出ました!
UDATSUわくわくドイツゲーム実況プレイ
「ニコニコ大百科単語記事『うだわく』」
始まりますよ~!!
「いえ~~~~~い!!!」
うだわくとは、舞台役者を中心とするパフォーマンスグループ「UDATSU」(ウダツ)による、アナログゲーム実況の動画シリーズである。正式タイトルは「UDATSUわくわくドイツゲーム実況プレイ」。
本記事では、うだわくの内容を中心に記述するが、うだつちゃんねるやmerry-andrew-worksなど、UDATSUの活動に関わる項目についても触れることとする。
概要
2014年5月より動画配信を開始。基本的に、火曜日と金曜日の20時に新作動画を配信していた。
正式タイトルにはドイツゲームとあるが、ここではざっくりとアナログゲーム全般のことを指している。比較的、人狼(汝は人狼なりや?)に代表される正体隠匿系のゲームが遊ばれることが多い。
大所帯グループならではの多人数ゲームの実践や、役者としての茶番…もといロールプレイ、ゲーム後のアフタートークが動画の特徴である。メンバーによってオリジナルゲームも開発され、アナログゲームのイベントであるゲームマーケットにて頒布されている(後述)。また、カードゲーム「ギャングスターパラダイス」の動画を多く配信したことで、同ゲームの知名度向上に大きく貢献した。うだわくといえばギャンパラ、というイメージを持つ視聴者も多いことだろう。
およそ1年を1期として、メンバーの入れ替えが行われていた。第2期までは、インプロ(即興演劇)チームのPlatform(プラフォ)に所属するメンバーが中心となっていた。第3期からは、劇団員の他、芸能事務所に所属するタレントも参加するようになった。グループ名の「UDATSU」の由来は「うだつのあがらない野郎共が、ちょっとでもうだつを上げるために頑張ってみたりする」とのことで、うだつが上がったことで卒業するメンバーも多かった。
ニコニコ動画では、第4期の途中まで動画が配信されていたが、以降はYoutubeのみの配信となっていた。後に、「うだわく」を正式名称化。主宰である、あみくん自身のうだつが上がったことにより、第5期をもって休止宣言がされ、約5年の活動にいったん幕を下ろした。
メンバー
所属団体は、うだわく出演時のもので、現状と異なる場合もあるため注意のこと。
主力メンバー
ここでは、全5期中、3期以上に出演したメンバーを主力と定義する。
- あみくん(安見謙一郎) - 全5期に出演。元 Platform所属(第2期前半まで)/UDATSU主宰。
うだわくのボス。まったく躊躇することなく下ネタをかますなど、カムイに負けず劣らずの怪人ぶりを発揮しているが、時として堅実かつしたたかなプレイングを見せることもある、変幻自在な謎の男。裏方としては企画のほとんどを手掛け、まとめ役として進行もしっかりとこなしている。第2期後半からは、みくみんを引き継いで動画編集も担当。彼の「出ました!」の一言が無ければ始まらない、まさしく"ミスターUDATSU"である。
- カムイ(橋本我矛威) - 全5期に出演。emir heart所属。
うだわくきってのキワモノキャラ。ロールプレイで全力を出し、体を張って笑いを提供し続けるリア狂「天然ギャグメーカー」。かつての主宰劇団名「子供脳みそ」の如く「見た目は大人、頭脳は子供」を自ら体現する漢である。そのキャラが仇となって、人狼で真っ先に処刑ターゲットとなることも多いが、時として神回ならぬ"カム回"を演出する食わせ物でもある。ちなみに、「我矛威」は本名とのこと。
- いっしー(石戸貞義) - 第1期から第4期まで出演。劇団宇宙キャンパス/Re:Play所属。
ハイテンションでパワフル、ちょっと不器用で愚直、と肉体派の見た目に違わないキャラ。人狼では狂人が好きで、ハイな気分になれるらしい。しかし根は優しい性格の「みんなのお兄ちゃん」。第3期からは、うだわくの広報的な役割も果たしている。UDATSU芸人チームの一員であり、滑狼やものまね人狼では芸人魂の一端を覗せたほか、うだつちゃんねるではあみくん、カムイとコントを披露していた。
- メリアン(メリーアンドリュー) - 第1-2期、第4-5期に出演。アナログゲーム製作サークル merry-andrew-works代表(製作物は後述)。
れっきとした日本人である(本名は中村さんらしい)。合言葉は「パッショーン!」。天然か計算か、予測不能な言動がメンバーおよび視聴者にとまどいと和みを与えてくれる。第1期合宿でのこんぶ体操は必見。大喜利人狼の「滑狼」では、ナイスな芸人ぶりを見せつけたり、笑いにこだわるが故の苦悩を見せたりしていた。第2期で一旦卒業するが、第4期にて復帰。大いにメリアン節を炸裂させた。
- ゆみ(伊豆原友美) - 第2期から第5期まで出演。座・シトラス所属。
「ユミツカヤ」の異名をとる、うだわくきってのクールビューティー。ゲームプレイヤーとしては経験豊富で、ゲーム系の舞台公演にも多数出演している。第2期ではケントを手玉に取ったり、みくみんに堂々と渡り合ったりなど、なかなかの手腕を見せていた。冷静に勝ち筋を見据える一方で、好きなゲームだと必要以上に燃えてくることも。ごくまれに「ポンコツカヤ」になるが、それはそれで可愛いので全く問題ない。
- マネジ - 第3期から第5期まで出演。Glanz Entertainment所属。
芸能事務所のマネージャー、ゆえにマネジ。本来裏方である彼だが、うだわくとはウマが合ったらしく、タレント以上にノリノリでロールプレイもしている。ゲームでは策士的に立ち回るが、「策士策に溺れる」ことも。あみくんとの楽しい「悪だくみ」を仕掛ける、第3期以降のキーパーソンである。「ギャングスターパラダイス」が全国大会まで開催されるようになったのは、彼の「暗躍」無しには語れないだろう。
Platformからのメンバー
- みくみん(住吉美紅) - 第1期、第2期に出演。インプロ(即興演劇)チーム Platform主宰。
第1期、第2期におけるうだわく最強プレイヤー。負けず嫌い揃いのUDATSUメンバーの中でも特に勝利への執念に燃えており、その様は視聴者に「女狐」呼ばわりされることも。一方で「チラシ5万枚誤発注事件」を引き起こしたりもしている。ゲラなみくみんかわいいよみくみん。第2期前半までは裏方として動画編集も行っていたなど、第2期までの、あみくんと並ぶうだわくの中心人物であった。
- こぱ(小原敬生) - 第1期、第2期に出演。Platform所属。
頭のバンダナ(手ぬぐい、帽子の場合もあり)がトレードマーク。第1期最後のトライアスロンで好成績を残すなどゲームの実力もありつつ、ボケ・ツッコミのどちらにも対応できる芸人気質の持ち主。とにかく明るく場を盛り上げる、うだわくのムードメーカーにして小さな巨人である。エセ芸では見事な画伯ぶりを披露した。比類なき「パンツドランカー」でもある。
- じゅんき(戸草内淳基) - 第1期、第2期に出演。Platform所属。
基本的には純粋にゲームを楽しむストイックプレイヤーで、特に人狼での推察、ギャングスターパラダイスでの交渉力が光る。つまりはガチ勢。みくみんとタメを張る強さを見せ、彼女とのチクチクするような腹の探り合いは、うだわく動画の見せ場のひとつ。一方で、エンターテイナーの矜持もきちんと心得ており、ギャンパラでの「さかさまメガネおじさん」は、うだわくの伝説のひとつとなった。
- らいふ(斉藤慎介) - 第1期、第2期に出演。Platform所属。
自称「サポート気質」らしく、死角からいつの間にか好位置につけているタイプ。オープニングでは唯一煙草を手にし、ギャンパラでの「裸のライフンヌ」が様になり過ぎているなどチョイ悪系と思いきや、実は甘党だったりインドア派だったりする優しいお兄さんである。Platformのメンバーからはいろいろとちょっかいをかけられる、いじられキャラの一面も。
- えこ(早さきえこ) - 第1期、第2期に出演。Platform所属。
ひとことで言うなれば「イケメン女子」。なんと言ってもギャンパラの「エコッティ」が男前すぎる。少年系のロールプレイをすることも。もちろん少女役のえこもカワイイデスヨ!ゲームでは、人狼などにおいてここぞという場面で洞察力や女の勘を働かせ、キラリと光る刃を忍ばせている。しかしうっかりプレイも多く、仲間に足を引っ張られるなどの不運で勝ちきれないこともある。かっこよさと脆さの共存が魅力なのかも。
初期(第1-2期)メンバー
- あしたば(江島ゆき) - 第1期に出演。
うだわくの元祖人妻枠。第1期卒業メンバーの中では唯一最後まで登場し、期末の合宿にも参加した。どちらかというとツッコミ役のポジションだが、時折吹っ切れたリアクションを見せることも。
- ケント(進藤恵太) - 第1期、第2期に出演。
可愛い見た目通りの温和な性格。しかし内には静かなる闘争心を秘めている(特にカムイに対して)。女性に甘く、それで痛い目を見ていることもしばしば。うだわくにアナログゲームを広めたのは、ケントであるという。新メンバーの縁を取り持つこともあるなど、メンバーからの信頼が厚い、縁の下の力持ちな存在。ひょんなことから、闘会議2016では、巨大ジグソーパズルの完成を目指すコーナーのMCを任せられた。
