アニメ不毛の地静岡単語

アニメに対するイメージ 編

• テレビ東京で平日夕方に放送（テレ東基準時刻）されているアニメを視聴しているというだけで、重度のアニヲタ扱いされる。
  • で、その大体の原因が…
    • テレビ東京で平日夕方に放送されるアニメが静岡県で放送されるのは、最低1ヶ月の時間差を要する。
    • テレビ東京で夕方に放送されている「NARUTO」と「遊戯王」を、静岡県では深夜アニメ扱いしていた（ちなみに、当初は早朝枠で放映であった）。
• 初代ガンダム世代以前の壮年・老年層は、サブカルチャーの概念として「アニメ」と「マンガ」の区別がついていない。一緒くた。
  • 彼らは…
    • スタッフロールなどまず見ない（と言っても他の地域でも一般人はスタッフロールは見ないと思うが）。
    • たいていの作品がごっちゃに見えるらしい（それは他の趣味でも同一かも知れないが）。
    • アニメ作品が分業制作であることを理解しようとしない。していない。
• 伊豆半島東海岸を走る民鉄・伊豆急行が2012年夏に走らせた「夏色キセキ」ラッピングトレインの感想を、乗り入れ先であるJR伊東線の車掌嬢に「業務として」感想を聞いたところ「私は（夏キセのキャラクターたちは）可愛らしいからイイと思います」と前置きした上で「月曜以外の『R-5』（←当該列車編成 の内部番号）の行路（運転）だけは絶対にイヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」（注：毎週月曜日は定期検査で他の編成が代走していた。鉄道業務は、そのような理由で乗務を拒否できるほど甘いものでなく厳正である［参考：＜鉄軌道の＞「運転の安全の確保に関する省令 第二条第一項「綱領」の（三）」］） と漏らす乗組相手運転士の存在を暴露。加えてその車掌嬢は一般的な静岡県人そのものであり、深夜アニメそのものはもちろん「深夜番組」という趣旨で「夏色キセキ」自体にも偏見を抱いていた。いささかネタバレになるが、当該作品自体は仮にNHK・Eテレで夕方に放送したとしても、差し障りがほぼ無い内容である。

放送体制・テレビ視聴・ラジオ聴取事情 編

• 朝から深夜まで、新作アニメが1本も放送されなかった。
• 「ONE PIECE」と「ちびまる子ちゃん」の再放送が延々とループされている（「ONE PIECE」の「前枠」は「キテレツ大百科」の再放送ループであった）。^[1]
• 「神奈川県の電波を受信すればアニメを見られる」と思ったら、富士山と箱根に妨害された（正確には東京タワー・東京スカイツリーから射出される物理チャンネルと、県東部の三島市にある「三島テレビ中継局」のそれが被っているため）。
• いわゆる「アニメ優遇地域」から「そんなわけがない」と言いながら社命で静岡県に転勤したアニヲタが、5日後「鬱病ですね」と診断されて戻ってきた。
• 「nyでアニメを落とせばいい」とnyを起動させたアニヲタが、数日後にプロパイダから回線規制された。
• 静岡県における民放地上波アニメの放送数は1日平均約2.525本、うち約2本が「ONE PIECE」と「ちびまる子ちゃん」。それに「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」「サザエさん」「プリキュア（シリーズ）」など、当たり障りの無い作品を加えて小数点以下になる。
• 他地域で就職活動をしている県内出身の大学生が「静岡県でUターン就職したくない」理由のトップは｢リアルタイムで地上波アニメが見れないから（含む『アニラジ聴取ができないから』）」。
• テレビ静岡での「ノイタミナ」枠は、全国で最も遅い2週間遅れで始まった（後述）。
• 県外で深夜アニメを放送している時間帯に、静岡県ではスポーツ番組かZ級映画が放送されている。
• 「ガンダムビルドファイターズ」作中で静岡駅北口が完全再現されるなど「聖地」であったにもかかわらず、やはり静岡では放映されなかった。ちなみに、BS11では放送された。
• アニラジの盛んな文化放送は、KBS韓国放送公社第3ラジオ（華城送信所・周波数は1134kHzで同一、出力は文化放送の5倍）と混信し受信困難。
• 「radiko」で文化放送を聞きたくても、文化放送の放送エリアは関東地方であり、静岡県は関東地方ではないため不可能。文化放送を聞く方法はないわけではないが、いろいろとグレーで声を大にしては言えないので、どうしても聞きたい人は自分で調べてほしい。
  →有料のradiko.jpプレミアム開始により改善？

