アイマス・トータルウォーとは、ケントゥリオP制作のiM@S架空戦記シリーズである。使用ソフトは「ROME:TOTAL WAR」。
概要
主役は千早だが脇の禿と髭の二人も光る・・・。新ジャンル『萌えハゲ』を確立し、そのシリアスな運びと劇画調の台詞回しで多くのファンを掴んだ。
また、アイドル達の魅力をしっかり把握した台詞を登場人物が喋ることがしばしばあり、その場面では視聴者達の「わかってるな」が自然に弾幕コメになる。
解説
本人曰く『一応、話は初回プレイになぞって作っています』との事だが、戦闘シーンの映像美と時代考証の作りこみは異常。
一般的なノベマスや架空戦記を会話・心理描写を前面に出す月9とするならば、「アイマス・トータルウォー」は映像美と時代考証などの凄さで魅せる大河ドラマといえる。
一時期、本人曰く軍団の全滅(HD)により行方不明となっていたが、先ごろ何とか軍団の再編成時に生存を確認された。
力と栄光
『アイマス・トータルウォー』は古代ローマの話であるが、「『力と栄光<台詞>virtus et gloria。』の歴史群像であり、「力と栄光」とは「それは全てである。それは進むべき路、目指すべき光である。 形あるものではないが、何よりも尊いものである」とされる。
禿は、これを手に入れた者は何者をも従わせることができると説き、千早と春香は、別れの際にこの言葉を互いに贈り合った。
この「virtus et gloria」は、史実においては古くはキケロー『ミロー弁護』(紀元前52年)やタキトゥス『年代記』(ある保守派の元老院議員の演説中の言葉(紀元 48年)として)などに見られる言葉である。しかしその後のキリスト教の展開に従い彼らの神の名の下に用いられることが多くなってしまった。
作者のケントゥリオPは非キリスト教文脈の中でこの言葉を作中人物に言わせた初めての日本人かもしれない。
また、「virtus」は広く「徳」を表す言葉であるため発言者によって具体的な意味は千差万別であるので、より直接的に「力(パワー、権力や武力)」を表す「vis」に置き換えることもできよう。「vis et gloria」もまたタキトゥス『年代記』(パルティア王ウォロゲセスの言葉(紀元62年)として)に見られる。
余談ではあるが、映画『グラディエーター』において、これと類義の言葉「strength and honor」 が、マキシマスら将兵が(まこちんの「ダーン!」と同様に)出陣前に拳を合わせ互いを奮起する際に使用されている。このように力と栄誉を結びつけるのは、 史実、フィクションを問わず、政治家、将兵を初めとした権力に(様々な意味で)通じる人々の間では意外とポピュラーな発想でもあったりする。
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