「おれはジャイアンさまだ!」とは、剛田武(たてかべ和也および木村昴)による楽曲である。
概要
「お~れ~はジャイア~ン!」で始まるお馴染みのあの曲。原作ではジャイアンの歌声は「ボエ~」、「ホゲ~」と表現されているが、アニメ版ではこの曲を熱唱する。アニメでは1番の途中、それも「俺はジャイアン ガキ大将」までしか流れないことがほとんどだが、実際は3番まである。
作曲はドラえもんの主題歌やBGMも担当する菊池俊輔、作詞はなんとたてかべ和也自身である。最初から最後までジャイアン自身の賛美に終止していて、歌詞の中にはのび太・スネ夫・ドラえもん・ドラミなども登場するが、当人たちにとっては勝手に名前を使われて本当にいい迷惑だろう。
2022年7月20日には、木村昴版のジャイアンによるリメイク版が配信リリースされた。ダウンロードする勇気は君にあるか?
「ぬかみそにフタしとけ」
1番と2番、2番と3番の間奏中にジャイアンのセリフが挟まれる。その中に、
「なんだよなんだよ!『ぬかみそにフタしとけ』だって!そりゃないよ母ちゃ~ん!」
という母ちゃんに叱られていると思しきシーンのセリフがあるが、「おれはジャイアンさまだ!」が収録されている各CDでは歌詞カードにセリフ部分が収録されていなかった。そのためまだことわざを知らない子供達は「ぬかみそ水足しとけ」と勘違いしたり、言葉の意味する所が分からず「糠味噌が臭くて嫌がっている」「家事を手伝わされるのを嫌がっている」という間違ったニュアンスで理解している子供も数多くいた。
『ぬかみそに蓋しとけ』とは、音痴な人のヘタクソな歌を嘲笑する慣用句『糠味噌が腐る』(元々キツイ臭いのする糠床すら腐ってしまうほど酷いという意味)が元であり、つまり母ちゃんは『(タケシの歌は音痴すぎてぬかみそが腐ってしまうから歌うんなら)ぬかみそにフタしとけ』、つまるところ『聴くに耐えないから歌うのをやめろ』と言っているのだ。流石のジャイアンも母ちゃんには全く頭が上がらないので、ヘタクソと言われても「そりゃないよ母ちゃん」と嘆くしかない。このセリフはそういう意味が込められたものなのである。
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