このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ？単語

コノヘアースタイルガサザエサンミテェーダトォ

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このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ？とは、アトムみてーな頭をけなした時の反応である。

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さっさと読まんかいッ！チンタラしてっとそのアトムみてーな概要もカリあげっど！

ジョジョの奇妙な冒険 Part4「ダイヤモンドは砕けない」で登場した東方仗助の台詞。

不良生徒のようなツッパった恰好をした高校生、東方仗助は、その恰好が原因で先輩の不良グループに絡まれることになる。頬を引っ叩かれようと、学生服と所持金を置いてくよう脅されようと先輩にヘコヘコした態度をとる仗助。
無関係なカメを傷つけられても全く怒ったりしなかったが、不良の先輩が仗助の髪形を「アトムみてーな頭」と言ったことでその態度を豹変させることになる。

おい…先輩
 あんた…今おれのこの頭のことなんつった！

なんと、貶した不良の先輩の顔面にいきなりスタンドで殴りかかったのである。ぶっ飛んだ先輩に向かってさらにこう続けて言った。

おれの頭にケチつけてムカつかせたヤツぁ
何モンだろうーーーとゆるさねえ！

このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ？

先輩は「そんなこと誰も言ってねえ」と否定したが、仗助は「たしかに聞いたぞコラーーーーーッ！」と聞く耳を持たなかった。アトムがどうやったらサザエさんに聞こえるのやら。

東方仗助が自慢にしているヘアースタイルを貶すと、スタンド使いでない一般人に対してすらスタンドで殴りかかるという危険性を表したエピソードであるが、「鉄腕アトム」と「サザエさん」の両者とも国民的に有名なマンガの名前が出る事からこのエピソードと共に印象に残る台詞である。

ところで、後のエピソードで東方仗助は「パーマン」を知らないことが明らかになるが、その割には「アラレちゃん」や「ポパイ」は例えに使うところから知っているらしい。仗助はテレビゲームを嗜む現代少年だが、はたして、仗助は鉄腕アトムとサザエさんを知らなかったのか？それとも区別がつかないほど激怒していたのだろうか？ジョジョ読者ッ！君の意見を聞こうッ！
ちなみに、仗助の実の父親であるジョセフ・ジョースターは若いころから漫画のコレクションが趣味である。

なお、鉄腕アトムの髪形は原作者・手塚治虫のくせ毛がモチーフであり、サザエさんの髪形は連載開始時の当時流行だった実在するヘアースタイルである。

『髪型の理由』…そういえば前にチラッと聞いたことがあるよ…

東方仗助が髪形を貶されると逆上するシーンは、Part4序盤に描写されて以降は全く描かれなかったのだが、中盤にて岸辺露伴がヘブンズ・ドアーの術中にはめる為、目をつぶった仗助の目を開かせるための手段として、髪形を貶すシーンが描かれた。この時は、目が開いてても見えないほど逆上しすぎてヘブンズ・ドアーが効かなかったが、その髪形のことで怒る理由を、広瀬康一が前に聞いたことのある話が理由ではないかと推測した。

Part3「スターダストクルセイダース」で、承太郎とジョセフらがDIOを倒すためにエジプトへ向かった時と一致して、DIOの呪縛で50日間高熱で生死をさまよった空条ホリィと同じく、東方仗助も当時4歳ごろに高熱に倒れた。仗助の母は自動車で病院に連れて行くことにしたが、その日の夜の大雪でタイヤが雪にとられ立ち往生してしまうところに、学ランとリーゼントの少年が現れ、ためらいもせず学ランを後輪の下に敷いて車を押してくれたのだ。直接、仗助の命を助けたわけではないが、彼の行動は仗助にとって自分のヒーローだと思い、彼のような人間にあこがれて同じ髪型にしている。ゆえに、自分の髪形を貶すことはあこがれの人を貶すことと同じなので激しく怒るのだ。

このエピソードについて、読者間で様々な憶測を呼んだが、結局それ以上触れる事はないままPart4は完結。後に作者はOVAの監督との対談で、仗助の美しい思い出話であると語っている。「ああ、そんなのあったね（笑）」と忘れられたとの話が広まってるが、ガセである。
このファンによって特に多かった憶測について、公式ノベライズ作品である「The Book」に言及しているシーンがある。