イッカク(学名:Monodon monoceros)とは鯨偶蹄目ハクジラ亜目イッカク科に属する生物で、海のユニコーンである。
概要
角のような鋭くて長い牙を持ったクジラ(イルカ)の一種。その特異な姿はクジラの仲間の中でもとりわけ異質である。刺されたら痛いではすまないだろう。
主に北極海近くの極寒の海に生息しており、世界中どこの水族館でも飼育されていないため実物を見るのは不可能に近いと思われる。まさに幻のクジラである。
通常長い牙はオスにしか生えず左に1本のみだが、たま~にメスにも生えたり2本の牙を持つ個体が発見されることも。意味深オスの体長は最大で4.5mほどなのに対し牙の長さは最大で3mを超えることもある。メスはオスより少し小さい。
長い牙の役割については諸説あるが、周囲の環境を測定する感覚器官である、メスに求愛する際に長ければ長いほど有利になる、などが有力。他にも獲物の魚に当てて気絶させるなど武器としても使う模様。案外多目的なもののようである。
主な天敵はシャチとホッキョクグマで、人間もイッカクの漁を行っている。
英名は「Narwhal」「Narwhale」または「Unicorn whale」。牙はユニコーンの角と偽られて売買されることもあった。
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関連項目
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