株式会社WOWOWとは、有料で視聴できる衛星放送「WOWOW」を運営している会社。旧社名は「日本衛星放送株式会社」(JSB)。
概要
1990年、日本初の有料BS放送チャンネルとして開局。当初はBSアナログ3chで放送されていたが、1991年に現在のBSアナログ5chに移動した。
テレビCMによる広告つきの無料放送が当たり前だった日本の民間テレビ放送の中でなかなか「視聴料を払ってテレビを見る」という習慣が根付かずに、当初は借金まみれの赤字経営であったという。しかし、映画、舞台中継、音楽ライブ中継、海外スポーツ中継を軸にしたマニア向けの編成を推し進め、民間テレビ有料放送を定着させることに成功した。この成功が現在のケーブルテレビやスカパーに与えた影響は大きい。
2000年12月1日のBSデジタル放送開始に伴い、デジタルチャンネルを開局(デジタル9ch)。デジタル放送の特徴の一つであるSD画質の3chマルチ編成を行うなど、意欲的な番組編成を行っている。
2011年のBSアナログ放送終了に伴い、アナログ5chの放送を終了し、同年10月を目処に3chHD放送が開始される予定。
これに従い、現在の「デジタルWOWOW」は「WOWOW プライム」に改称し、新たに「WOWOW ライブ」、「WOWOW シネマ」が放送開始する予定。
WOWOWアニメ
1998年4月、それまでディズニーや手塚治虫作品などファミリー向けアニメしか流していなかったWOWOWがマニア向けアニメに参入した。
ノンスクランブル(無料放送)
当初はWOWOWの宣伝を目的としたノンスクランブル(無料放送)アニメが多く放送されていた。無料放送のためテレビCMが放送されていたが、地上波と異なり本編の前後に入れて話を分断しないなどマニアにやさしい構成のアニメが多かった。
スポンサー側としても地上波キー局と異なり全国放送が安価でできるというメリットもあり、1998年~2001年頃をピークに数多くのアニメが放送されていた。
しかし、その後マニア向けアニメの放送形態が地方独立UHF局などを軸にした大都市圏のみの深夜アニメ、いわゆるU局アニメが主流になるにつれ、放送作品が減少。現在でも不定期で放送されることがあるが、かつてよりは低調である。
ノンスクランブルアニメという枠のおかげで、「カウボーイビバップ」が悲願の全話放送を果たしたことも有名。
スクランブル(有料放送)
ノンスクランブルアニメと並行して、WOWOWの加入者拡大を目的としたスクランブル(有料放送)アニメも製作されるようになった。基本的に放送枠買取のノンスクランブルとは違い、WOWOWも製作に関わっていることが多い。
「ブレンパワード」「キングゲイナー」など、近年の富野由悠季監督作品で発表されたものもある。
セント・ギガ
アナログ放送のみの時代、音声空きチャンネルを使用して別会社の「衛星デジタル音楽放送」が世界初のBSラジオ放送「セント・ギガ」を放送していた。
当初は潮の満ち干きや月の運行を基にした独自のタイムテーブルに基づいた音楽番組を放送していた。
しかし経営が悪化したため、一部を任天堂と共同開発した「サテラビュー」による放送に切り替えた。スーパーファミコンの周辺機器を用いて簡易データ通信も行っていた珍しい放送で、伊集院光、タモリ、爆笑問題、浜崎あゆみ(当時はアシスタント扱い)ら有名パーソナリティによる日替わり編成も行い、鳴り物入りで放送開始した。
だが、サテラビューシステムが普及せず徐々に規模が縮小され任天堂が撤退。2000年に放送も終了した。
その後2001年に倒産。経営譲渡先も倒産するなどのトラブルが続き、2006年から約1年ほど放送停止状態となる。そのため実態がないと総務省が判断し、放送免許を取り消され完全に消滅した。
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関連項目
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初版作成日: 08/07/31 23:43 ◆ 最終更新日: 11/09/22 20:37
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