県民のアニメ認知度 編

• 静岡県民に好きなアニメを尋ねれば、揃って（郷里が生んだ偉大な作品／漫画家である）「ちびまる子ちゃん」というのはネタであり大体の県民は嫌っている。※マジです
• 栗林みな実（静岡市葵区）・南條愛乃（焼津市）・山下大輝・小野友樹ほか、著名声優を輩出している地であるにも関わらず、県内での知名度はイマイチ（なお、アニメイトの県内店舗によっては、両名をフィーチャーするコーナーが設置されている場合もある）。

静岡放送（SBS） 編

※ラテ兼営の民放局。テレビはTBSテレビ系列に、ラジオはJRN系列とNRN系列の両方に加盟している。

• 「ランク王国」が打ち切られ、サッカー番組に差し替え。同番組は後に放送再開された。
• SBSの番組内で下田市を特集した際、折から「夏色キセキ」の放送中であったにも関わらず、完全スルー。
• SBSにてそれこそキセキ奇跡的に「夏色キセキ」を放送したが、放送終了後に同作が放送されていた枠は、綺麗サッパリ跡形もなく片付けられ無くなった。―それが、静岡クオリティ。
• SBSが「代償」、あるいはそれら仕打ち行為を負い目と感じたのか、真相は今もって定かではないが、2012年7月中旬の土曜17時から、同社自社制作で他県に漏らさずコッソリと「伊豆下田・夏の風景～夏色キセキの舞台をめぐる～」と称した紀行番組を放送。出演は、ヲタを公言するグラドル・喜屋武ちあきと「夏キセ」の水島監督。静岡県域のアニヲタのみが視聴できたスフィアへのインタビューも含まれ、監督の御尊顔も拝めた。やっぱりこの放送局、ベクトルが狂っている。「おかしい」は言い過ぎだが、正常でもない。
• つまり在静アニヲタは「SBSにはもう頼るな！自力で皿買って、アタマにSのないBSやCSをつなげ！愛のために働け！稼げ！BD買え！そして、ショップのレジや配達員から作品を受け取るときには、両腕で抱きしめろ！」ということかもしれない。
• アニメの本数が少ない県ですらも自主製作のアニラジが放送されているというケースがある（例：石川県の北陸放送の「ちあきのあにまにあ」）。しかし、SBSラジオ・K-mixの両局ともアニメの話題を扱った自主製作のラジオ番組は開局から今日に当たるまで存在しない。SBSラジオはアニメ通として知られているコンドルズの勝山康晴氏（藤枝市出身）がパーソナリティを務める金曜日の昼のワイド番組「GOGOワイド 勝山康晴のらぶらじ」を放送しているが、昼ワイドの層に向けた番組のためかアニメの話題は控えめだった。
  
  • 余談だが、上記に挙げた北陸放送は日曜夜に3時間半のアニラジ枠を設けている上、2014年3月まで深夜アニメ『恋愛ラボ』の公式ラジオを響ミュージックと共同製作し放送していた。 東名阪札福以外の地方の民放ラジオ局において数少ない、全国向けのアニラジ番組を製作したケースである。「HAHAHA、静岡と同じ地方ラジオ局なのにそんなまさか・・・」と信じ難く思う人、特に静岡県民は直接手にとって確かめてみよう。ぶっちゃけアニラジに関してはSBSよりも理解大有りだと思うよ。
• 最近は改善されているようで、2015年冬からは深夜アニメ枠が1枠固定で設定されるようになり（深夜アニメ自体は2014年夏から途切れ無し）、2016年冬には静岡県舞台である「ハルチカ～ハルタとチカは青春する～」を放送するために深夜アニメ枠が2枠に拡大。「ハルチカ」の深夜アニメ枠は放送終了で消えたが、入れ替わりで別の時間に深夜アニメ枠を新設したため枠数は維持された。さらに2016年夏にはやはり同じ静岡県舞台である「ラブライブ！サンシャイン!!」を放送するために深夜アニメ枠が3枠まで拡大した。どうやら地元が絡んでくると本気を出してくるようである。

その他

• タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に体育会系に遭遇した。
• 県民の2/3が体育会系。しかも「体力不足はヲタク化の原因」という都市伝説から「子供ほど危ない」。
• 県内アニメイト各店で、後述の「夏色キセキ」を強力に推すコーナーが設けられたりもしたが、フェードアウト。
• 全国各地で成功を収めている「ご当地アニメ」であるが（「ちびまる子ちゃん」は「小学生時代の出来事や周囲に存在した人物を美化、創作した物語である」旨、作者自らが著作物で語っているので、いわば「別物」である）、良くも悪くもアニメに頼らずとも食べていける地域なため認知されていない静岡県では、ほぼ残念な結果に終わる（先駆けにして代表作・被害作・そしておそらく事実上の最終作にもなる三冠…いや、四冠王であろう、その作品は本県下田市が舞台になった「夏色キセキ」）。
  • その後、2016年冬に久々となるご当地アニメであろう「ハルチカ～ハルタとチカは青春する～」が静岡放送で放送されたが、やはりこれも反応はイマイチであった。
  • とまあ2016年春時点ではこのような状況であるが、2016年夏には伊東市が舞台となる「あまんちゅ！」および沼津市が舞台となる「ラブライブ！サンシャイン!!」の静岡放送での放送が予定されており、この状況を打開したいところである（後述する通り後者のおかげで打開は簡単にできそうだが）。
• 人気アニメ「ラブライブ！」の続編として、沼津市が舞台となる「ラブライブ！サンシャイン!!」が2015年からスタートしており、テレビアニメ放送開始前なのに地元の観光案内所のゴールデンウィークの来所者が1000人を超えるほどの人気である。地元との関係は沼津市内の水族館とコラボしてCDを水族館で売り始める、PVやドラマCDに堂々と沼津市内の飲食店や喫茶店などの名前を出す、伊豆箱根鉄道にラッピング電車を走らせるなどとやりたい放題であるが、前作「ラブライブ！」が深夜アニメでありながら、NHK Eテレで夕方に放送されていたと言う実績もあってか、地元では期待の声のほうが大きいようで、「ご当地アニメ」として成功を収める可能性は高い。
• 在静民放全体を言うと、新作アニメをほとんど放送せず、旧作アニメしか放送しなかったが、最近はBS・CS受像機器の普及もあるのか、それらすら放送しなくなった（実際、2012年10月から、平日夕方の再放送枠が1枠減になってしまっており、さらには2015年4月の番組改編で完全に廃止される予定）。

放送体制の観点から

• 愛知県や神奈川県は広域放送圏に組み込まれているにも関わらず、静岡県は県域放送を採っているため。
  • 静岡県が県域放送にこだわるのは「ブラウン管テレビ発祥の地」であるため。（→詳しくは【イ】を参照）
  • 地図を観ると分かるが、中京広域放送圏と関東広域放送圏、どちらに付けばいいのか分からずどっちづかずな状態でもあるため（※その上、静岡県は西部が中京地方寄りと中部・東部が関東地方寄りと、文化が異なっていることも影響している）、詰まるところ県域放送体制であるのはやむを得ないとも言える。
  • では県域放送だから、静岡県以外の県域放送体制地域も全てアニメ過疎地か・・・といえばそうでもない。「じゃあなんで県域放送のせいにした？」とツッコんではいけない。五大都市圏を抱える北海道や福岡県はアニメ過剰地なのに県域放送を採用しているが、静岡県には存在しない、日本の民放テレビ五大系列で全国ネットアニメの本数を一番且つ異常に抱えているテレビ東京系列局（テレビ北海道・TVQ九州放送）が存在するのである。その他、静岡県よりも人口が少ない岡山県と香川県にもテレビ東京系列局が存在する。
    
    • 余談だが、静岡県のように人口がそれなりに多く、政令指定都市を抱えているにもかかわらず、似た境遇（県域4局体制＆テレビ東京系列局が無い＆アニメ本数が時間帯問わず少ない）を持つ県として、広島県（政令指定都市は広島市）と宮城県（政令指定都市は仙台市）が挙げられる。なお、これらの2県はそれぞれ、驚くことに中国地方と東北地方の中心県（地方中枢都市を抱えている県）である。地方の中心を担う県がアニメ過疎地だなんて普通はあってはいけないと思う。
    • また、8地方区分各地の中心県ではないが（人口もそんなに多くはない）、静岡県のような境遇のアニメ過疎地は他にも存在する（岩手・山形・福島・新潟・長野・石川・愛媛・長崎・熊本・鹿児島の10県が該当）。静岡県は政治的その他大人の事情で、結果的に政令指定都市を2つも抱えることになったのであるが、その中ではダントツで人口が多い為に、広域放送圏に挟まれているのに色々アレな現状とセットにして、アニメ過疎地の中でも際立った地域となってしまったのではないかと推測される。
    • 神奈川や愛知はともかく、富士山で隔てた北隣の人口が圧倒的に少なく、民放も2局しかない、2011年の地上波放送アニメが4本とぶっちぎりの最下位で（ゆるキャン△が出てくるまで）ご当地アニメ不毛の地山梨が上記のアニメ過疎地に含まれていないが、山梨はケーブルテレビが充実しており、テレビ東京やTOKYO MXも視聴可能である（山梨県のケーブルテレビ事情を参照）ため、（一部地域を除きケーブルテレビがない）静岡より見れるアニメが多い。このように人口が圧倒的に少ない北隣ですらアニメ視聴が容易な状況であることもアニメ過疎地のむなしさに拍車をかけている。山梨県のくせに生意気だ。あと富士山は静岡のものだから。ついでに各務原なでしこも。でも南部町、お前だけはこの境遇を理解してくれているから許す。
  • 広域放送圏ではその特殊な放送事情から独立テレビ局が存在する。そのため理論上、独立テレビ局自体は広域放送圏内でのみ設立可能である。ただし、茨城県・大阪府・愛知県には設立されていない。
• 日本の民放テレビ五大系列で一番且つ異常なアニメ放送本数を抱えるテレビ東京の系列局が存在しない。
  • そのため、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』と同じく平日17時～20時の間に放送されるテレビ東京系列のアニメがその通りの時間帯に観れない、という現状がデフォルトになっている。テレビ東京系列局を受信できる地域の人間、特に関東民にとってはにわかに信じられないことであると思うが、そうなった結果…
    
    • 静岡県では未放送となるテレビ東京系列のアニメが多数発生する。
    • しょうもない時間帯に（時差）放送されている（深夜帯、あるいは早朝（5時台～6時台））。
    • そもそも系列局が無いので、アニメ番組のTVCM（番宣）そのものが在静の地上波テレビ局に無い。
    …であるために、詰まるところ観ている作品によっては、本来の放送時間帯を問わず「知る人ぞ知るアニメを観ている」扱いにされる場合がある故に、アニヲタ扱いされる場合がある。ただし『銀魂』のように、第2期以降ネットする放送局がゴッソリ減ったとしても原作自体が世間一般的にも有名な雑誌に掲載されており、なおかつ作品自体も有名になっている場合「アニヲタ扱い」されることはおそらく無い。じゃあそれ以外のケースを考えてみると…？あっ、静岡県域では『銀魂』、一度も地上波局から放送されたこと、ございませんので。
  • 2011年をめどにテレビ東京系列局が新設される予定であったのだが、2008年に発生した、いわゆる「リーマンショック」の影響などにより頓挫
    
    • 何故散々アニメ不毛の地と言われ続けてきた静岡県が、突如テレビ東京系列局の新設候補地となってしまったのか・・・実は人口は都道府県単位で計上すると全国で10番目で、京都府・宮城県・広島県よりも多い。なお、9位以上は人口500万人以上を有するが、10位以下で人口300万人以上は静岡県のみである。ただの田舎ではなかったのである。経済の繁栄は主に人口の多さが左右する・・・それを考えると、テレビ東京が宮城県や広島県と並んで静岡県を候補に挙げたのも納得できる。

都道府県別人口及び全国人口に占める割合 （平成24年10月1日現在） ＜参考文献（PDFファイル）＞
順位	都道府県	人口	順位	都道府県	人口
1位	東京都	1323.0万人	11位	茨城県	294.3万人
2位	神奈川県	906.7万人	12位	広島県	284.8万人
3位	大阪府	885.6万人	13位	京都府	262.5万人
4位	愛知県	742.7万人	14位	新潟県	234.7万人
5位	埼玉県	721.2万人	15位	宮城県	232.5万人
6位	千葉県	619.5万人	16位	長野県	213.2万人
7位	兵庫県	557.1万人	17位	岐阜県	206.1万人
8位	北海道	546.0万人	18位	栃木県	199.2万人
9位	福岡県	508.5万人	18位	群馬県	199.2万人
10位	静岡県	373.5万人	20位	福島県	196.2万人
青色：テレビ東京系列局の正式放送対象地域 赤色：テレビ東京系列局を無期限で再送信する地域がある

地元民放局事情の観点から

• TBS系列局であるSBSが、TBSで放送される深夜アニメをほとんど放送しない。
  • 「深夜アニメ番組の放送実績」を参照（例外：「けいおん！」関連、【舞台や原作者のよしみかもしれないが】「夏色キセキ」「勇しぶ。」など、ごく一部）。
  • 仮に深夜アニメ番組のネット地域に含まれたとしても、「けいおん！」（シリーズ）に代表されるように、放送当夜にしれ～っと時刻繰り下げ…などの事は、もはや同局の「お家芸」レベルである。
    
