イタリアンスパイダーマンとは、1960年代にイタリアで製作されたスパイダーマン風作品である。全10話。
東映版スパイダーマッの遥か斜め上を行く、とんでもない作品。
プリントされた唯一のフィルムは大西洋で船舶事故により行方不明になっていたが、2006年になって回収され、修復された後インターネットを通じて公開された。
…というのは全くの嘘であり実は2008年に制作されたオーストラリア製の自主制作作品である。
概要
製作はイタリア、Alrugo Entertainment社。一度倒産したが、創業者の孫によって再建された(フィルムを回収し、公開したのはこの孫たちである…という設定である)。
イタリアンスパイダーマンの特徴には以下のようなものがある。
- 主人公がマリオ風の覆面髭男。女だろうが容赦なく殴る鬼畜男。
- 内容はひたすらバイオレンス。女と酒と薬があればそれでOK。
- 鶏やらワニやらヘビやらひよこやらペンギンやら、本物の生き物を多用している。
- ストーリーは全体的に超展開。演出も非常に安っぽく、あからさまな合成シーンが多く見受けられる。
- だけどドラッグの描写だけは妙に気合が入っている。
- 女優は基本的に美人揃い。
- 表情の演技はものすごくうまいと思う。
言葉で説明するだけじゃあの妙な馬鹿馬鹿しさは伝わらないと思う。とりあえず本編を見に行くのをオススメします。
登場人物
- Italian Spiderman - 情け無用の男、スパイダーマッ!無類の女好き。それでいて鬼畜。ヘビースモーカーでもある。Respect woman.
- Captain Maximum - イタリアンスパイダーマンの敵。ヘビを操ったり、人をヘビにしたり戻したりできる割とすごい能力の持ち主。覆面の下は多分イケメン(第1話参照)
- Captain Maximum の部下 - 2人いる。普段はヘビの姿になっている。どうみてもルチャドール
- Professor Bernardi - 博士。イタリアンスパイダーマンに仕事を依頼する。オッティモー
- Judy - 博士の助手。美人
- Jessica - 博士の姪。今作のヒロイン。( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
- にーちゃん - いちいち驚く度に顔を揺らすな!顔を!
関連動画
英語字幕しか入っていませんが、そんなに難しくないから内容は十分分かるはず。
関連項目
製作秘話
Wikipedia (英語版)によれば、実はいわゆるパロディで、東映版のように国内配給元が独自に脚色したわけではないらしい。
そもそもイタリア製ではなく、製作国はオーストラリア(出演・製作など、イタリア系の人物が多く関わっていることは推測される)。
60年代のイタリア低予算映画風を狙って製作され、2007-8年にかけて「失われた過去のイタリア映画フィルム」としてネットに公開された。
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