- 大福(青木紫水) - 第1期、第2期に出演。
大福は高校時代に付けられたあだ名で、「白くてもちもちしているから」らしい。キュート度150%の素敵ボイスが視聴者を魅了する。ゲームについては上位プレイヤーのやりとりに遠慮してしまいがちで、実力はご愛嬌といったところ。ペンギンと特撮(特に仮面ライダー)大好きっ娘でもあり、各回のあいさつでもこだわりが垣間見える。
- なる(成川友里子) - 演劇集団チームトリプルY代表。第1期、第2期に出演。
第1期でも初期からGMとして裏方を担当しており、終盤ではプレイヤーとしても参加していた。ゲームではまずまずの戦績をあげており、たなぼた勝利をあげるなどの運もある。ギャンパラでも「友里子姐さん」のキャラクターを演じ切るなど、ロールプレイでの活躍も見せている。
- ゆっきー(伊藤優希) - 第1期に出演。
- すみれ(北川純麗) - 第1期に出演。
- るなP(村咲るな) - 第1期に出演。
中期(第3-4期)メンバー
- ヒロ(羽田洋) - 第3期より出演。座・シトラス所属。
ストールがトレードマークの、第3期におけるイケメン枠。ゲームの経験は、「人狼などをちょこちょこと」とのことで、UDATSUをはじめとする人狼系の舞台公演にも出演している。曲者ぞろいののうだわく中では正統派と言えるプレイヤー。熱くスマートなプレイングに定評がある。
- つったん(津崎真希) - 第3期より出演。Glanz Entertainment所属。
第3期以降のアイドル枠、というか、本物の現役アイドル。通称のアクセントはつっ↓たん↑。サバが大好物。魅惑のIカップを持ち、うだわくの新たなマスコット的存在となっていた。ゲームではカワイイだけじゃない曲者ぶりを見せることもある。YouTubeの動画では、ゲーム動画以外にも多数の企画に出演していた。
- いがちゃん(飯川和彦) - 第3期より出演。Glanz Entertainment所属。
アナログゲームはあまり経験がないとのこと。さわやか好青年の印象だが、いっしー曰く「新たなケントちゃん枠か??」。編集者はメリアンの後継者だと思ったよ!ゲームはあまり強いとは言えないが、ある意味「おいしい」役回りになことも多く、うだわくの新たな癒し系として活躍を見せた。
- ふうこ(祭田風子) - 第3期より出演。Glanz Entertainment所属。
本業は歌手。第3期の新メンバーの中では、アナログゲームの経験が多く、ガチ勢であるらしい。しかし、性格は"女カムイ"っぽい、との情報もあった。うだわくらしい「明るく楽しいガチ勝負」にうってつけのキャラだったが、時期を同じくして本業が忙しくなってしまい、第3期での卒業となった。
- たしろん(田代佳穂) - 第4期に出演。
- まつゆか(まついゆか) - 第4期に出演。
- ひまわり(向日葵あい) - 第4期に出演。
- ちよこ(いちごちよこ) - 第4期に出演。
第5期メンバー
- まっつん(松川貴則) - 第4期、第5期に出演。
- ディス(ディスタイザー) - 第5期に出演。
- からあげ(じつかいせきP) - 第5期に出演。
- てらし - 第5期に出演。
- 景斗(黒瀬景斗) - 第5期に出演。
- あまちゃん - 第5期に出演。
- のんの - 第5期に出演。
登場するゲーム
概要でも述べたとおり、多人数の正体隠匿系ゲームが遊ばれることが多い。特に人狼(汝は人狼なりや?)とギャングスターパラダイスは、うだわくの中心的なゲームとも言える。もちろん他のジャンルのゲームもプレイされており、大喜利系ゲーム(キャット&チョコレート、ボケて など)、お絵描き系ゲーム(エセ芸術家ニューヨークへ行く、スタンプグラフィティ など)等々が登場している。
人狼
うだわくの人狼は、株式会社人狼が発売している「うそつき人狼」をメインに使用している。ノーマルな構成よりも、うそつき人狼ならではの役職をふんだんに取り入れた、カオスな村でプレイされることが多い。2015年7月からは、拡張込みで100種類以上の役職があるという、楽々亭の「月夜の人狼」を採用し、やはりカオスな村が構成されている。
クリスマス人狼や、大喜利要素をミックスした滑狼、さらには英語禁止人狼など、設定そのものがカオスであることも。また、ゲームマーケットなどで販売されている人狼系ゲームや、「エクストリーム・ワンナイト人狼」といったバカ企画ユニークなプレイ動画も配信されている。
ギャングスターパラダイス