    • 放送直前に念を入れてEPG（電子番組ガイド・電子番組表）をチェックしないヌルいアニヲタは当然 録画に失敗し、法的に問題がない対処法としては映像製品の購入、他県の知り合いに泣きを入れる（、前述したBS機器などを導入し保険をかける）、レンタル 映像媒体を1年待つ、などしかない。
• SBSはTBS系列アニメですらこの扱いのため、UHFアニメは基本放送しないか、放送しても非常に見づらい深夜時間帯に放送する。それがたとえ静岡県が舞台の作品であってもである。
  • 2016年夏アニメおよび2017年秋アニメとして放送された『ラブライブ!サンシャイン!!』は沼津市が舞台であり、放送前から沼津市は大々的にタイアップやコラボレーションを行なっていたが、肝心のアニメ放送はというと第一期は2日遅れの火曜深夜1:58 - 2:28、第二期にいたっては3日遅れの水曜深夜2:28 - 2:58である。ラブライバーや沼津市のアニメファンであればabemaTVに課金してTOKYOMXと同じ日時でネット視聴をするだろうが、ラブライブ!にあまり関心のないアニメファンは課金してまで観ないだろう。
  • 2021年冬アニメの『ゆるキャン△ SEASON2』は浜松市を中心とした県西部が舞台で、こちらも浜松市が気合を入れたPRを行なっているが、静岡県で放送されるのは「アニメ6区」枠、つまり5日遅れの水曜深夜1:55 - 2:25である。こちらもBS11やdアニメストアを使えばTOKYOMXと同じ日時でネット視聴できるが、熱心なファンでもない限りわざわざ課金してまで観るかは不透明である。
    • 『ゆるキャン△』の本来の舞台である山梨県は（ケーブルテレビを使って）TOKYOMXでリアルタイムに視聴できるだけでなく、子供や家族が気軽に観れるよう山梨放送が土曜日の朝9:30に自局枠を設定している。SEASON2は山梨県が舞台の回は少ないのに…これがゆるキャン△後の山梨の本気か。
    • 前作の2018年冬アニメ『ゆるキャン△』は富士宮市が舞台の回があり、富士宮市役所の職員が舞台をキャンプでアピールをしていたが、静岡県では2020年12月時点で放送されていない。つまり（今後、前作の『ゆるキャン△』が放送されるとしても）SEASON2が先に放送されるということになる。2020年冬に放送されたテレビ東京系の第一期ドラマ（内容はほぼアニメと同じ）はSBSでも放送されたけど時間帯はお察しください。
• ケーブルテレビで県外のテレビ局が視聴可能な地域は、西は袋井以西・東は富士川以東（※一部地域を除く）。…であったのだが、アナログ時代に県外のテレビ局を再送信していた地域は、デジタル時代では、県外のテレビ局の再送信は期間限定となってしまった…（※参照：下田有線テレビ放送、伊豆急ケーブルネットワーク）。ただし、唯一系列局の存在しないテレビ東京系列局の放送については、引き続き無期限で再送信できるように、該当テレビ局や総務省（の外局）と協議を続けているケーブルテレビ会社もある。ちなみに浜松市では、旧・浜松市内に限りケーブルテレビでの再送信が2013年10月31日をもって、中京広域4局と愛知県域1局（テレビ愛知）で終了する予定だった…が、なんとケーブルテレビ加入者たちの要望が通る形でテレビ愛知のみ2014年3月31日まで再送信延長、さらにまた要望が通り、2017年3月31まで再送信延長することに！やれば出来るじゃないか旧・浜松市内在住のお前ら！テレビ愛知のみ再送信延長が2度も実現したことで、旧・浜松市内では一応、まだまだ「5系列全て観れる」状況である。ユーザーの声が届くことは証明出来たので、このままケーブルテレビ局対象地域全体へのテレビ愛知の無期限再送信が実現できるよう押し切るかは、加入者の今後の行動次第かもしれない。2度あることは3度ある！
  • 当然、このような現状になっているのは、何も静岡県だけではないことを留意していただきたい。同じ中部地方を見ると、県外のテレビ局を再送信している地域である新潟県と長野県も同じくテレビ東京系列局の再送信は、デジタル時代では期間限定となっている（山梨県は首都圏だから無期限で受信できるのは仕方ないね）。
• 前述の通り、静岡県は文化放送をはじめとする関東地方のラジオ局はエリア外、名古屋の東海地方向けのラジオ局もエリア外なため、「radiko」の静岡エリアがSBSラジオとK-MIX（JFN系列）のみが対象となってしまい、静岡県域で文化放送のアニラジはまず聴取できない。静岡県自体、民放AMラジオ局がSBSラジオしかないうえ、そのSBSラジオがアニラジをほとんどネットしないのも災いしている。
  • 静岡市でも、沿岸部など条件さえ揃えば文化放送の聴取はできなくはないが、ノイズが入りまくって聴取しづらい（前述したKBS韓国放送公社第3ラジオの影響で困難。なお、沿岸部居住民や沿岸部の道路を走行中であれば、SBSラジオを好まず、ノイズ混入は承知の上、あえてニッポン放送など在京局に周波数を合わせて聴取する者も一定数存在し、実際に一部の長大道路トンネル内ではニッポン放送ほかの再送信も行われている〔要望がなければ道路管理者は設備を行わないはずである〕。それら内容・概要は本記事では割愛させていただくので、現地入口表示板を通過する際や、Wikipediaの各トンネル説明記事で確認して欲しい）。
  • ノイズが入りまくる原因は「地獄の全貌」を参照。
  • 一方、浜松市を中心とした遠州地域では、中京広域局の東海ラジオ放送（NRN系列）を受信できる。放送対象地域外であるため電波受信状況はどちらかと言えば弱く、鮮明な受信とまでは言えないものの、ノイズは静岡市と比較してあまり入らないため、そこそこ苦にならずにアニラジを聴取できる（この他、おおむね天竜川を境に浜松市以西の沿岸地域は、愛知県域のFMラジオ局であるZIP-FM（JFL系列）も受信できる）。
  • なお、日本の民放AM局は元々クロスネット局が多い（しかも大半の地域がクロスネット局1つのみの現状）。それでも最近は文化放送のアニラジをネットしたり、自社制作でアニラジを放送しているクロスネット局もある。それらを考慮すると「今日に至ってもSBSラジオはアニラジを敬遠している」と思われても致し方ない。「ならば、（特に中東部在住民は）県外ラジオ局の受信しか手がない！」…しかし、文化放送はノイズが入りまくるし、山梨放送（YBSラジオ）はアニラジを打ち切ったし、信越放送（SBCラジオ）でもアニラジを放送中とはいえ遠距離受信するには電波があまり届いていないし… どーすんのお前ら！ （浜松市の奴らが羨ましい。）
  • 一応、ラジオ関西、ラジオ大阪など近畿地方の放送局はそれなりの出力があり、アニラジ番組もいくつか製作・放送しているので、それらを遠距離受信するという手はある。前者は周波数も低く東方向に強い指向性があるので距離の割に受信しやすく（小笠原諸島でも受信できるという報告もある）、地域や場合によっては昼間でも受信できる（ただし夜間は同周波数でより強い出力の韓国の放送局との混信を覚悟すべし）。後者は近い周波数で強い出力の局がないため夜間なら比較的安定して受信できる。先入観にとらわれずとりあえず試してみるとよいだろう。また、番組によっては文化放送運営のアニラジ専門オンラインストリーミング「超！A&G」でも配信されているので、一度チェックしてみよう。

