ふたいたいとは、「ブリーフのほうが履きやすいか?」と問われた時に「あくまでも私はボクサー派だ」と言う返答をする際に使用される単語である。
概要
たいていの日本人は、個人差はあるが1歳~3歳ぐらいまでおむつを履き、そこから男子であれば「ブリーフ」に移行していく。小学生高学年あたりまでは「ブリーフ」でも恥ずかしくない。しかし、中学生にもなると思春期となり、「ブリーフ」は一般的に履いていると恥ずかしい物になっていき、もし「白いブリーフ」なんてものを履いていることがバレようものならクラスメイトから指を指され散々バカにされるのがお約束というものである。そうして、男子の下着はトランクスやボクサーパンツに移行していくわけだ。
そういうミニマムな社会背景の中、ある男性が一般的にマイノリティ向けとされるセクシャルなビデオに出演した。24歳の学生で身長は170cm、筋肉は健康目的でモリモリでありいかにも男らしい顔つきで声は透き通るハイレゾ音質並みの高音。まさにこういうビデオにはふさわしいイケてるメンズである。こういうビデオでお約束なのはやはり冒頭のインタビューである。被写体が男性だろうが女性であろうがかなりの割合で行われる重要ファクターだ。だが、そこで事件は起きた。
「だいたいいつもブリーフ?」
口火を切ったのはインタビュアーだった。彼はとっさにこう返した。
彼はこれで誤解が解けると思ったのかごまかせると思ったのか、このような返答をした。だが、彼が今履いている下着はどう見ても先ほど筆に上がった「白っぽいブリーフ」なのだ。どう見てもボクサー型のスパッツに近い感じではない。あからさまな言い訳をした事への返礼はすぐにやってきた。
「やっぱりブリーフのほうがこう・・・なんていうか・・・履きやすいっていうか・・・?」
この世界は人間一人の都合のいいようには出来ていないのだ。こうなってしまったのを恨むなら24歳でなお学生をやっている自分を恨んだほうがいいだろう。先ほどの自分の返答で「ブリーフ」への攻撃が終わると思っていた彼はインタビュアーの思わぬ返答に怯み、24歳の学生が「ブリーフ」を履いている事に対する世間の価値観を改めて認識し焦燥感に襲われる。そして・・・・・
という、まるで意味不明な回答をしてしまうのであった。これがふたいたいの使い所である。皆さんもこういうふうに使おう。というか本当にいつもはボクサー型のを履いていたとしても、ここまで「ブリーフ」を否定する必要があるのか。「ブリーフ」のデザイン者であるアーサー・ナイブラーに申し訳ないと思わないのだろうか。機会があればぜひ謝って欲しい。
そんなわけで、このうんこ以下の下らない概要を終わらせたいと思う。ところで、これを見ているあなた、
「だいたいいつもブリーフ?」
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