カイシンゲームズが開発した、人呼んで「“交渉”と“恐喝”のカードゲーム」。詳細は単語記事「ギャングスターパラダイス」を参照のこと。プレイ動画は、UDATSUメンバーによるロールプレイをこれでもかと楽しめるものになっている。
カイシンゲームズ代表の開真氏とうだわくは非常に仲が良く、ゲームマーケットにて、カイシンゲームズの売り子や試遊プレイヤーとしてメンバーが駆けつけている。2016年のカイシンゲームズの活動停止により、一時は幻のカードゲームとなっていた。2018年に活動を再開、クラウドファンディングで資金を募ると4時間で目標金額を達成。再開後もうだわくがギャンパラの広報的な役割を果たし、うだわくメンバーがフューチャーされたバージョンも製作された。あみくん、マネジたちの尽力もあって、2019年には、ゲーム結果のみならず、そのロールプレイ(芸術点)も評価されるという全国大会が開催されるまでになった。
merry-andrew-works
merry-andrew-works(メリーアンドリューワークス)とは、UDATSUメンバーのメリアンこと、メリーアンドリューが代表を務めるアナログゲーム製作サークルである。
メリアン曰く、元々小説などを書いていたが、うだわくで活動を続ける中で「ゲームで物語を作りたい」という思いにかられ、ゲーム制作を始めた、とのことである。
これまで4作品を制作し、ゲームマーケットをはじめとするアナログゲームイベントに出展している。もちろん、うだわくも協力しており、売り子や試遊プレイヤーを務めている。
亡国のタイドライン
第1作。第二次世界大戦中のUボート船長同士の戦いという設定で、敵を攻撃しつつ味方の勝利条件のカードをそろえる、チーム戦の正体隠匿系カードゲーム。味方を裏切って、個人勝利することもできる。メリアン曰く、「これが、潜水艦なんす」というゲームらしい。後に、新しいカードを追加した拡張版も発表されている。
魔法陣ラミー
第2作。トランプのラミー(セブンブリッジの原型である、トランプ麻雀的なゲーム)と、ごきぶりポーカーのようなはったり系ゲームを組み合わせたようなカードゲーム。
鴉鷺―ARO―
第3作。囲碁のように相手のタイルを囲むと得点できるという、一見シンプルな対戦ゲーム。そこに神経衰弱のような「記憶→めくり」という要素や、タイルを移動できるルールも絡み、脳みそがホットになること請け合いの内容である。アブストラクトゲームと呼ばれる実力主義のゲームの一種だが、うだわくの手にかかると・・・?
ケモノポリス
第4作。イヌ族・ネコ族・ヒツジ族が街の覇権を賭けて戦う、チーム戦の陣取り対決。キュートでクールなキャラクターと、一発逆転の可能性を秘めた2つのアイテムを操り、相手チームを出し抜くのが「たのしー」ゲーム。某フレンズとは関係ありません。
タヴァン・クエスト
第5作。見習い冒険者が経験を積むために、先輩冒険者とともにクエストに挑む。ただし、複数のプレイヤーが同じ冒険者に声をかけると、すべてキャンセルされてしまう。チキンレースの要素もある心理戦ゲーム。
メリーアンドリューワークス「【PRODUCT】タヴァン・クエスト」
ジャントリック
第6作。トリックテイキングゲームと呼ばれる、伝統的なカードの強さ比べのゲームがベース。カードの強さは、描かれたじゃんけんの手の状況によってコロコロ変わるほか、バグダンが描かれたカードは取るとマイナス点になるというジレンマもある。
メリーアンドリューワークス「【PRODUCT】ジャントリック」
ギルド・オブ・ダイス
第7作。剣と魔法の島を舞台にした、ギルドマスターたちの勇敢さと名声を競う戦い。ダイスを振った目に応じて、配下の冒険者をクエストに派遣していく。ゲームマーケット2019春にて完売し、クラウドファンディングを用いた第2版製作が予定されている。
メリーアンドリューワークス「【PRODUCT】ギルド・オブ・ダイス」
キャンプファイヤー「ボードゲーム『ギルド・オブ・ダイス』第2版制作プロジェクト」
うだつちゃんねる
UDATSUでは、アナログゲーム実況以外の動画も「うだつちゃんねる」として製作している。
コントや漫画批評、大福ちゃんねるなど、ニコニコ動画では配信されていない動画もある。興味のある方は、YouTubeのうだつちゃんねるも参照のこと。
関連動画
うだわく全シリーズのマイリスト。左は第1期~第2期、右は第3期の動画を収録。
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関連項目
外部リンク
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