その他の観点から

• 西は遠州三山・日本坂（・高草山）・宇津ノ谷峠、東は箱根・伊豆半島・富士山・薩埵峠（さったとうげ）、北はそびえ立つ赤石山脈（南アルプス）に加え、興津川・安倍川・瀬戸川・大井川の各流域を構成する結構な標高の山々がタッグを組み、県中部（≒〒42地域）への電波をこれでもかと漏れ無く強力に遮蔽している。そんな二重、三重構造いらんわボケ！フェイルセーフすべき場所は他所だろうが！雪雲、積雪と同時に無駄な電波をブロックする、在静テレビ・ラジオ局の広告部署がメシウマ状態な静岡平野部の標準サービスである。
• いわゆる「ポケモンショック」により「アニメ＝身体に悪い物」というイメージが根付いてしまったため。
  • 静岡県でポケモンを放送しているのはSBS。
    • そのため、ポケモンショックの影響でアニメ放送を全般的に敬遠している可能性がある。
• 静岡県のテレビ局の放送料が、他地域と比べて高額すぎる。
  • 人口で比較し、放送料の安いテレビ局から放送を決定するという現状においては、放送優先順位はかなり低い。
  • コストを抑えたいアニメ制作会社としても、静岡県でアニメ番組を放送するメリットは少ない（「放送によるスポンサー収入メリット＜静岡県域居住の購買者による映像製品収入」？）。
  • また、キー局が圧力を掛けているのでは無く、地方局が放送しない方針を立てているのでも無く、アニメの製作委員会や代理店が「この地域では放送する予算も、放送する必要も無い」としたからという説もある。詳しくは「テレビアニメが放送されない理由」で検索。
• サッカー・Jリーグ1部所属チーム「清水エスパルス」・Jリーグ2部チーム「ジュビロ磐田」が立地しているため、サッカー熱が高く、考えが体育会系寄りに偏ってしまう。
  • サッカーに限らず、スポーツ番組を放送したい（あるいは、Jリーグの現役選手活動から退いた「スポーツタレント」・「コメンテーター」の言うなれば「再就職先確保」）ゆえに、深夜アニメの放送時間を潰しているという事実は否定しがたいであろう。

静岡県全体で共通すること

• フジテレビ系列で放送される日曜朝9時台のアニメは実は「ローカルセールス枠」であるため、時差ネット局が存在する。現在は9時～9時30分の時間帯に『ドラゴンボール改（第2期）』、9時30分～10時の時間帯に『ONE PIECE』が放送されている（2015年現在、『ドラゴンボール改（第2期）』はキー局含む系列局28局中15局、『ONE PIECE』は8局が同時ネットしており、『トリコ』に至っては沖縄県では系列局が放送を一時中断していたことがあった）…のだが、そんな同時ネットしている系列局の中に実は静岡県のテレビ静岡も含まれており（!?）、しかも奇跡的に2本とも同時放送しているという快挙（？）を成し遂げている。ということは、フジテレビ的に静岡県での同時ネットは必要不可欠であるという見解なのであろうか（…いや、普通はこれが当たり前なのだろうが）。余談だが、テレビ静岡はフジテレビ系列の基幹局の一つという意外な立場でもあり、もしかしたら立場上、そういうことが可能であったのかと思うかもしれないだろう（なお「基幹局」の地位に在静局を入れているのはFNS（フジテレビ）系列のみである）。しかし、実際のところ時差ネットしている基幹局もあり、このことは結局特に関係していないものと思われる。
  <フジテレビ系列基幹8局での放送状況>

• 同じく、フジテレビ系列16局ネットで放送される深夜アニメ枠『ノイタミナ』が、2013年7月から同日時差放送されることになり、最速のフジテレビ（関東広域圏）から55分遅れの放送開始となった。なお、テレビ静岡以外に同日時差放送するネット局はフジテレビから80分遅れの東海テレビ（中京広域圏）のみであるため、当時のテレビ静岡は今までの最も放送開始が遅い系列局から、2番目に放送開始が早い系列局となった。「広域局じゃない系列局でもこういう取り組みは可能」と示してくれたとも見て取れる。どことは言わないがTBS系の在静放送局も、曲がりなりにも所属するネットワークの深夜アニメを別け隔てなく、欠かすことなく放送してみるぐらいの努力はしていただきたいものである。
  
  • ノイタミナはレギュラーネット局全体で遅れ時間が短縮され、2014年4月から岩手県の「岩手めんこいテレビ」、山形県の「さくらんぼテレビ」で同時ネット放送が開始された。遅れ時間は最長でも佐賀県の「サガテレビ」の1日と大幅に改善された。テレビ静岡も55分からさらに25分短縮し、30分遅れに縮まっている。結果、静岡県の放送が5番目になったものの、他の番組との兼ね合いが有る中でさらに放送時間を短縮し、静岡に在住するアニメファンが、国内の文化の情報発信の中心である東京に在住するアニメファンと話題となるコンテンツをなるべく早く共有できるようにしているのは評価できるのではないだろうか？
• そんなテレビ静岡ですが、とうとうこんな番組を作ってしまいました。
  
  • もともとテレビ静岡を始めとする在静民放テレビ4局は、東名阪札仙広福の7都市圏のテレビ局を除けば、地方局の中でもそこそこ有名な芸能人を起用した自主制作番組が多い方である。それ故か自主制作能力も高く、ネット局を抱える番組もあったりする。静岡県に泊まりで来た県外の人で静岡のテレビ番組を観た時「なんでこの人が静岡ローカルの番組に出てるのだろう」と思った人がいるのではなかろうか？この文を書いた自分がそうだし。それだけの力があるにも拘らず、何故アニメ放送を多くネットさせることの実現に結びつかないのかは謎である。・・・やはり要する力が異なるのだろうか？
• ココでちょっと需要とは関係のない話だが、日本テレビ系列局である「静岡第一テレビ」が同系列関連の映画作品に製作委員会のメンバーとして参加していることをご存知だろうか？そして、製作委員会に参加した作品の中にはアニメ作品も含まれており、静岡第一テレビは札幌テレビ・ミヤギテレビ・日本テレビ・中京テレビ・読売テレビ・広島テレビ・福岡放送と共に、日本テレビ系列局を代表して以下のアニメ映画作品の製作委員会に参加している。
  • おおかみこどもの雨と雪
  • ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE
  …STV・MMT・NTV・CTV・ytv・HTV・FBSは「親局だったり基幹局だからか…」とまだ何となく理解できるとして、基幹局でもない単なる一系列局のたかがSDTごときが、一体どんな理由で製作委員会メンバーとして参加しているのかは不可解なところがある。ホントに一体、映画のどの部分に携わることになったのだ…!?ただ、こうなると、静岡のテレビマスメディアは、果たして本当にアニメを軽視するような扱いをしているのか…？よく分からないものである。まぁ、東西のお隣と比べたら、テレビアニメ放送の本数が少ないのでそう思われても、仕方ないことではある。

静岡県東部

【東部の地域】
市：沼津市、熱海市、伊豆市、伊豆の国市、伊東市、御殿場市、下田市、裾野市、富士市、富士宮市、三島市
郡：賀茂郡(河津町/西伊豆町/東伊豆町/松崎町/南伊豆町)､駿東郡(小山町/清水町/長泉町)､田方郡(函南町)

