカードから始動する場合に、《V・HERO インクリース》を使うことで、展開を行うことが出来る。
「HERO」モンスターしかEXから特殊召喚出来なくなる制限がついており、融合モンスターの素材にしてしまうのもいいだろう。また、このカードで置いた「V・HERO」を展開するためのリリース要因にしても良い。
V・HERO ウィッチ・レイド
星8/ATK 2700/DEF 1900
召喚時、相手場の魔法・罠カードをすべて破壊する
(漫画版)
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/ATK 2700/DEF 1900
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの罠カードをリリースできる。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果を発動するターン、自分は「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
(OCG版)
非融合のV・HEROでは貴重な最上級モンスター。
幻影(罠ゾーン)に関する効果を持たず、召喚成功時に相手の魔法・罠を破壊する効果を持つ。
VS十代で登場。
「V・HERO インクリース」2体を生け贄にして通常召喚され、十代がセットしていた「攻撃の無力化」を破壊。「V・HERO アドレイション」の効果のために利用された後、「M・HERO ダスク・クロウ」へ攻撃した。
攻撃名は「魔弾砲」。
「COLLECTORS PACK 2017」(2017年5月13日発売予定)でOCGに登場。罠カードを代わりにリリースできるテキストが追加されたが、破壊効果の発動ターンにHERO以外を特殊召喚できないようになった。
融合モンスター
2体存在し、いずれもOCG化されている。個別記事を参照。
サポートカード
魔法カード
幻影解放
通常魔法
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「V・HERO」モンスターカード1体を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「V・HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
テキストの通り。V・HERO版「宝玉の契約」とでもいったところか。
VS十代、VS明日香で登場。
いずれも罠ゾーンの「V・HERO インクリース」を特殊召喚し、インクリースの効果へつないだ。
非常にどうでもよいことだが、初出時は「V・HERO1体」、再登場時は「V・HEROの1体」と、わずかに表記が変わっている。
永続罠扱いになっているV・HEROを特殊召喚する効果はそのままに、墓地の「V・HERO」を墓地除外でサルベージする効果が追加された。墓地効果はタイムラグが発生する故、(1)の効果をメインに考えたい。
幻影融合
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
「HERO」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
自分の魔法&罠ゾーンに融合素材モンスターが永続罠カード扱いで存在する場合、
そのモンスターカードを除外して融合素材とする事もできる(最大2枚まで)。
罠ゾーンにあるV・HERO2体を融合素材として融合召喚を行う。
VS十代で登場。
幻影の「V・HERO マルティプリ・ガイ」と「V・HERO ミニマム・レイ」を融合して「V・HERO アドレイション」を融合召喚した。
VS吹雪でも登場。
幻影のミニマム・レイと「V・HERO インクリース」を融合して「V・HERO アドレイション」を融合召喚した。
融合素材がどこへ行くかテキストには記されていないが、VS吹雪でのエドによると除外されるらしい。
OCG化の際には手札・フィールドでの融合も可能になっている。また、永続罠扱いのV・HEROを素材とする場合は2枚までの制限がある上に除外されるようになっている。
また、V・HERO以外のHERO融合モンスターを融合召喚出来るため、こちらも活用したい。
罠カード
幻覚
VS吹雪で登場。
「トラファスフィア」が「V・HERO グラビート」を攻撃した際に発動し、攻撃対象を「V・HERO ヴァイオン」に変更させた。
イラストではグラビートへむけられた弾丸を「V・HERO ミニマム・レイ」が受けようとしている。
幻惑
V・HEROがいるとき限定で相手モンスターを弱体化できる。テキストからは読み取れないが永続罠。
VS吹雪で登場。
「V・HERO マルティプリ・ガイ」が攻撃を受けた際に発動、破壊は免れなかったが、「The アトモスフィア」の攻撃力を半減させてダメージを減らした。その後もフィールドに残り続け効果を適用していたが、吹雪はアトモスフィアを生け贄に罠の効果を受けない「トラファスフィア」を召喚したため、このカードの効果が効かなくなった。
出幻
(罠カード)
V・HEROが破壊された時
デッキから★4以下のV・HEROを特殊召喚する通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「HERO」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の「V・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、相手フィールドのモンスター1体を選び、
その元々の攻撃力・守備力を半分にできる。
V・HERO版「ヒーロー・シグナル」とでもいったところだが、破壊されるモンスターにも制限がかかっている。「戦闘によって」とは明記されていないので、効果破壊でも利用できるのかもしれない。
VS吹雪で登場。
「V・HERO マルティプリ・ガイ」が戦闘破壊された際に発動し、「V・HERO ヴァイオン」を特殊召喚。ヴァイオンの効果を発動した。
名前は「出現」に幻をかけている。読みはそのままで「しゅつげん」。
イラストでは倒された「V・HERO ミニマム・レイ」から「V・HERO マルティプリ・ガイ」が出幻している。
OCG化の際には相手フィールドのモンスターのステータスを半減させる効果が追加された。相手ターンに壁として展開する場合実質的に《V・HERO グラビート》が攻撃力4000まで防いでくれる壁となる。
注意しなければならないのは「HERO」モンスターカードではなく、「HERO」モンスターが指定されているため、永続罠扱いの「V・HERO」が破壊されてもトリガーにならず、発動出来ない。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt
- ページ番号: 5258039
- リビジョン番号: 2874829
- 編集内容についての説明/コメント: