アイス・シャルルの探偵事務所とは、赤ラー油氏作成の、東方projectのキャラクターがTRPGのアリアンロッド2Eをプレイするシリーズである。
概要
「東方projectの少女たちがオンラインセッションでTRPGを遊ぶ」というコンセプトの本作。卓を囲むメンバー4人は、前作である東方銀線鉄から続投している。しかし、話としては独立しているので、前作を視聴していなくとも、ほとんど問題はない。また、前作は同じメンバーがブロントさんたちを演じるという有頂天系列作品だったが、今作ではあくまでネットスラングの一つとして出てくる程度である。
前回は単発シナリオだったが、今回はキャンペーン。PC達は、「三人が一つの体を共有」という特殊なレギュレーション(後述)の下に、状況に応じて肉体ごと入れ替わりながら、事件の解決を図り、元の体に戻ることを目指している。
今のところ、全ての回がきっちり15分で構成と、ノリの良い作風とは裏腹に前作でも発揮された几帳面さは今作でも健在。画面右のステータス欄には、PLの表情も表示されているため、各々の反応や、PCとしての発言とPL本人の感情との差異などを楽しむこともできる。
初回&マイリスト
舞台背景
時は聖暦1009年。舞台はエリンディル大陸、神聖ヴァンスター帝国領土“紅霧の都”サングィンアーバン(通称S.U)。統治官ソレイユ・ヴェインが治めるこの都市は、かつては王政下の都市国家だった。しかし、長年を経て体制はやがて腐敗。10年前に神聖ヴァンスター帝国の侵略を受け、王政は解体。現在はヴァンスター帝国の一都市として存続している(そのため、過去に特権階級だった富裕層や貴族層には、現在の体制に不満を持つ者も多い)。
人物紹介
GM:フランドール・スカーレット
紅魔館の地下に引き篭もる狂気の吸血系卓ゲ女子。外に出れない(出たくない)仲間とオンライン上でセッションを始め、以来だいたいGMをしている。ネット上ではなかなかのしっかりもの。ノリと勢いを重視したマスタリングのため、面白そうな提案には積極的にOKを出す。
PC名:アイス・シャルル PL:比那名居天子
種族:ドラゴネット、クラス:スカウト/ガンスリンガー
生まれ:犯罪組織、境遇:記憶喪失、目的:人捜し
アバターはチルノ。ドラゴネット(竜人)だが、そのなかでもアンスロックという人間に近い種族のため、外見は人とほぼ変わらない。スカートを履き、女性の格好をしているが、肉体的にも精神的にも、れっきとした男性である。一人称は「オレ」。能力値は射撃系で対多数が得意。【感知】と【幸運】が高い。ラッキーマン。
サングィンアーバン貧民区の海沿いにある建物の2階、アイス・シャルルの探偵事務所はそこにある。アイスは、10年前の聖暦999年、神聖ヴァンスター帝国によるS.U侵攻があった頃に、師匠であるスノウ・シャルル(♀)に拾われた。しかし、師匠は3年前に失踪。現在は3階の屋根裏部屋に寝泊まりし、師匠の行方を探しながら、一人で探偵事務所を営んでいる。ちなみにお得意様はダイナストカバル(地域密着型悪の組織、いうなればフ○シャイム)。
S.Uで起こる“怪人事件”の犯人と思しき女を追う内に、(逆に追い詰められて)地下遺跡に迷い込む。そこで封印されていたマナとダスクに出会い、合体してしまう。
性格は、楽天的で自信家かつ大雑把なお調子者。女装は師匠の指示らしく理由があるようだが、本人はそんなことを気にしている様子もなくノリノリである。PC1の座をダスクに奪われそうになっている。アイスがんがれ、超がんがれ。でも君は今のノリが一番イキイキとしていると思う。
プレイヤーは、空の彼方の卓ゲ者、比那名居天子。フランが妙な構成やルールでGMをやっている場合、だいたいの元凶はこの人である。英雄志向で主人公志向。なんだかんだでエンジン役。
PC名:マナ・アルカディーマ・プルプレウス PL:古明地さとり
種族:エルダナーン、クラス:プリースト/シャーマン
生まれ:神官、境遇:出世、目的:探索
アバターはパチュリー。呪いを得意とする完全支援タイプの魔女。【知力】担当。
マナは、100年前の時代に生きていた女性である。その頃は砂漠のドゥアンのごく一部しか知らなかった技術である呪いを、神官でありながら習得していたために、周囲から魔女として忌み嫌われていた。
聖暦898年、戦乱の最中、サングィンアーバンの王族、ライブラ姫に呼ばれ、“オウィデウスの剣”という古代のアイテムを研究し始める。翌899年、短剣の最後の封印を解くことに成功。しかし、共に封印されていた古代種族エルダの“エタニティ”をも解放。110年後にアイスと出会うまで、ダスクと共に封印されてしまう。
性格は、よく吐血したり祟るなどと口にする所以外は、いたってマトモである。
マナ>>>さとり>輝夜>ダスク>フラン>天子=アイス
胸がプルプレウス
プレイヤーは、他者の心を読むことができる疎まれし卓ゲ妖怪、古明地さとり。オンライン上では心を読むことはできないため、気兼ねなく遊ぶ方法として、オンラインセッションを重宝している。良心枠。ときどきさどりん。
PC名:ダスク・トワイライト PL:蓬莱山輝夜
種族:ヒューリン(ハーフブラッド:ドゥアン)、クラス:ウォーロード/モンク(ヴァイキングから転職)
生まれ:英雄、境遇:略奪、目的:強制
アバターはルーミア。ドゥアンのオルニス(天翼族)とのハーフ。ボクっ娘。被弾しつつ《イート・ザ・ミート》等で回復や自己強化をしながら戦う、肉を食う肉壁。【気力】・【精神】担当の対単体特化型アタッカー。
マナと同じく、100年前の時代に生きていた少女。かつての王政サングィンアーバン国の姫、ライブラに騎士として使えていた。主であるライブラとは、単なる主従を超えた信頼関係で結ばれていた。しかし、彼女は解放されたエタニティに乗っ取られてしまう。その後、マナと同じくエタニティによって封印。時の流れを経てアイスと合体する。ライブラを救い、エタニティに復讐することを誓っている。
当初は腹黒な毒舌家を演じる予定だったようだが、話を進めるうちにシリアス度が高まり、すっかりPC1っぽくなっている。
プレイヤーは永遠の卓ゲ者、世紀末と草原の使者、蓬莱山輝夜。語尾に草を生やしていることが多いのはオンラインセッション(IRC)だから。ただし、前作と比べれば大幅に減量されている。市場の草刈機乙。怪しい言動もあるが、基本的にはバランス感覚を備えた一番の常識人。メンバーの知恵袋的存在。
合体の法則
・行動の主導権は体の持ち主
・「裏側」の人は感覚の共有が可能。したくなければしないこともできる
・体の持ち主が拒否することで感覚を共有させないこともできる
・視界などは体に制限されている
・体の持ち主以外がその体を動かすこともできるが、体の持ち主の許可が必要
・交代時に主導権(体)の取り合いになった場合は、1d100で高い目を出したほうの勝ち
以下のルールは覚えなくても「だいたいそんなもんだろ」で平気(作者談)
・「表」に出ているものだけがセットアップを行える
・交代はイニシアチブプロセスごと。自身の行動値を参照し、待機も可能
・スキル効果、バッドステータスを共有。[対象:自身]以外なら大体移る。アイテムは[対象:自身]扱い
・裏から撃てるスキルは以下の条件
ムーブ、マイナー、メジャー、セットアップ、クリンナップ以外
装備を条件としない(射程:武器等)
イニシアチブプロセスに起動する《クイックヒール》などは使用可能
・クリンナップが可能なのは表にいる一人のみ。継続ダメージを受けるのは表の一人に限られる
関連動画
メンバーは今作と同一。前作にあたるが、ストーリー上の関連性はない。有頂天要素あり。
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt