πPとは、VOCALOIDとシンセサイザーで楽曲を制作しているP(プロデューサー)である。
概要
VOCALOIDは主に鏡音リン・レンや巡音ルカを使用し、常に実験的な作品を発表している。
初投稿のオリジナル作品「あの双子が円周率1000桁に挑戦」は、鏡音リン・レンに円周率を延々と暗唱させるという前代未聞の手法と、エヴァを思わせる独特の世界観により、当時の鏡音リンレンランキングで1位、週刊VOCALOIDランキングで12位となった。
また、その世界観をMikuMikuDanceで見事に表現したPVや、他のVOCALOIDによるカバーやリミックスなど、多種多様な派生作品が投稿されている。
当初は不可能と思われていた人間が歌ってみた作品も投稿され、その後JOYSOUNDのリアルタイムリクエストによりカラオケ配信が決定した。
P名はこの円周率に由来しており、以前はMu-taroという名前で活動していた。
2作目以降はリン・レンが羊を数えるオリジナル作品や、影響を受けたアーティストのカバー作品などを発表する一方、鏡音合唱団(リン・レンのACT.1・ACT.2・Appendをあわせた10声)や巡音ルカ(2か国語)を駆使することにより、ミクトランスなどの神曲に円周率をミックスした作品を円周率シリーズとして発表している。
この円周率シリーズは、神業を持つ歌詞職人(パイを作る菓子職人=パティシエ)が降臨することでも知られている。
動画については、円周率シリーズでは原曲の動画に円周率を意味するデジタル数字を付加しているが、オリジナル作品では友人のイラストレーターであるヒロヒデ氏のイラストを使用している。
またサウンドについては、90年代のテクノ、ハウス、トランス、アンビエントなどの影響が感じられ、その音色からRolandのシンセサイザーを愛用していると思われる。
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