アフター・グローとは、TVアニメ「遊戯王5D's」に登場する魔法カードである。
本編では未来組ことイリアステル滅四星の1人、アポリアが使用し、後にOCG化もされた。
概要
カードイラストは、荒廃した世界に一筋の光が差しているというもの。"絶望から生まれる僅かな希望"を表現している。
アポリアは親友であるZ-ONEに希望を取り戻してもらうため、絶大な力を持つ彼に対して、このカードを希望としてデュエルを挑んだ。
カードの詳細
通常魔法
発動後、デッキの「アフター・グロー」をデッキからすべて除外する。
その後、このカードをデッキに加えてシャッフルする。
次のターンのドローフェイズにこのカードの効果で加えたこのカードをドローした場合、
相手のライフポイントに4000ポイントのダメージを与えることができる。
※「次のターンのドローフェイズ」とあるが、実際には次の自分のドローフェイズである。
アポリアはこのカードの効果で確実に勝利を収めるために、自身の機皇帝の特性、Z-ONEの時械神メタイオンの手札へのバウンス効果、自身の手札の枚数だけデッキからカードを墓地へ送る未来破壊を活用し、デッキを0枚まで圧縮してこのカードを発動した。次のターンさえ来れば勝利するという状況を作ったが、ここでZ-ONEはアポリアも知らなかった第2の時械神、ラツィオンを召喚し、その効果によってアポリアの墓地のカードを全てデッキに戻してしまう。
アフター・グローを引ける確率は僅か3%。だがそれでも彼は希望を捨てず、必ず引けると信じカードをドローした。
しかし彼が引いたカードは、これまで幾度も自身を絶望の淵に追いやってきた「機皇帝グランエル∞」。
アフター・グローを引けなかったアポリアは、時械神ラツィオンのバーン効果によりライフを0にされ、敗北する。これによりアポリアは、グランエルによって両親・恋人・自身を殺された事になってしまった。この皮肉過ぎる事実に、多くの視聴者が涙を流した。
結果として敗北こそしたものの、その雄姿、情報アドは確かな希望として、チーム5D'sへと繋がった。
ちなみに、TF6においてこのカードを使用できる。効果は以下の通り。
通常魔法(TFオリジナル)
発動後、このカードをデッキに加えてシャッフルする。
次の自分のドローフェイズ時の通常のドローをお互いに確認し、「アフター・グロー」だった場合、相手ライフに8000ポイントライフダメージを与える。
除外効果が無くなり、与えるダメージもOCGライフに準拠した8000となっている。
デスティニー・ドローに設定して引くもよし、他のカードの効果でこのカードをデッキトップに持ってくるもよし。アポリアルートでは彼とタッグを組みZ-ONEと他1名に挑むことになるので、是非このカードを使ってZ-ONEに希望を思い出させてあげよう。
ちなみにこのカードを発動し、見事引き当てると、アポリアが特別な台詞を喋る。彼が希望の未来をドロー出来たことに多くのプレイヤーは感動を覚えた。・・・が、その直後の勝利時台詞の所為で、その感動は台無しになった。
2020年6月20日発売の「COLLECTION PACK 2020」にてOCG化された。効果は以下の通り。
アフター・グロー/Afterglow
通常魔法
このカード名のカードはデュエル中に1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・デッキ・墓地及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
このカードを含む「アフター・グロー」を全て除外する。
その後、除外されている自分のカードの中から「アフター・グロー」1枚を選んでデッキに加える。
次の自分ドローフェイズに、通常のドローをしたカードをお互いに確認する。
それが「アフター・グロー」だった場合、相手に4000ダメージを与える。
TFの効果よりアニメの効果に近い。更にデュエル中に1枚しか発動出来なくなり、発動した分も含めて自分の「アフター・グロー」を全て除外してからその内1枚をデッキに加えるという調整がされている。
それ以外は概ねアニメと同じだが、ダメージも4000に戻ってしまった。OCGはLP8000なのでこれだけでワンキルは出来ない。
このカードの発動後にデッキトップへ任意のカードを持ってくる方法がいくつかあるのと、同じく発動後に同名カードのドローに成功すればワンターンキルも狙えるというコンセプトの「一撃必殺!居合いドロー」はOCG化の際にダメージが倍になる様調整されたが、あちらがドローの成否やダメージ量が相手の盤面に依存するにも関わらず海外の遊戯王TCGでかなりの成果を挙げた結果なのかもしれない。
関連動画
関連項目
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