ぷにぷに☆ぽえみぃとは、2001年にビクターエンタテイメントから発売されたOVA作品である。
前編・後編の全2巻。上級者向けアニメとして広く知られている。
エクセル・サーガのスピンオフ作品であり、元は第17話「アニメーションUSA」に出てきた架空のアニメであった。
概要
本作は声優・小林由美子の為に制作されたアニメと言っても過言ではなく、OPやEDで顔出しするなど、捨て身で挑んだまさに声優根性を見せた作品である。
一見するとただのカオスに見えるが、実は緻密に計算された上でのカオスであり、さらには脚本家の黒田洋介と監督のナベシン(ワタナベシンイチ)が本気で作ったカオスなので、ただのカオスアニメではないと言える。
制作スタッフはエクセル・サーガのスタッフとほぼ同じであり、三石琴乃や南央美といった声優が参加している。
ちなみに、小林由美子は高橋美佳子とエクセルガールズとして登場していた。
なお本作は、いわゆる18禁的なシーンは無いが過激な描写がある為、一部の国への持込みが出来ない。ニュージーランドでは児童ポルノに認定されており、本作品の所持および発売が禁止されいてる。ただし、アメリカやイギリスでは17歳以下視聴不適のレーティングを受けて販売されている。
ちなみに、小林由美子の結婚披露宴で、本作のOP映像が流れた。
おはなし
海辺の浜茶屋で家族と暮らす無駄に元気な小学生ワタナベぽえみは、謎の怪人に父ワタナベシンイチを殺されたり、憧れのクラスメイトのK君が気になったり、学校で親友の我々守ふたばといけない雰囲気になりそうになったりならなかったり、ふたばの家に住んだりしていたが、侵略宇宙人に破壊された街で中の人の飲み会の様子をバラされながらナベシンとは無関係の無口なお父さんと目が合っていろいろと悟り、絶対地球主義の狩人・魔法少女ぷにぷに☆ぽえみぃに変身した。そしてぷにぷに☆ぽえみぃは宇宙人の侵略から地球を守るために戦うのだった。
劇中でぽえみは一人称が「小林」、父親のことを「カントク」と呼ぶが、これは中の人が「そうしなければ、ぽえみ役を演じ切れない」ため、というメタ設定である。
なお、死んだナベシンはのちに監督権限で復活し、脚本家の黒田洋介も侵略宇宙人に殺されるがナベシンの「脚本が無くてもコンテは切れる」という暴言に反応して復活する。
登場人物
- ワタナベぽえみ/ぷにぷに☆ぽえみぃ(CV:小林由美子)
名前があるのに自称「小林」の無駄に元気な小学4年生(10歳)。
両親・・・という設定のナベシンとクミクミさんをエイリアンに惨殺されて天涯孤独なホームレス状態だったが、我々守家にお世話になる。そして、魔法少女「ぷにぷに☆ぽえみぃ」となって地球の悪と戦う・・・という設定。夢は声優になることで、とりあえず「エヴァみたいな作品に出ること」と「三石さん(三石琴乃)みたくなること」が目標みたい。
魔法少女なのに攻撃方法は己の拳一つのみ。防御力は核爆発の直撃を受けても耐えるほど。 - 我々守ふたば(CV:今井由香)
地球防衛組織「アース・シスターズ」の六女で、ぽえみの同級生(10歳)。そして本作のヒロイン。
一見おしとやかそうだが、ぽえみの事が大好き…というより愛していて、彼女がやることなら何でも素敵に思えてしまう変な子で、完璧な百合。そしてちょっと毒舌気味。能力は願いをかけると生き物を優しくすることができる。しかしなぜか最終回まで謎にされていた。そして実は彼女にはもう一つ秘密がある。なお、我々守と書いて「あーす」と読む。 - 我々守ひとみ(CV:こおろぎさとみ)
アース・シスターズの七女で3歳。
「地球予知」という予知能力を持っているが、事件前に能力が発動することがあれば、敵を目の前にして敵が来ると予知するなど、イマイチ期待できないのは3歳だからか。ところで普段は誰が面倒見ているの? - 我々守みつき(CV:榎本温子)
アース・シスターズの五女で中学三年生(15歳)。我々守家の家計を預かっている。
ふたばが天涯孤独となったぽえみを家に引き取ると言った時は、固まってしまった。
中学では陸上部に所属しており、能力も脚力を活かした「地球加速」で敵の攻撃をかわしまくる。しかし攻撃手段を全く持っていないので(シスターズではみつきに限ったことではない)、あまり意味がない。
我々守家の中ではバランスが取れたスタイルを誇る美少女(おそらく)。 - 我々守思惟(CV:南央美)
アース・シスターズの四女で高校三年生(18歳)。しかし絶対18歳には見えない。
年中ぼーっとしており、持ち前の爆乳(バスト100cm)を常に重たがっている。
「地球ヒーリング」というヒーリング能力を持っているが、戦闘ではあまり役には立たなかった。 - 我々守いつえ(CV:三石琴乃)
アース・シスターズの三女で短大生(19歳)。SMクラブでバイトしている。
能力はムチを振り回してバリアを張る「地球バリア」。ぽえみぃが敵を倒した時に振ってきた破片を家族の周りだけにバリアを張って防御していた(当然周りは崩壊)。 - 我々守むつみ(CV:川上とも子)
アース・シスターズの次女でフリーターの22歳。貧乳で何故か一人だけ関西弁。
夢は「爆乳になること」。能力はどんな攻撃も受け身を取って無効化する「地球受け身」。ビーム攻撃ですら受け身を取ってしまうので、もしかしたら防御だけなら姉妹最強の人かもしれない? - 我々守ななせ(CV:久川綾)
アース・シスターズの長女でOL(28歳)。
なんか普通。能力は花をまき散らして辺り一面花だらけにする「地球花の舞」だが、それが戦闘の役に立ったことはないため、全く意味がない。 - K君(CV:伊藤龍)
ぽえみが憧れている同級生だが、本人はぽえみが大嫌い。
公園にあるUFOみたいな形をしている家に住んでいるが、実は・・・
かなりのエロゲ脳。 - 高橋美佳子(CV:高橋美佳子)
ぽえみが所属している声優養成所「ミューラス」の声優さん。詳しくは本人を。 - 魔法女王(CV:中西裕美子)
ぷにぷに☆ぽえみぃを地球に送り込んだ人(?)。エイリアン2号に殺された。 - クミクミさん(CV:?)
- ナベシン(CV:ワタナベシンイチ)
ぽえみの両親…という設定で、ナベシンは父親なのになぜか「監督」と呼ばれている。
2人ともエイリアンによって殺されたが、クミクミさんの針治療で生き返った。
クミクミさんがどうやって生き返ったのかは謎。
小説版
結婚資金でAIBOを買った挙句愛車のランボルギーニで峠を攻めていたところ事故にあって死んだナベシン。
その娘である小林が主人公の話。変身するとアニメ以上にスタイルがよくなる。
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関連項目
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