• 有名なアニメ・同人ショップは、沼津市と富士宮市にアニメイトが存在している。沼津市の店舗は駅周辺に、富士宮市の店舗はイオンモール内にある。最近は沼津市のアニメイトの近くにゲーマーズができた（前述の「ラブライブ！サンシャイン!!」との実質タイアップ）。
• ほぼ恵まれない中部や延命装置を付けている状態な西部とは違い、実はケーブルテレビを利用することにより、アニメ過剰地に変貌する地域が存在する。_{「アニメ不毛の地静岡」とは何だったのか・・・。}

静岡県中部

【中部の地域】
市：静岡市(葵区/清水区/駿河区)、島田市、藤枝市、牧之原市、焼津市
郡：榛原郡(川根本町/吉田町)

• 県庁所在地である静岡市は、一部地区を除いてケーブルテレビ（トコちゃんねる静岡）を駆使しても地上波でのアニメ視聴が恵まれない。逆に静岡市の中でも清水区の蒲原・由比の2地区は、ケーブルテレビ（TOKAIケーブルネットワーク）でtvkとテレビ東京が再送信されている。_{この2地区を「静岡市の裏切り者」とか言ってはいけない。}
  
  • ちなみに島田市、藤枝市、焼津市の3地域はかつて、ケーブルテレビ（TOKAIケーブルネットワーク）によりテレビ東京が再送信されていたが、「やっぱりどう観ても中部地域である」ことが災いしたのか、デジタル化によって再送信が終わってしまった。
• 逆にアニメ・同人ショップが全国の中でもトップクラスで恵まれている地域だったりする（※普通、アニメ過疎地と言われている地域はアニメ・同人ショップも恵まれていない）。なので、この件に関しては誇っても良いだろう。地場系であるエーツーを始め、アニメイト、メロンブックス、らしんばん、とらのあな、アニメガが静岡市葵区に集中して出店している。_{県域放送されないアニメ作品のPVを映す画面前には、休日や長期休暇時期には若年層の人垣ができることも…}
  
  • ちなみに静岡県内のエーツーは現在、中部地域にのみ集中して出店されている。
• また、アニメ・同人ショップが恵まれているだけでなく、ガンダムで有名なバンダイの工場、そして全国的に有名な地元企業のタミヤ本社、その他様々な関連企業や施設が立地しており、且つ、プラモデル生産量日本一にもなっている。
  
  • 静岡市当局は「ホビーの世界首都」「ホビーのまち静岡」を標榜し、同市駿河区の大型コンベンション施設「ツインメッセ静岡」で毎年5月中旬の週末に「静岡ホビーショー」を開催している。また、静岡駅南口とペデストリアンデッキで直結されたオフィスビル内に常設展示施設「静岡ホビースクエア」を設けているので「それなりに施政者もサブカルを意識している」…のだ、と信じたい。
  • 「清水もつカレー」「かつおぶしのふりかけ」に代表されるような「萌え食」、また静岡県は知られざる「日本酒王国」であることを活かした「萌酒」の開発なども、小さな歩みではあるが、一部の若手によって公共の地上波に頼ることはあきらめ、すでに袂を分かった形での取り組みが始められている。

静岡県西部

【西部の地域】
市：浜松市(北区/天竜区/西区/浜北区/東区/南区)、磐田市、御前崎市、掛川市、菊川市、湖西市、袋井市
郡：周智郡(森町)

• 旧・浜松市地域のみに限り、ケーブルテレビ（浜松ケーブルテレビ）でテレビ東京系列局のテレビ愛知が視聴できるのは前述の通りであるが、現在、無期限再送信を目指してハゲしい攻防が続いている。
  
  • アナログ時代は、愛知県の豊橋中継局が飛ばす電波の範囲がガバガバであったために、別にケーブルテレビ局に入らなくても浜松市内でテレビ愛知を始めとする在名民放5局が受信できていた。しかし、デジタル時代の現在において、中継局から飛ばす電波の範囲が制限できるようになったため、浜松市内で直接受信が出来なくなっている。なお、豊橋市に隣接する湖西市でも在名民放局が受信困難になっている模様である。
• 浜松市は静岡県で唯一、アニメイトが2店舗もある地域だったりする。一つは浜松駅周辺、もう一つはイオンモール内にある。その他、らしんばんも浜松駅周辺に存在しているが、福岡県を除く五大都市圏地域以外でらしんばんが複数2店舗存在する地域はこの静岡県のみである。
  
  • かつては浜松市において、らしんばんは一度閉店し、愛知県豊橋市に移転した過去がある。それから7年後、浜松市に再び開店して現在に至っている。