しりとりアニメとは、複数人による共同制作アニメーションのうち、最も単純なものの一つである。
概要
しりとりアニメは、大まかには以下のルールで作成される。
- まず、数名~数十名の参加者を募り、各参加者が一枚好きな絵を描く。同じ絵をもう一枚トレスしておく。
- クジなどで順番を決め、後になった参加者に先ほどトレスした絵を渡す。一番最後の参加者は一番最初の参加者に絵を渡す。
- 各参加者は、貰った絵と自分の絵の間をつなぐアニメーションを制作する。条件を設ける場合が多い(50枚以上描け、とか、フルアニメにしろ、とか、爆発でカット切り替えをやるな、とか)。また、自分の絵から貰った絵に向かって動画を繋げる方法もある。これらの細かいルールは、参加者の事前協議にて決定される。
- すべての参加者の動画ができあがってから一気に撮影を行い、一本のアニメーションとして仕上げる。後は適当な音楽を付けて完成である。逆に、一人でも動画が出来上がらない参加者が居る限り、しりとりアニメは完成しない。なお、各参加者ごとに撮影を行い、現像後にそれを繋げる方法もあるが、フレームや明るさがずれたりして、つなぎ目がスムーズにいかなくなりがちである。
(※上記解説は、8mmフィルムなどでしりとりアニメを作成した場合を基にしています)
アニメーション作成の中でも動画の作成に重点が置かれるため、動画の練習として行われることが多い。大学などのアニメーションサークルではおなじみであり、8mmフィルムでアニメーションを作成していた頃から常に行われている。現在でも研連などでは毎回のように上映される。
なお、自分は描きやすいが他人にとっては難しい絵を持ってくるととてもいやがられるが、敢えてそうする参加者もいる。また自分が描きたいものを描く場合が多いため、手描きMADが含まれることが多くなる。
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関連項目
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